龍馬伝 第６回

第６回

『松陰はどこだ？』





龍馬を心配した佐那は、

土佐藩の江戸藩邸を訪ねる。

しかし龍馬は黒船を見て以来、

どうやったらあの船を作れるのか、

どうやったら倒せるのか、

そんなことで頭がいっぱいになっていた。



龍馬は桂を訪ねる。

吉田松陰のことを聞き、会わせてくれと頼む。

しかし松陰は旅に出たようで、

いつ戻ってくるのか桂にも分からないと。



１８５４年。

ペリーは再び艦隊を引き連れて江戸へ。

開国せねば戦争に・・・



一方、土佐では吉田に呼び出された武市。


弥太郎の意見書はまた通らず・・・

しかし加尾が弥太郎の意見書に興味を持つ。

その意見書を加尾が商人に見せたところ、

その意見書に感銘を受け、

江戸での費用を援助してもいいと言った。


「これで江戸へ行ける！！」


弥太郎は大喜び。


武市は吉田に意見書を突き返される。



桂の元へ松陰から手紙が届いた。

手紙には黒船に乗り込み、アメリカへ向かうと書かれていた。

桂は松陰を捜すと。

龍馬と共に松陰を捜し出し、必死に止める桂。

幕府にバレたら大変なことに！！


「何故止めるのだ。

この海の向こうに何があるか知りとうはないか？

桂くん、君は海の向こうに行きたいと言っていたな。

では、何故何もしないのだ。

何もせんでおることより、

何千倍、何万倍も良いんじゃ。

僕には言い訳はない。

どんな運命が待ってようが後悔はせん。」


松陰の言葉を聞いた龍馬は、

一緒に連れて行って欲しいと頼む。


「わしも先生のような生き方がしてみたいがです！！」


「坂本くん。」


松陰が龍馬を殴った。


「黒船に乗り込んでアメリカへ行くのは

僕のやるべきことであって、

君がやるべきことじゃあない！！

君は何者じゃ。

君のやるべきことは何じゃ。

己の心を見ろ。

そこには、もう答えがあるはずじゃ。」


そして松陰は黒船へ向かう。



その後、松陰の計画は失敗したと聞いた龍馬。

自首して長洲へ送り返される。



日本とアメリカは条約を結んだ。

これで鎖国が終わる。



千葉道場へ行き、定吉に頭を下げる龍馬。


「わしは、間違うちょりました。

わしは剣を道具だと考えてしもうたがです。

剣術をすることの目的は、

己を極限まで追いつめ、

無の境地に追いつめてこそ見えてくるがです。

それなのに、わしは剣術をやめたがです。

もう一遍、この道場でわしを使うて下さい。

お願い致します。」


「坂本くん。

ひとつ聞きたいことがある。

剣で黒船に立ち向かえるのか？」


「黒船に立ち向かえるかどうかは、

この坂本龍馬っちゅう人間の問題です。」


「長くかかったのう。坂本くん。」


龍馬は千葉道場で修行。



江戸での修行が終わった龍馬は、

佐那に挨拶をする。

ここでの修行は自分の宝になったと。

土佐へ戻ったら藩にすぐに申し出ると言う龍馬。


「わしはもっともっと、江戸で修行がしたいと。」


必ず戻って来て下さいねと指切りする佐那。



その頃、土佐では・・・

武市が塾で攘夷を訴えた。

弥太郎は江戸へ行けると嬉しがり、

加尾に一緒に江戸へ行かないかと誘い、

女房になってくれと。





龍馬、もう土佐へ戻るのね。

松陰との出会いも

なんかあっという間だったなぁ・・・


弥太郎はプロポーズなんかしちゃって(‐∀‐；)


武市は・・・大丈夫かしら？





第１回　第２回　第３回　第４回　第５回