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福井 学の低温研便り

北海道大学 低温科学研究所 微生物生態学分野
大学院:環境科学院 生物圏科学専攻 分子生物学コース

あさいち

2008-07-09 06:45:25 | 食・レシピ

早起きは三文の得。論文執筆は朝に限ります。朝の冴え切った頭脳で、科学論文を毎日書く。この習慣を大学院生の皆さんに是非お勧めしたい。不思議なくらい捗りますよ!

論文を書かなくても良い朝などは、朝市に出かけてみるのも、とても良い気分転換になります。

08070901 見つけました! 朝採りのキュウリ。一盛りで150円。おお、これは買いですね。さて、このキュウリをどう料理しましょうか。


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モヤシをさっと茹でて湯きり。次に、北海道産のでんぷんを使った春雨をゆで08070902 て、適当に切る。ボールにモヤシ、春雨を入れ、ごま油とポン酢をテキトーに加えて和えます。さらに、千切りにしたハムと朝採りキュウリ、そして、カニかまなどを加えて混ぜ、ジプロックに移し、冷蔵庫でソコソコ冷やします。これで出来上がり。メタボ対策には良い食事でしょ!

朝採りキュウリがシャキシャキしていて、とても美味しいです。なんだか、サッポロクラシックが飲みたくなりますね。でも、がまん、ガマン、我慢。


他人の関係

2008-07-08 11:25:46 | 食・レシピ

身の回りの環境、そして地球環境。その保全に関しては他人事ではいられません。

さて、洞爺湖サミット。外国からのお客さまを北海道産の食材で、おもてなしするとか。テレビでデナーの様子が紹介されていましたが、とても美味しそうでしたね。

08070801 08070802 と言うことで、我が家も北海道産の食材をふんだんに使っての晩メシ。北海道産の豚肉、タマネギ、鶏卵を使った他人丼です。食材をダシ醤油でささっと煮込み、とき卵をかけ、そして、きざみ海苔をかけたら、出来上がり。お味噌汁も、北海道産のメークイーンと長ネギです。

パ、パ、パラッ、パッと、今回もとても安上がりで、手早く完成。彩りがイマイチですが、贅沢は禁物です。


もやしだもん

2008-07-04 22:25:00 | 食・レシピ

石川雅之の青年漫画『もやしもん』。その主人公は、微生物の存在を知覚できる能力を有している。すごいなあ。微生物を肉眼で見たり、会話することだって出来るんだそうです。

私たち研究室では、一生懸命話しかけても、忍耐強く働きかけても、その姿を僅かにしかチラチラさせない頑固者の微生物と対峙しています。もっとその素顔を見せてください。お願いします!

さて、さて、朝から会議が続いた日でした。日本微生物生態学会札幌大会のお仕事も加速的に増えています。関係各所へ挨拶に回り、営業活動です。気がつくと、夕方。あっと言う間に一日が終わってしまいます。

08070301 08070303 今晩のおかずは何にしようか? スーパーでは、もやしが200グラムで28円。これは買いですね。帰宅して早速料理。テフロン加工の鍋で、油を使わずに、中華風もやし炒め。そして、ブナシメジをいれた、ふんわり卵スープ。安く、かつ、迅速に夕食が出来上がりました。

おっと、納豆も食べよう。

ネバネバの納豆。蒸かした大豆の表面でBacillus subtilis(納豆菌)たちが整列して、ポリグルタミン酸を生産していますねえ。ワチャ、ワチャー!


夢と希望

2007-05-22 06:59:34 | 食・レシピ

大学教員は、夢を与える職業である。

月曜は、例によって、JR札幌駅前の高級デパート地下食料品売り場で食材を購入する日。昨夕も何とか、閉店間際に滑り込み完了。さてさて、お魚系統はと、店内をスキャニングする。なかなか適当なものが見つからない。あるコーナーで、若い店員さんにせつなく声をかけられる、「お弁当、半額ですよ!」。

07052101で、そのせつない誘惑に負け、「香豚弁当」(半額で、420円)を購入。ところが、この弁当、先週のものに比べて、メタボ系中年オヤジには良いのです。香豚(焼豚のようなもの)は、酢飯の上にそぼろとともに載せられ、こんにゃく、里芋、カボチャ、大根などの煮物が中心に添えられている。きんぴらごぼう、青菜や茄子の煮浸しもありますし。ただ、山菜(ふき)とちょっと味が濃いめと言うのがたまにキズ。

こうした食生活をブログで綴ることに、低温研のAさんは懐疑的。「大学の先生は、若者に夢を与える商売なのに、なんか貧乏臭くない?」と。

そうかもしれない。ただ、大学の先生にもいろいろいて、いろいろな事情を抱えていると言うもの。昔から言うじゃないですか、「学者貧乏」って。

札幌での食生活に関する情報は、夢を与えないかもしれませんが、親元から遠くはなれて一人暮らしを始める大学院生には希望を与えるのではないかと思っております。420円で、健康に多少配慮した経済的な夕食ができるのなら、大学院の5年間を何とかやって行けそうだと思いませんか? たとえ、自炊が不得意の若者であったとしても。

最後に、我が身への戒めの言葉。またもや、シュフ度の高い若手キョウインEさんにカンパイ。いつの日か、研究漂流生活に光あれ


今晩の煮物

2007-04-14 22:09:31 | 食・レシピ

ジンギスカン、札幌みそバターコーンラーメン、スープカレー、スノーブランドのチーズやアイスクリーム、そして憩いのお店のマルセイバターサンド。札幌にはおいしい食べ物がいっぱい。誘惑に負けて、こうしたおいしいものを食べ続ければ、経済的に破綻してしまう。それだけはありません。私のような、冴えないメタボ系中年オヤジには、健康上のリスクを抱えてしまう。

