団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★呉服と着物の違いのお話

2023年06月19日 | 誇れる日本

 子供の時の寝間着くらいしか和服を着た経験は有りませんが、今頃になって和服を捨てた日本は正しかったのだろうかと考えることもあります。
  洋服には手軽さがありますが、和服には日本の気候に合っているように思えるのです。
  とは言え、実際に和服で生活したことがないので本当はどちらが良いのかは分かりません。

  ねずさんがそんな和服について書いてくれています。

  何時ものように全文をリンク元で読んで下さい。

  ねずさんの学ぼう日本より  2023/06/16

  呉服と着物の違いのお話

  ・・・略

  いまでも原宿や青山あたりに、派手な最先端のファッション店がたくさんありますが、江戸のはじめころのああいった派手系のお店が、呉服屋を名乗っていたわけです。

 要するに、呉服は、もともとは単に「繰って織った布で出来た服」を指す言葉を意味したし、着物は単に「着るもの」を意味した言葉だったのだけれど、江戸 のはじめの歌舞伎と三国志演義の出しものの影響で、呉服がなんとなく、海外のモノをイメージする着物の最先端ファッションを意味する一般名詞へと変化し、 これが時を経て、江戸の末期には、着物全般を意味する言葉へと変化していったわけです。

 ところが幕末から明治にかけて、西洋から男物は筒袖にももひき姿の衣装、女物はすその広がったスカートの衣装が入ってきます。
さらに明治政府は、文明開化のために洋装を奨励しました。

 このため、従来の被服が和服、西洋風の被服が洋服と分けて呼ばれるようになったのですが、このとき、もともとあった呉服や着物という名称もそのまま生き残りました。

 さてその和服、戦後洋装化に拍車がかかったために、いまや和服は絶滅危惧種になりつつあります。
けれど、着たらわかりますが、自然と姿勢が保たれ、また、夏の暑いときには、人は脇の下にびっしょり汗をかきますけれど、和服はそこが空いているわけです。
やはり、高温多湿の日本の気候にあっているというか、夏、和服は意外と涼しいし、冬は温かいものです。

 ところが近年職人さんがみなさん高齢化し、実はあと30年もしないうちに、呉服の柄を書ける日本人の職人さんが絶えてしまいそうな危機にあります。

 理由のひとつが、近年の中国柄です。
日本の職人さんに、絵柄を描いてもらうと値段が 高いのでと、Chinaに行って、Chineseの絵描きさんに柄を描いてもらう。

 ところが、やはり日本人とChineseの感性の違いで、色使や絵柄から、日本人の職人さんの描く、やさしさやすなおさが消え失せ、派手で手抜きの電飾のようなケバケバしさだけの絵柄となってしまいます。
China柄やChina染は、伝統的な和服の控え目でいるようでいて、精緻でキメの細かな和服の熟練の美しさがなかなか出ません。

 近年、日本の伝統文化が次々と失われています。
しかし、文化の継承、技術の継承こそが、新たな文化や技術を開くのです。
文化も技術も持たずに、ただ目先の利益に飛びつくことが、いかに脆弱なものかは、お隣の国を見ればあまりに明らかです。

  伝統文化がこうして消えていくことが本当に良い事なのでしょうか。西洋崇拝がこんなところにも影響しているのかも。
  もう一度日本の文化を見直すことも必要なのかも。 


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