キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

守株

2009年05月21日 | Weblog
ここのところ食に関するエッセイの類を随分と買い求め、好きな道ゆえ優先的に読んで参りましたが、また異なった分野で魅力的なものが岩波から文庫と現代文庫で発売されました。積読の可能性が高いのですが、思わず食いついてしまったのは、文庫で「久生十蘭短編選」室生犀星「随筆 女ひと」現代文庫で筒井清忠「近衛文麿―教養主義的ポピュリストの悲劇」の三冊でしたが、他に現代文庫で上野千鶴子「セクシーギャルの大研究」、「家父長制と資本制」、新藤兼人「『断腸亭日乗』を読む」、福田欣一「デモクラシーと国民国家」と食指が動いたものが多かったです。岩波は最近充実していますね。かつての岩波文化といわれた路線から異なったものも出版の対象になっているせいでしょうか、幅があるような気がいたします。

今回買い求めた三冊とも読んでないので内容についてはなんともいえないのですが、筒井清忠さんのものは、目に付くと買い求める事にしており、五年前ほどに出た「西條八十」は傑作でした。「近衛文麿」も、兎を求めて切り株を注視していることにはならないと思います。

今日は岩波の回し者みたいな気分がしていますが、五月の新刊は、文庫、現代文庫、新書、ジュニア新書、ブックレットと何処からも食に関する書籍は出ていないですね。ちょっと知的なワインの本、出してくれると良いのですがね。
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