キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

保守ってこれよ

2022年12月28日 | Weblog
茂木誠と浜崎洋介の対談番組をYouTubeで視聴したが、浜崎洋介は西部邁の最後の門下生のようなところがあり、その付き合いの最初から最後までざっと話を聞いた。
西部の最晩年は飲み始めると帰らず、朝の9時まで飲み続けていたこともあったようだ。
それは、西部の自刃とも関係していて、浜崎は、どんなに世間が反対でも自説を曲げるなと遺言のように言われたが、西部には妻が最後の砦で、何があっても話を聴いてくれて励まされた。
その妻が先に死んでしまい、その代わりを友人知人に求めたが、別れが辛くて朝まで飲んで話したところで、妻の代わりになるものでもなく、結局自刃して仕舞った。
浜崎は一般的にリベラルの人は家庭が崩壊しているが、保守の人は家庭が円満なのではと仮説を述べていたが、ある理念に向かって進んでいこうというのがリベラルで、家庭が酷いからあるべき姿を掲げて現状を打破しようとするわけで、保守は今が満たされているから詰まらない理想など掲げず、現状に問題が出たらそれを解決してゆこうとのスタンスだとの説、うーんと唸ったね。

寝起きにいい番組を観たので快調に一日が始まった。
朝ぶろに入り、昨日の夜届いた吉田産業の1.6㎜径33㎝の中華鍋で韮の卵炒めを作った。
昨夜、飲みながら一度バーナーを使って表面のニスを焼き、たっぷりの油とくず野菜で馴らしておいたのだ。
厚みがあるので熱を蓄積していて韮に火が入るのが早かった。
溶き卵の焼き方のコツがフライパンとは違い、チョット訓練が必要だね。
そもそも韮一把と卵二個の調理にはでかすぎるんだけど、使ってみないと気が済まないんだよ。
直ぐにお湯とたわしで洗って、水気を切って油を塗って置いたが、昼に見たら土手の部分に錆が出ていた。
油が鉄に馴染むまで少し時間がかかりそうだ。
シメジと豆腐の味噌汁、エビチリ、白菜漬けで食べた。

9時半まで音楽を聴きながらゆっくりしていたら、今日はJA湘南9時半開店だった。
行きに前からオバサンが手を振るので、誰かと思ったらJA湘南の常連さんで、今日は9時半よ、貴方が来ないねとみんなで話してたと云われ、そういや昨日レジのオバサンに明日は9時半よと云われたのだ。
それでも多くの方が10時からだと思っていたようで、僕の後から続々お客がやって来た。
筍芋、菜花、仏花を買った。

10時過ぎに家に帰り、花を活けて10時半になったが、二宮図書館は昨日終わり、今日は平塚図書館の最終日なので、出かけようかと思ったが、天気がいいので拭き掃除をやることにして、台所の棚や柱、鴨井などを拭いた。

妻が買い物から帰ってきたので一休みして台所へ行ったら、これから昼飯の鶏飯を作るらしく、これじゃあ1時なっちゃうなと思ったら急に腹が減り、残り物の寿司、エビチリ、スティクブロッコリー、白菜漬けを食べた。
居間で中原めいこに聴き入っていたら、妻がやってきて飯が出来た云ったが、食後にピーナツ煎餅も食べており流石に遠慮した。
時々この鶏飯を無性に喰いたくなるらしく作るのだが、その頻度が高く、不味くはないが聊か飽きている。

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冬の夜長の過ごし方

2022年12月28日 | Weblog
暮れが押し詰まっているのを実感するね、JA湘南のオバサンたちの数が急に増え、そして集まりが早くなった。
今日も馬鹿でかい大根が出ていたが、これほどデカい大根を作るにはよっぽど土壌が深いところまで柔らかくないとだめで、砂地なのか有機で虫などが深いところまで入っていて空気を一杯含んでいるかだが、いずれにしろ味は水っぽいが大したものだ。

