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"四季折々 この一枚″

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シリーズ「秋の北陸路」(7) 金沢 2

2014年11月02日 12時09分23秒 | 紀行

10月22日、金沢は、この日も朝から雨が降っていました。

駅から周遊バスで「ひがし茶屋街」を目ざしました。

上の写真は、市内の北東部を流れる「浅野川」です。

南西部を流れる「犀川(さいかわ)」と対比し、犀川を「おとこ川」。
浅野川を「おんな川」と呼んでいるそうです。

かっては、加賀友禅の友禅流しが見られた川です。
今は、それも数少なくなり、運が良ければ見ることができる程度だそうです。

浅野大橋の北東寄りの一画に、「ひがし茶屋街」はありました。

金沢三茶屋街のひとつで、1820年、市内中心部に点在していた
お茶屋を集めたのがはじまりだそうです。

キムスコ(木虫籠)と呼ばれる美しい出格子に昔の面影をとどめています。

現在、お茶屋を経営しているのは8軒だけだそうで、
あとは、観光案内や食事処、喫茶の店が目立ちました。

この日は、観光にはむかない朝からの雨で、
市内見物は早々に切り上げました。

そして、予定より2時間余りも早い「特急サンダーバード」に乗って、
帰宅の途につきました。

三日間の「北陸路の旅」でしたが、確かに、「金沢は観光都市だなあ」とおもいました。

見たもの以外にも、「伝統工芸」や「伝統芸能」など、
まだ、古い歴史をのこしています。

加賀百万石の城下町が戦災にもあわず、歴史を、今に伝えてきたのが
大きな理由かもしれません。

金沢市観光交流課が発行したパンフレットを見ますと、
市内には、大小のホテルがあり、民宿も含めて、
宿泊施設は、107件にものぼります。

来年の新幹線乗り入れが、さぞ、待ちどおしいところでしょう。

しかし、これまで伝えてきた歴史は守ってほしいものです。

 

その新幹線ですが、開業は、2015年3月14日です。

東京から高崎、長野を経て、長野新幹線を北上、上越妙高、黒部宇奈月温泉、
富山を通って金沢に至ります。

東京から長野回りの金沢まで、「北陸新幹線」と呼ぶそうです。

東京・金沢間は、ノンストップ特急「かがやき」をはじめ、
「はくたか」や「つるぎ」が走ります。

「かがやき」号で東京から金沢間まで、2時間28分と言いますから早いですね。

その新幹線が金沢から敦賀まで延びるのは、2025年の予定だそうです。

                             (シリーズ「秋の北陸路」は今回でおわります)