福井 学の低温研便り

北海道大学 低温科学研究所 微生物生態学分野
大学院:環境科学院 生物圏科学専攻 分子生物学コース

2018年を振り返って

2018-12-28 23:30:45 | 日記
2018年が過ぎ去り、新しい年を迎えようとしています。

一年を振り返って、すぐに思い浮かぶのは台風21号直後の胆振東部地震です。深夜3時過ぎに地震が発生し、直後に道内全域ブラックアウト状態。すぐさま、寝床の脇に置いてあるヘッドライトを弄り、携帯ラジオのスイッチを入れて情報収集しながら、対応策を講じる。職場の被害状況の確認、そして種々のトラブルシューティング。いろんなことが同時に起こりました。完全に回復したというレベルにはまだ達していませんが、通常の研究活動には支障はありません。

さて、この一年の主な出来事は下記の通りです。

1月
梅澤和寛さんの公開博士論文発表会

2月
嶋盛吾博士来所

3月
樋口芳樹教授(兵庫県立大学)セミナー開催
修了式(博士課程梅澤和寛さん)
植物生理学会札幌大会サテライトシンポジウム

4月
新年度

5月
6月
7月
日本微生物生態学会沖縄大会
中国・揚州大学訪問
Melody Ospinoさん公開博士論文発表会

8月
厚岸湖調査
国際微生物生態学シンポジウム(ドイツ・ライプツィヒ)
Friedrich Widdel教授(マックスプランク海洋微生物学研究所)定年退職

9月
台風21号、胆振東部地震
嶋盛吾博士来所
修了式(博士課程Melody Ospinoさん)

10月
日本陸水学会岡山大会
Jana Tischer(スイス・バーゼル大学)来所・セミナー
新たな国際共同研究スタート

11月
研究集会「環境微生物学最前線」開催

12月
研究集会「雪氷の生態学」開催


いろいろありましたが、何と言っても、恩師のWiddel教授が定年退職したことは、感慨深いものがあります。

私自身の反省点は、野外調査の機会が激減したこと。その理由はよくわかっているのですが、来年はできるだけ頻繁に院生の皆さんと野外調査に出かけて、あたらな発見を目指したいと考えております。

これからも多くの方々の助けていただきながら、未来志向で研究を進めてまいります。

みなさま、良い年をお迎えください。



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