キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

無花果を植える

2018年03月24日 | Weblog
朝からからっと晴れない天気で散歩に出るタイミングを失い、3日前に買った日本無花果の苗を娘と一緒に植えることにした。
先ずは何処にしようかとあれこれ迷ったが、毎年ミニトマトを植えている母の居間の南側に決め、娘がスコップで穴を堀り、僕が腐葉土を集めてきて穴に入れた。
庭の南東角も候補だったが、檸檬を植えたいとの妻の要望があり、その場所は檸檬に譲ることにした。
一人で植えることも出来たが、自分で植えて育てた木には愛着あるから、先が長いやつが植えたほうがいいだろうと娘にもやらせた。
はたして木が育って無花果を食べることが出来るかなあと、以前は考えもしなかったことうを考えるようになった。
今後ますますこういったことを思うケースが増えるんだろうなあ、今まで長いこと生まれた時から今を観てきたような気がするが、今は死ぬ時から今を照射するような感じになってきている。

昼は皆でピザ屋へ行こうかと妻が提案したが、娘が何時でも行けるし面倒だから、パスタでも作って家で食べようと言ったのでピザは立ち消えとなった。
パスタは喰いたくないので炊き込みご飯がいいと要望したら、出汁がないからと妻が言うので、おでんの汁があるじゃないかとこたえ、昼はおでんの出汁に人参、鶏肉、牛すじ(おでんの種)を使った鶏飯になった。
これがめっぽう美味くて、人参と多分練り物から出た甘味が程よく、旨味もたっぷりとあり、堅めの炊き上がりで米粒が立ち、4人で4合を食べてしまった。
葉唐辛子の佃煮がよく合い、味噌汁の生若布も春らしくて美味かった。

プレシネはスパゲティウエスタンでフランコ・ネロ主演「真昼の用心棒」原題Tempo di Massacro(虐殺の時)、町を牛耳る悪徳な権力者に異父兄弟で立ち向かう物語、格闘と撃ち合いはあったが、ラブロマンスはなく、町のボスが実は父親だった。
町の悪徳ボスは繰り返し西部劇に出てくるが、開拓時代にはそこら中にいたってことだろうね。
邦題の「真昼の用心棒」は、全く意味不明ながら、興行面での成功を願った命名何だろう。

下の息子と葛川沿いの桜並木の開花具合を見に散歩に出た。
木によって2分咲きから4分咲きくらいだったが、雨の中でも開花が進んでいる、見頃は週明けになるかな。
家族での神揃い山の花見の日を決めなければいけないが、満開の予想が立てにくいね。

母がデイサーヴィスから戻る時間に合わせて帰ってきて、相撲を一緒に観た。
期待した逸ノ城は体型とは裏腹に尻すぼみだったな、鶴竜が立派だった。
こんな調子で春場所が終わりそうだが、ちょっと情けないね。
絶対的に強かった白鳳が陰りを見せて、次なるスターが生まれるか割拠しなくちゃいけないのに、オールドスターの鶴竜が優勝では、何れ人気に翳りが出てくるよ。

晩飯は深海魚の煮付け(ゼラチン様の白身で初めての食感だった)、豚汁、アーモンド、おかき、カンパーニュとハムチーズ、ワインは昨日のカンティーナイノセンティ・ヴィノノビレディモンテプルチアーノ2010とヴィヴァンコ・ガルナチャ2011、やはり昨日より今日のほうが美味い。
テヌータ・マリオン・グラッパ・ディ・プロセッコを軽く2杯のみ、最後はBlond Bio de Vezelay、KIRINペーリエールを飲んだ。

7時から「京都人の密かな愉しみ」桜に纏わる陶器に秘められた恋物語、虚実が混じった構成で、ベンチャーズと渚ゆう子の「京都慕情」が流れ、中々いい。
7時半から「美の壺 屋根」ひわだぶき、茅葺きは、その内無くなって仕舞うだろうなあ。
8時に娘が帰って来て、話ながら飲み、9時「新日本風土記 常磐線」を懐かしく観る。
大学の3、4年を上野から松戸まで、常磐線快速で通った。
当時乗っていた快速は取手、我孫子行きだったような気がするが、名前から水戸を通って常磐迄の線だと思っていた。
今回、常磐線が仙台まで続いているのを知る。
10時頃、妻が加わり、アイスワイン、ベーレンアウスレーゼ、コニャックベースのリキュール3種を勢いよく飲み始め、1時間ほどで2階の自室に戻った。
西部劇での荒くれガンマンがバーボンを一口で煽るのに似ていたね。

僕は11時頃まで飲んでいたんだろうか、今朝は5時06分に目が覚め、二日酔いでもなく快調だ。
鳥の声の中に鶯の声が混じっているのを聴く。
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