まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

コード・ブルー ~ドクターヘリ緊急救命~ 2nd season 第8回

2010-03-02 22:25:28 | ドラマ

第8回

『理由』





『月300時間を超える労働。

徹夜続きの研究。

そのために友人を失い、家族からも疎まれる。

大切なことを犠牲にして、

医者が身を粉にして働く理由はなんだろう。

お金? 名誉? 医者はなんのために働くのだろうか。』



「お袋が自殺したのは結局、

俺が生まれたからだったらしい。」


藍沢が淡々と話す。



緋山を励ます三井。


「いても立ってもいられない気持ちだよね。

自分のせいで、みんなや病院に迷惑掛けてる。

そう思ったら・・・

医師免許を取られることより、

フェローを卒業出来ないことより。

私には分かる。私もそうだったから。」



娘が亡くなったのは先月なのに、

未だに病院にやって来る母。

通勤途中の事故だったらしい。



ドクターヘリの要請が入る。

アナフィラキシーショックらしい症状で運ばれて来る高校生。

そして同じ症状の生徒が続々と運ばれて来る。



緋山は弁護士に、

何故DNRオーダーの同意書を取らなかったのかと

問い詰められる。


「臨床的脳死は確定していた。

でも、それと呼吸器外す判断は別でしょう。

確かにあと数時間の命だったかもしれない。

でも、それをあなたに奪う権利があるんですか?」



すいませんと謝る緋山に橘が言う。


「お前、本当にそう思ってんるのか?」


サインさせなかったのには、

それなりの理由があるんじゃないかと。

田所もそう思うと。


「あなたは本当に頭を下げなくては

いけないようなことをしたんですか?

翼くんに対して。

カルテには医療的な処置は書いてあっても、

患者や、まして患者の家族との心のやり取りは書いてない。

それが最も大切なことなのにです。

医者が謝るべき時はただひとつ。

患者のためにならないことをした時だけです。

あなたはどちらだったのかきちんと話すべきです。」


弁護士から責められ、やっと話し出す緋山。


翼を運んで処置をして、

オペもしたけど結局救えなかった。


「何も出来なかったんです。

私は直美さんに伝えました。

翼くんの目は何も映さず、耳ももう聞こえない。

何も考えることもなく、

目の前の翼くんはもう生きていないと。

残酷な事実だと思います。

直美さんがどんな思いで、

その途方もない悲しみを受け入れてくれたのか、

私にはとても想像も出来ない。

無数のチューブと呼吸器で

ベッドに縛りつけられている

翼くんの命が消えようとした時、

抱きしめたいと言われた。

抱きしめてやりたいと。

私はせめてそれを叶えさせてあげたかった。

私に出来ることはそれぐらいしかなかったんです。」


「だから呼吸器を外したと?

でも同意書は取れたでしょ?」


「DNRオーダーは翼くんを死なせるって書類なんです。

直美さんは既に意思表示されていた。

なのに、そんな書類にサインをさせろって言うんですか?

