団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

総設備容量

2009年04月18日 | 太陽光発電

  2005年に設置量でドイツに抜かれ(第2918回)、2007年実績(第3080回)で太陽電池の生産量も抜かれてしまった日本ですが、今や3位に落ち込んだそうです。

    日本経済新聞より

  (4/6)日本、太陽光発電世界3位に転落 08年総設備容量

 日本の2008年末時点の太陽光発電の総設備容量は200万キロワット弱で、スペインに抜かれ、前年の世界第2位から3位に転落したことが、民間国際団体の再生可能エネルギー政策ネットワーク21REN21、本部ドイツ)の6日までの調査で分かった。

 08年に新たに設置された太陽光発電の容量でも前年の3位から4位へと後退し、日本の再生可能エネルギー開発の立ち遅れは鮮明。政策の見直しを求める声が強まりそうだ。

 REN21によると、08年末の太陽光発電の総設備容量はドイツが1位で540万キロワット。2位は1年で急増し230万キロワットに達したスペイン。

 3位の日本は197万キロワットにとどまり、05年にトップの座を奪われたドイツのわずか40%弱と、さらに水をあけられる結果となった。

 スペインは昨年1年間の新設容量が、大型原発1基分を上回る170万キロワットと世界最大。2位はドイツ(150万キロワット)、3位は米国(30万キロワット)で、4位の日本は24万キロワットだった。

 風力発電の総設備容量でも日本は08年末現在、190万キロワットで、世界トップを争う米国やドイツの12分の1以下と大きく差をつけられた。

 REN21は、再生可能エネルギーの開発が急速に進んだ国はいずれも、太陽光や風力からの電力を、長期間にわたり有利な価格で買い取るよう電力会社に義務づける「固定価格買い取り制度」を導入していると分析。

 日本政府も最近、電力会社に再生可能エネルギーでつくった電力を一定量買い取るよう義務付ける制度を一部変更、太陽光発電については一定期間、有利な価格での買い取りを義務付ける新制度の導入を決めた。〔共同〕

 とうとうスペインにも抜かれてしまったんですね。第3448回で取り上げた電力固定買取制度もドイツやスペインのような売電全てを買い取るものでないし、産業用でなく家庭用だけなので大きな数字を稼ぐのは難しそうなので、もう一度世界一に返り咲くのは難しそうです。
  10兆円の補正予算でばら撒かずにどうせやるのなら太陽光一本に傾斜配分すれば一気に世界一の奪回も夢ではないと思うのですが、何をやっても中途半端な日本にはもう期待できないのかもしれません。

もったいない話です!



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