団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

メーカーの頑張り

2007年02月06日 | 太陽光発電

  

日本の未来より自分たちの利権にしがみつく族議員や官僚たちをよそに太陽電池メーカーは世界の需要に答えるべく頑張っているようです。尤も、これだって日本より海外の方が儲かるからには違いありませんが。

  シャープ → ニュースリリース 200722

  英国生産拠点の製造ラインを増強  欧州での太陽電池モジュールの生産能力を220MWに拡大 

  シャープは、英国のウェールズ・レクサムにある生産拠点、シャープ・マニュファクチャリング・カンパニー・オブ・UK(SUKM)の太陽電池モジュールの生産能力を、20072月に現在の110MW(メガワット)から倍増し、年間220MW体制にします。

SUKMは、米国に次ぐ海外で2番目の太陽電池モジュールの生産拠点として、2004年春に年間生産能力20MWでスタートし、以来、20055月に50MW、20062月に110MWと、生産能力の拡大を図り、今回さらに220MW体制に増強するものです。

 欧州における太陽光発電システムは、これまでドイツが市場を牽引してきましたが、電力買取保証制度が日照時間が長く高い発電効率が期待できるスペイン・イタリア・ギリシャ・フランスなど20カ国に広がったこともあり、直近ではこうした地域を中心に設置件数が急激に拡大しています。・・・以下略

  ドイツだけでなくヨーロッパ全域に広がっているようです。こうなるとメーカーもバカな日本を相手にしていて世界の市場を逃がすわけにはいかないでしょう。当分は日本は適当にあしらっておいてヨーロッパやアメリカの需要に答えていくことに力を注ぐのじゃないでしょうか。残念ながら、日本が太陽光発電の後進国になるのも近そうです。

  もう一つ、第2680回で取り上げた球状シリコンのフジプレアムがいよいよ工場建設にかかるようです。

  日刊工業新聞より

  フジプレアム、兵庫に太陽電池専用工場棟

  【姫路】フジプレアムは集光型球状シリコン太陽電池(CB)を量産するため、光都工場(兵庫県)に太陽電池専用の工場棟を完成した。2月から試作を始め、3月中にもCBモジュールの生産に入る。

 工場棟は敷地2万3000平方メートル、建築面積6100平方メートルの規模。1階がモジュール組み立て、2階がCBセル生産の専用スペース。試作を始めるのは1階のモジュール組み立てで、月産能力は1メガワット。CBセルは量産に至っておらず、3月からの供給は月間250キロワット程度にとどまる見通し。

 2階のCBセル量産工場は10月完成の予定。セルからモジュールまで一貫生産体制を構築し、年内には月産1メガワット規模でCBを供給する計画。

08年には月産3メガワットに拡大、CBだけで年間80億円から90億円の売り上げを見込む。

 いよいよ新しい技術が動き出しそうです。それにして、もうこうなったらメーカーに頑張ってコストダウンをしてもらってからでないと日本の太陽光発電の発展は無いかもしれません。太陽光発電の後進国としてのんびりとやりますか。

残念ですね!