団塊の世代のつぶやき

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運慶

2008年03月24日 | 日本再生

  第3072回でトヨタさん買ってくれませんかと言っていた運慶作と見られる仏像のオークションが開かれました。

運慶作品:三越が12億5000万円で落札…米国の競売

運慶作と見られる大日如来像

 【ニューヨーク坂東賢治】鎌倉時代に活躍した仏師、運慶(生年不詳、1223年没)が制作したとみられる「木造大日如来坐像」(個人蔵)が、ニューヨークで18日午前(日本時間19日未明)に開かれたクリスティーズのオークションにかけられ、三越百貨店が1280万ドル(約12億5000万円)で落札した。クリスティーズによると、海外の競売で落札された日本の美術品としては過去最高額。

 東京国立博物館の調査で運慶制作の可能性が高いと判断された作品だが、輸出が禁止される国宝や重要文化財の指定を受けていなかった。日本では国宝級の作品の国外流出を懸念する声が強まり、署名運動も起きていた。三越百貨店が落札したことで、国外流失の可能性はひとまずなくなったとみられる。

 ヒノキ材で作られた仏像は金色で高さ66センチ。クリスティーズでは日本、韓国の古美術品を集めた今回のオークションの最大の目玉として紹介。推定落札額を150万ドル(約1億5000万円)から200万ドル(約2億円)と見積もっていた。

 文化庁によると、運慶の作品は推定を含めて12件が国宝か重文指定を受けている。しかし、この仏像は個人が所有し、同意が得られなかったため、文化財指定の対象になっていなかった。毎日新聞 2008319

  三越は顧客に頼まれて落札したそうです。これで取り敢えずは日本から流出することはなくなったようですまさかトヨタさんじゃないでしょうね。それとも個人で買ったのでしょうか。あるところにはあるんですね。

 この競売に出した元の持ち主がインタビューに答えていましたが、金融関係のサラリーマンだったかでつい何年か前業者から真面目に働いていたサラリーマンだったら買える程度の金額で買ったのだそうです。とは言いながら金融関係の人ですからウン百万てことは無いのじゃないでしょうか。

 その方はもしやと思って鑑定してもらったところ「運慶」作ということになり、これは自分が保管するには荷が重過ぎるとして国の機関に売却を持ちかけたが、値段が折り合わず、分割も無理と断られ仕方なくオークションにかけることにしたそうです。

  こうなると、お国も何をしているのかと言いたくなります。予算などで無理なのかもしれませんが、何となくお粗末な話に思えてしまいます。 

  果たして、買った人が本当に日本の方なのかその当たりも何とも言えませんね。買主が公表してどこかの博物館にでも寄贈したなんて話になれば面白いのですが。

表に出てくるでしょうか!