団塊の世代のつぶやき

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北へ圧力という中国への期待は幻覚だった

2017年07月16日 | アメリカ

 やっと、トランプさんやアメリカ人が中国に対する誤解に気が付いてきたのでしょうか。それとも、何か裏があるのでしょうか。

  と言うか、アメリカが戦前から中国を過大評価していたことに気が付き、絶対に付き合っては行けないことに気がついてもらいたい。とは言いながら、未だに、それに気が附かない日本人が大半なのですから、やはり期待薄かもしれません。

  何時もの宮崎さんが、トランプさんが中国に期待するのは幻覚だったと書いてくれています。
 
  宮崎正弘の国 際ニュース・ 早読みより  平成29年(2017)7月5日(水曜日)弐 通算第5341号  

 北朝鮮が ICBM発射に成功。G20で米中首脳会談の優先議題に

  トランプ「北朝鮮へ圧力をかけるという中国への期待は幻覚だった」

 7月4日、日本は台風騒ぎに明け暮れ、北朝鮮のICBM発射実験成功はトップニュースではなかった。軍事脅威不感症の所為 だろう。
 
 トランプ大統領は「中国が行動を取らないなら、米国は単独で行動を取る」としたうえ、7月6日ドイツのハンブルグで行われ るG20の最中に、日本と韓国の首脳を招いて米日韓の首脳会議を行うとした。翌日7月7日には安部、文在寅会談が予定されて いるが、その前夜に三者会談が行われる段取りとなった。

 ところが文在寅は北のICBM成功に関して記者会見し、「まだ引き返せない地点ではない」と幻想的な見通しを語っている。

 トランプは中国への幻覚を捨てた。中国が北朝鮮へ経済制裁など具体的で効果的圧力を架ければ事態は解決するという、根拠の 薄い期待を抱いていたため、4月の米中首脳会談でトランプは習近平に百日の猶予を与えたとされる。
しかし中国はまったくやる気がないばかりか、ぶつぶつと米国に文句を言い出した。

 北朝鮮のICBM事件は、米海軍の空母二隻(カールビンソンとロナルドレーガン)が日本海から撤退したことを見計らい、韓 国の油断、中国の事情などを勘案した上で、発射した。慎重にタイミングを計算しているのである。

 7月2日、トランプは習近平に電話をかけている。その内容は、大統領が休暇先からワシントンへ戻った3日夜(日本時間7月 4日)に、ホワイトハウス筋からリークされた。習近平は、トランプに対して北を制裁しない理由付けに多くの苦情を述べたとい う。


 ▲中国が北朝鮮を制裁するなどという米国の期待は幻想だった

 習近平が米国への不満は次の五つではなかったかと消息筋は推測している。
 第一にトランプ政権は「一つの中国」の原則を守るとしながらも台湾へ14億ドルもの武器供与を決めたではないか。
 
第二に米国が中国大使などを通じて「人権問題」に言及し、劉暁波の米国亡命受け入れなどを示唆するのは内政干渉である。

 第三に米国は中国の丹東銀行に対して北朝鮮のマネーロンダリングや不正送金に手を貸したとして制裁した。
 
第四に中国の鉄鋼製品をダンピングなどと言いがかりをつけて400%前後の報復関税を課している。

 第五に南シナ海における「航行の自由作戦」という米国の軍事行動は中国の主権を侵害する深刻な、由々しき挑発行為である等 等。

 トランプは習近平の発した小言を聞いた上で、これまでの中国幻想を捨てた。
不誠実な、約束を守る気がはじめからなかったことに気がついたのではと、ニューヨークタイムズ‘7月4日付け)が珍しくまと もな分析をしている。

  これがトランプさんの本音であることを期待したいものです。とは言いながら、本当であるかどうかはこれからの様子を見るしかなさそうです。
  トランプさんも、ここまで期待したことを恥として、二度と中国に期待するなんてことにならないようにして欲しいです。とは言いながら、やはり、まだまだ、金に転ぶのじゃないかと心配してしまいます。
  中国を叩き潰すことで世界の救世主としての名を残しましょう。金と名誉のどちらをとりますか。

トランプさんの矜持に期待します!

 



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