大きな白菜を知人が出していたので少し高かったが購入し、スティックブロッコリーと韮を買った。
韮玉が好きなんだな、昔はニラレバも好きだったが、ツーファーになってから肝類は禁じられている。
落語じゃないが、死ぬまでにニラレバと焼き鳥のレバたれを喰ってみたいものだ。

さて、お茶も飲んだし、二階の書斎の整理を始めよう。
会社を辞めた6年前は未読の本を全部読むつもりでいたが、今はその気も無くなって、興味のある新刊書を読むことが増えている。
それでも今年は蔵書の小室直樹20冊を纏めて読んだのでチョットした充実感があった。
問題は何が書いてあったかすっかり忘れていることだが、とにかく読んでいて楽しかったからそれでいいじゃんと、あまり深く考えない。

取り合えず始めた自室の整理は、出てきたものをチェックしたり、面白いものは読み進めたりするから全然進まず、それでもタオルケットや布団カヴァーや靴下などを処分したら少しスペースが生まれた、サッカーならすかさずパスを送るところだが、ここへ何かを移動したら元の木阿弥なのでポカンとスペースを開けておくことにした。

ベッドに座り呆然と部屋を眺めていたら、新しい柳包丁をおろして寿司を切っていたら指を切ったと妻が二階に上がって来た。
妻は店で割引になった商品を買うのを趣味にしていて、今朝は〆鯖、烏賊数の子、酢蛸をゲットしたらしく、昼飯はその3品を使った押し寿司と、卵を焼いて干瓢を煮て見事な太巻きを作った。
押し寿司は途中まで切ってあったが、指の負傷でその先が出来ず切ってくれとのこと、従兄からもらった柳包丁で切ってみたら、抜群の切れ味で、良く眺めたら、鮨屋で職人が使っている輝きを持っていて、見ただけでモノが違うぜって感じが良く解った。
濡れタオルで拭きながら気持ちよく蛸と烏賊と数の子の押し寿司、太巻きを切った。
お椀は妻が好きな豚汁で、おい、寿司にこれかよとは思ったがやけに美味かった。
夏に漬け込んだ甘酢の生姜も美味かった。
数の子はツーファーの大敵故食えなかったが、太巻きと鯖の押し寿司が美味くて、4合炊いてすべて寿司にしたらしいが、妻と二人で半分以上を食べてしまった。
太巻きには上記2品のほかにでんぶと前夜の残りの菜花の山葵和えが入っていた。

ここ数日拭き掃除などをしたものだから腰の具合が悪く、プレシネを鑑賞しながら休むことにしたが、海賊船が出てくる以前に観たスピルバーグのやつで、あまり面白くなかったこともあり、直ぐに居眠りをはじめた。

2階の掃除に行き詰まりを感じたので、階下の拭き掃除を1時間ばかりやって、散歩に出た。
大磯方面に行った帰りに西の空が赤くなり、プリンスホテルのゴルフ場上に出た三日月が見事で、ゆっくりと眺めながら帰って来た。
葛川から東海道への坂を犬を連れて凄い勢いで駆け下りてくる女の影があったが、近づいてみると友人だった。
知人に会うのも散歩の大きな楽しみだ。

家に帰ると直ぐに晩飯で、風呂に入る間もなかった。
蛸の刺身、エビチリ、湯豆腐、茹でスティックブロッコリーだったので、何を飲むか迷ったが、「夜明け前」を冷で呑みだし、やっぱり冷たいので燗にして2合呑んだ。
ストーブに湯が煮立っていたのでティーチャーズの湯割りを3杯のみ、その後はスペインの友人が造ったクラフトジンの湯割りを飲んだ。
近頃の流行りでジンには柑橘系の香料が入っていて、湯割り用に作ったホワイトリカーじゃないのかと思うほど美味かった。
肴は到来物の黄色いじゃが芋をストーブで焼いたのや、バタピーと柿の種、ロールパン、チーズおかき、ソーセージなど、冬の夜長を火の前で過ごすのはダイエットに一番悪い。
しかし、毎晩毎晩こうやって楽しい時間を過ごせるのは、強靭な胃袋を与えてくれた両親によるもので、深く感謝しないとなあ。

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