家族を死なせることに同意する書類に。

翼くんを救えなかった。

だったらせめて残された家族の悲しみに

寄り添いたかった。

私は平気で、そんなものにサインをさせる医者は

狂ってると思います。」


緋山と目が合い俯く直美。

気分が悪いと席を立った。



高校生たちのアナフィラキシーショックの原因は、

弁当の鰯の蒲焼きらしい。



三井のところへやって来た橘。

緋山のことを庇ってくれたことのお礼を言った。


「後悔してるんだ、俺は。

4年前、なぜ君を庇ってやれなかったか。

新生児の挿管で落ち込んでる俺の側に

君はずっといてくれた。

なのに俺は妊婦の訴訟事件を起こした君に離婚届けを。

ずっと後悔してる。」



藤川に声をかける冴島。

「突然、大切な人が死んだって言われても

受け入れられないですよね。

私はあのお母さんにかけてあげられる言葉が

ありません。」



田所が見回りに。

疲れてるらしく立ちくらみが・・・



梶の奥さんの手作りクッキーをもらう藤川。

藤川は梶は幸せそうだと言う。

冴島の姿を見て黙る梶。

梶は親友の彼女に惚れた友達の話をし始めた。

何をやっても敵わない男との結婚を祝福したけど、

ある日その男が突然死んでしまった。

友達は1年かかさず電話をし続けた。

それは好きな以外に懺悔の気持ちもあり、

祝福した時に半分くらいは嫉妬の気持ちがあったと。

そのせいで親友が死んだんじゃないかと思ったらしい。

そして2年7カ月後に結婚。


「嫁さんだよ。俺の。」



藤川は冴島の元へ。


「亡くなった人は、

すぐに忘れろなんて言ったのは間違いだった。

ごめん。

引きずっていいんだよ。

当たり前だよな。

そりゃあ、時間かかるさ。

無理に忘れる必要なんてない。

その間・・・俺にで出来ることがあれば

フォローするから。」



白石はロッカールームで父に電話。


「お父さん、ごめん。

私、謝らなきゃ。

酷いこと言った。何度も。

お父さんの気持ち知らないで、

それに何よりお父さんの病気に気づけなかった。

一番大切な人の病に気づけないなんて。

私は医者なのに。」


「医者だからだよ。

自分や家族を後回しにして他の人の心配をする。

それが医者だ。

私もそうだったろう?」


「お父さん。

だから私、帰らない。

今ちょっと色々あって、

こっち大変で帰ってる場合じゃないの。」


「そうか。」


「ごめん。」


「何言ってる。

当たり前のことだ。

そんなことで謝ってたら、

お父さんいくら謝っても謝り足りないよ。

そっか、帰れないか。

でもな、別に今も悪いことばかりじゃないよ。

こんなになっても、

まだ私を慕ってくれる患者さんもいる。

部下もいる。誇れる仕事もある。

何より大切に思ってくれる家族が娘がいる。

これでも意外と毎日幸せなんだ。

いい人生だって思ってる。

ガンになったのは残念だけどね。」


「お父さん。

1日でも長く生きて。

私1日でも早くちゃんとした医者になるから。

ちゃんとやれてるってとこ見せるから。

だからそれまで生きて、お父さん。」


「分かった。約束だ。

この約束は、この約束だけは守りたいな。」



絹江が退院することに。


「全部聞いたよ、あの人から。

ばあちゃん、苦しかっただろう?

あんな事実全部飲みこんで、

生きてくれてたんだな。俺のために。

毎年の母さんの墓参りも、

あんなもの抱えて手併せてたんだな。

これからは俺にも半分背負わせてくれ。

その荷物。もう持てるよ。

今年の母さんの墓参りは

今までとは違う気持ちで行けると思う。

だから、その時はばあちゃん、隣にいて欲しい。

テストで100点取った時、ばあちゃん喜んでくれた。

受験に合格した時も、ばあちゃん喜んでくれた。

今まで俺が頑張ってこれたのは、ばあちゃんのお陰だ。

ただばあちゃんの喜ぶ顔が見たかった。」


「ありがとう。」



『何のために医者をやるのか?

世の中に必要とされている充足感?

人を救うという使命感?

いや、本当の理由は・・・

大切な人の笑顔のためだったり・・・

患者からのありがとうの言葉だったり、

たったそれだけのことで、

医者は全てのことを犠牲にして頑張れたりする。』



緋山は藍沢に話しかける。


「羨ましいのか?」


「羨ましかったら良かったんだけどね。

私さ、もう患者怖いわ。

あんなことで人殺しみたいに言われる。

患者さんのためにやったことなのに、

ちょっと間違えれば

たちまち憎しみのこもった目で見られる。

もう患者相手にすんの怖いよ。」



『でも、それすらも信じられなくなったものは

どうすればいいんだろう?』



とうとう田所が倒れた。





なんっつーか・・・

随分重たい話になってきたよね。

前作みたいな感じで良かったのになぁ・・・





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4 コメント

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>BROOKさん (マカ)
2010-03-03 21:52:39
こんばんは。

それぞれにスポットを当てるのはいいんですけどね~。
みんな重すぎてイヤです・・・(-_-;)

ヘリも思った以上に活躍しないので、
見ててつまんないですね。
返信する
おはようございます。 (BROOK)
2010-03-03 06:45:16
登場キャラそれぞれにスポットを当てるのは良いのですが、
ホント“重い”展開ですね・・・。

ドクターヘリも活躍も少ないですし、
何だかなぁ・・・的な感じになってきました。
返信する
>お気楽さん (マカ)
2010-03-02 23:27:00
ホントですね。
こんな重苦しいのはイヤですね。
緋山の復帰最終回まで引っ張っちゃいますかね?
返信する
Unknown (お気楽)
2010-03-02 23:22:24
もう一人欠けただけでも重苦しくなっちゃうもんね・・・。
緋山の復帰は最終回かなぁ・・・。
返信する

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