キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

法治国家とは

2019年03月19日 | Weblog
大した二日酔いでないと思っていたが、午後から夜にかけて一気に疲れが出て終日何もできなかった。
午前中はベッドで横になり、木田元「私の読書遍歴」を読んだが、1時間ほどは眠ったようだ。
昼飯に呼ばれて階下に降りたが、妻がどこかのレシピーにあったサンドイッチを作っていて、庭から採って来たレタス、ゆで卵、トマト、牛肉の細切れを味付けした炒めたもの、豚肉ロース焼き、胡瓜、人参は細かく切られて塩揉みされていて、ハム、メカジキをオリーブ漬けにしたものなどが並んでいた。
パンは山下のバケット、カンパーニュ、クルミパン、西友のパン屋で買ったという食パンとロールパンがあった。

本人はこの素材を全部食パンに入れて、大口を開いても口に入らないくらいの厚さのサンドイッチを作っていたが、どうして女はごった煮のようなものが好きなんだろう。
味噌汁もこれと同じで、何でもごたごた入れる、豆腐と若芽、油揚げと葱などせいぜい2種の具でいいと思うし、汁と具のバランスも酷く悪い。
味噌の汁に具が入っているのが味噌汁だと思うが、具が押し競饅頭している隙間に汁がようやく確認できるようなものを作る。
ともあれ、本人はこのサンドイッチが作れてご機嫌で、バカみたいに大口を開けてかぶりついていた。
僕はバケットに控えめに具を入れて大人しく食べた。

プレシネは「ジュリアス・シーザー」1953年 米映画だったが、一度観たことがあり、シーザー役の俳優が気持ち悪くて観る気がしなかったが、最初の30分だけ観た。
舞台を映画化したようで、映画の持っている特性が発揮されず面白くない。
夜もあるからと二階に上がり昼寝した。

3時に下の息子と散歩に出る約束をしていたが、時間に正確な彼はきっかり3時に部屋にやって来た。
北へ向かい西友でプラチナの万年筆と日焼け止め、濡れナプキンを買った。
大山道の一本東に通っている小道を通り、秋葉山を越えて娘の家に寄り、パチの世話をした。
まだ五日ほどしか新居に居ないので、どうしているかと思っていたが、二階に居て割と元気にしていた。
窓が締まって熱いので網戸にして空気を入れてやると、南に面した一番大きな窓のところで新鮮な空気に当たっていた。


5時前に家に帰り、相撲を観た。
北の富士が解説で、向こう正面に豪風がいたが、この人面白そうだよ。
風呂に入り、晩飯を喰った。
もつ鍋、久し振りだなあ、本場の博多で始めて喰ったのがもう20年も前になるのかなあ、一時は凄くはやったね。
鰹刺身、いよいよ近海にやって来た、この時期は銚子に揚がってるのがおおいけど。
胡瓜、アカモク、シラスの酢の物。

食後直ぐに二階に上がり、9時からのプレシネに備える。
「Bridge of Spies」2015年 米映画、トム・ハンクスが出ていたが、太ったなあ、元々額が広かったがさらに禿げ上がったなあと感じた。
前半は法治国家がどういうものであるかをソ連のスパイの弁護で鮮やかに論じた。
陪審員制度ってのはダメだなあと思ったが、不法なやり方で採った証拠は証拠にならないという事を論じても、心情的に有罪にしちゃうんだよね。
田中角栄の裁判では、これを裁判官が証拠として採用し有罪判決を出したので、日本は法治国家ではないと言われた。
後半のスパイの交換の交渉では、ベルリンに壁が作られてる時だから、法に守られることない環境で粘り強く勇敢に事を成し遂げ感動的だった。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 休日の大船 | トップ | 釣り仲間 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事