・ 先生のジョークは寒い
・ 先生の昔話はつまらない
これらは、私が学部の教養課程の講義を担当した時、必ず受講生から寄せられる意見です(大学の授業歴9年)。授業の学生アンケート結果は、授業を担当する身としてはとても気になること。これらの結果をもとに、自分自身の授業を見直し、更なる創意工夫をこらしたものへ発展させていくことにしています。「寒いジョーク」は、無意識に出てしまうので、なんとかしなければと強く感じているところです。
さて、大学祭での公開講義「メタボ系中年オヤジ、南極大陸を行く」のアンケート結果です。65%の方が「分かりやすく、大変興味深かった」、24%の方が「まぁまぁ興味を持てた」でした。おおむね、好評だったようです。ただし、「難しすぎてよく分からなかった」(1名)や「簡単すぎた」(1名)と言う意見があり、改めて公開講義の難しさを感じました。「簡単すぎた」という方には、参考文献をご紹介すること等で対応できます。しかし、「難しすぎてよく分からなかった」方への対応は、講義後に時間をかけてじっくり説明をすることでしょうか。
公開講義に対する自由意見は、下記の通りです。
・南極に実際に行った人の話だったから楽しかった
・先生の日常と対比した説明は分かりやすかった
・南極の環境について分かって興味深かった
・微生物の世界は楽しそう
・素人向けに、言葉が分かりやすかった
・非現実的な内容ではあったが、写真等で分かりやすかった
・指されたらどうしようか困ってしまったかもしれないが、
興味深く、北大生に戻りたくなった
・先生が話を振ってくださって講義に参加できて良かった
大学の講義の雰囲気が地域の皆さんへ少しでも伝わったようでホッとしています。ちなみに、毎回講義の開始前は緊張で足がガタガタに震えるのですが、生まれつきの内向性は一朝一夕に克服できるものではありませんね。これまた、さらなる経験値を上げなくてはなりません。
次回の、一般向け講義は9月11日(記念日)の18:30~20:00、地球環境科学研究院公開講座(快適環境をまもる微生物たちの姿とはたらき)です。6名の教員によるオムニバス方式の講座です。今度のタイトルは下記の通りです。
「かくされた自然~低温環境で活躍する微生物たち~」
もし良かったら、聴きにいらしてください。お待ちしております。
返信が遅れまして申し訳ございません。しばらく、札幌を離れておりました。
年々学生の様子は変化していますし、私自身も変化しています。授業では、予測していない事態もしばしば生じてしまうため、毎回右往左往しています。そう言う過程で、私自身も学生から学んでいます。
でも、「オヨヨ」とか「ナウい」は、今の学生さんに受けないので、要注意です。