南極観測隊に参加していた時は、体が締っていて、動きにキレがありました。ところが、1年経過すると、体重は増加の一途をたどっています。気になるのは、やはり、おなか周り。ウェストが大きくなれば、ズボンを買い替えなくてはなりません。これも、経済的な負担が増します。

やっと冬も明けたことですし、適度な運動を心がけ、食事にも気をつけていこうかと思っています。そこで、今日は週末と言うこともあり、今晩のおかずとして煮物を作ることにいたしました。

スーパーでは、旬の野菜が安売りしています。今の季節は、なんと言っても筍でしょうか。新ジャガも出回っていますね。

と言うことで、材料は、筍、新ジャガ、ニンジン、椎茸、糸コンニャクそして豚肉です。味付けは、だし、醤油、砂糖と単純ですが、薄味に仕上げることが肝心です。それから、灰汁を丁寧に取り除き、ジャガイモも煮くずれないようにすれば、煮汁は濁らず、透明に仕上がります。煮込み中、コンニャクと肉は物理的接触を避けないといけません。そうしないと、肉が硬くなりますよね(←はい、なぜでしょう?たく坊さん答えてください!「生物学概説」で説明しましたよね)。

070414さあ、できあがり!肉も柔らかく、ジャガイモも型くずれしていません。ジャガイモを箸でつまむと、ホロッとくずれ、ホクホクです。もちろん、薄味ですが、すべての材料に味が滲み込んでします。灰汁抜きされた筍も程よい硬さで、春の味わいですね。

最後に、煮物を作る際のコツをお教えいたしましょう。作りすぎないことです。なぜなら、ジャガイモを含んだ煮物は冷凍できないので、無理して全部消費してしまおうとするからです。これまた、メタボ対策には最悪です。


お寿司に合うもの

2007-02-03 12:25:55 | 食・レシピ

札幌駅前アスティ45最上階の炉端焼き店『炙屋』では、すし醤油と刺身醤油を使い分けています。ここのすし醤油は、すし飯に良く馴染み、あっさりとしており、すしネタを引き立たせます。

ある日、スーパーで買った「生すし」を自宅でいただくことに。お湯を沸かして、「あさげ」を用意。さてさて、いただきましょうか。あれっ? お醤油をスーパーでもらってくるのを忘れてしまった! 冷蔵庫からボトルを取り出し、小皿に注ぐ。

何からつまもうか? よし、サーモンから。サーモンを醤油につけ、口に運ぶ。うっ? ちょっと酸味があるな? ああ、そうか、サーモンに乗せたスライスレモンの味か。

つぎは、となりの帆立。これまた、酸味が残る。スーパーの閉店間近で安売りのパックだから、調理してから時間が経っている。その間に、レモン汁がとなりの帆立にぎりに移動したんだろう。それとも、スーパーが酢飯を作り間違えて、酢を余分にいれたのか? いやっ、腐敗が進んだか? まあ、いいか?

よし、真打ち登場と言うことでマグロ。醤油をたっぷりつけて、パクッと。やはり同じ酸味。おかしいな。

ボトルのラベルを見たら、バルサミコだった。

典型的なAbsent mind professorですね。ただ、サーモン、帆立、マグロにぎりも、意外とバルサミコに合うのではないかと思います。そう思うのは私だけかと思っていたのですが・・・。

今日のQP3分間クッキング、お寿司のタレにバルサミコを使っていました。穴子のタレのように、バルサミコを煮詰めて使うのだそうです。

お寿司とバルサミコ、機会があったら試してみてください。


名付けられたうどん

2007-01-11 01:54:00 | 食・レシピ

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この写真のうどん、あなただったら、どんな名前を付けますか?

かしわうどん?それとも?

北海道大学の札幌キャンパスには、食事をする場所が少なくとも9カ所あります。低温研から最寄りの食堂は、生協の北部食堂と「はるにれ」(1階が中華バイキング、2階がうどん専門店)です。

北部食堂
は教養課程の教室棟に近いこともあって、エネルギーに満ちあふれた学生でいっぱいです。そうした学生向けにボリューム満点のメニューがほかの食堂に比べて多いような気がします。

さて、上記写真のうどんですが、「松健うどん」(380円)と名付けられています。北部食堂限定品です。普通のかしわうどん風なのですが、不思議な名前です。勇気を出して、「松健うどん」調理担当の方に由来をお聞きいたしました。

かしわは鶏肉、この鶏肉をブラジルから輸入、ブラジルと言えばサンバ、サンバと言えば松健サンバ、だもんで「松健うどん」だそうです。ふふふ。きっと松健ファンの方が名付けたのでしょうね。

02_24この「松健うどん」のすごさ(?)は、だし汁が関西か関東かを選べること。さらに、うどんだけでは物足りない若人のために、ジャンボチャーシューおにぎり(120円)もセットできること。栄養のバランスはいまひとつですが、お腹いっぱいになります。

そういえば、松平健さんは1月16日からテレビ朝日系列ではじまる「遠山の金さん」で主役を演じるとのこと。「松健うどん」の名付け親さんは、きっと松健金さんを楽しみにしているに違いない。


研究室大鍋でポトフ

2006-11-28 21:27:46 | 食・レシピ

都立大の大学院生が私たちの研究室で10日間実験を行うことになりました。

Photo_43今晩は彼女の歓迎会を兼ねて、研究室でポトフを作りました。隣の研究室から大鍋を借りての料理です。大量に作ったので、明日まで残るのではと危惧していたのですが、最終的に大鍋がすっかり空になってしまいました。

今回は、ラオスに調査旅行から帰国した院生がお土産で買ってきてくれた陸稲も炊きました。小豆色でもちもちした食感。おいしい一品でした。

そうそう、今日は、キャベツを忘れずに入れました!