あの役に立たない国連がロシア避難決議を採択したようです。決議自体には何の効果もないのでしょうが、世界のロシアに対する考えはよく分かります。
ここでも、ロシアの味方は圧倒的に少ないようです。やはり、プーチンは追い詰められたようです。
自棄糞の乾坤一擲を放つのでしょうか。その時は、何度も書いてますが、是非、特亜3国を道連れにして欲しいものです。
宮崎さんが取り上げてくれています。習皇帝はこの期に及んで棄権とは、やはり度胸がないのか悪賢いのか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022) 3月3日(木曜日)弐 通巻7244号
国連総会、146 vs 5 でロシア非難決議
ロシアに賛同した五ヶ国と、棄権した35ケ国の内訳
3月2日、国連は臨時総会を開催し、露西亜非難決議を採択した。ロシア非難が圧倒的に146.反対は5.
ロシア支持はロシア、ベラルーシ、北朝鮮、エリトリア、そしてシリアだった。
棄権組は35ケ国にのぼり、中国、印度を筆頭にアンゴラ、アルメニア、バングラ、キューバ、カザフ、イラン、イラク、南 ア、ジンバブエ、ベトナム、キルギス、スリランカ、
モンゴル、パキスタン、スーダン、ブルネイなどだった。
プーチンの描いた戦争プロセスは幻想だった。現実はゼレンスキー大統領暗殺に向かったチェチェン特殊部隊が返り討ちにあ い、チェチェンの凶暴な指導者は殺害された。ゼレンスキー大統領の支持率は91%。ウクライナ国民が彼の元に団結し、モラル が高まったことが最大の誤算だろう。
反対にロシア兵の戦意はきわめて低く、ウクライナに攻め込む作戦の渦中にいることさえ知らない兵士が捕虜となって告白して いる。「これは何のための戦争なのか?」と。
ついでドイツが明確に反ロシアに転じたことも、カザフスタンが裏切ったこともプーチンの誤算、そのうえEU諸国が結束して 経済制裁を強めたことだ。
ウォール街のファンドは、ロシア債券を多額に抱えるが、それが不良債権になろうとも、制裁に協力した。これもプーチンの誤 算だっただろう。
日本企業もサハリン2操業が危ぶまれ、トヨタはロシアにおける生産を中断。同様に西側企業のロシア撤退が続き、「無限のパー トナー」、「無二に親友」だったはずの中国がやや日和見気味となった。
ロシア経済制裁が金融、ハイテクばかりかロシア関連の西側企業のすべてに及ぶとは、ウイグル製品ボイコットの嵐に見舞われ た中国の窮状より深刻な状況となった。
しかるにロシア国内では、プーチン皇帝の周囲に諫言する政治家が不在となれば、ロシア軍のクーデターか。或いはプーチンは生 き残りを賭けて戦争のエスカレートに驀進するか、選択肢は狭まった。
さて、プーチンはどうするのでしょうか。