福井 学の低温研便り

北海道大学 低温科学研究所 微生物生態学分野
大学院:環境科学院 生物圏科学専攻 分子生物学コース

汗だくの日曜日

2007-06-10 22:59:38 | 南極

昨日の夜遅く、東京から札幌へ帰宅したにもかかわらず、今朝は清々しく目が覚めました。午後1時から、大学祭の公開講義があるため、しっかりと朝食をとることに。

こういう時は、クレッセントホテル内レストラン「花いち」の朝食が良い。実は、馴染みのお店。いつからか、「花いち」のおばさんが、私のために特製の朝食を作ってくれるようなりました。焼き魚、目玉焼き、大根サラダ、おひたし、煮物、納豆、海苔、漬け物、梅干し、オレンジ、ご飯とみそ汁で500円。バランスが実に良く、お腹いっぱいになります。ここの朝食をいただけば、昼食は抜かしても良いくらいです。しっかりと食べて、会計をすると、おばさんが、「日曜日なのに、お仕事ですか?」と。
「そうそう、大学祭で公開講義を頼まれたんですよ」と、私。
「じゃあ、花いちの朝食を食べたから、バッチリね!」
「それって、結構プレッシャーですよね。私、気が小さいんですよ」
「大丈夫、大丈夫!」と、おばさん。

「花いち」のおばさんに背中を押されて、高機能教育センターのN2教室へ。担当実行委員のKさん(2年生)とNさん(1年生)と打ち合わせをしながら、講義の準備を完了。さてさて、午後1時。「メタボ系中年オヤジ、南極大陸を行く」のスタートです。

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こんなスライドで、動機付けです。途中、参加していただいた皆さんからの発言をお聞きしながらの講義です。ハプニングで、ある男子学生に『夏の想い出』を歌っていただくことになりました。講義を盛り上げる美声でとても良かったですね。もちろん、予告通り、藤原幸一氏の『南極がこわれる』のメッセージもご紹介いたしました。また、愛媛大学の鈴木 聡先生からは、『ペンギンの腸内から抗生物質耐性菌』に関するパワーポイント図をお借りし、その内容もお伝えいたしました。

そして、最後に講義タイトルのタネ明かしです。

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実は、私の講義タイトルは、「毛利衛、南極大陸を行く」のパロディーだったのです。

07061002講義が終わって、実行委員のNさんから花束をいただきました。また、5名くらいの方が私のもとにやって来てくれ、質問やら、お礼のお言葉をいただきました。汗だくで講義を行ったのですが、講義をお引き受けしてよかったと思いました。今回の講義では、いろいろな方からいろいろな形で応援していただき、ありがとうございました。

講義に関するアンケートをとりましたので、今後の講義の改善に役立てていきます。よさこいソーラン祭りの最終日にも関わらず、私の講義に足を運んで下さった皆さんに感謝いたします。

07061001N2教室を立ち去る前に、担当委員のKさんと記念撮影。大学祭の後片付けも大変でしょうが、最後までやり抜いて下さい。応援しています。


07061003070610043時過ぎから雨が降り始めました。こういう時は、模擬店も雨対策で四苦八苦。お客さんが雨でぬれないように配慮するのも、大変でしたね。いつの間にか、雨が止み、まさに「札幌沸騰」でしたね。

気がつけば、午後5時過ぎ。お腹が空いてきました。それもそのはず、昼食を食べ07061005ていませんでした。無性にラーメンが食べたくなりました。札幌駅地下街アピアにある『青龍』で、札幌塩ラーメンを汗だくになりながらいただく。溶けたバターでいい感じにからんだ麺をすすりながら、ふと思う、ラーメンって、メタボ系中年オヤジには最悪だよな! あきたMさんに厳しく指摘されそうですね(大汗)。