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『キャバ嬢ストーカー裁判』
今回はストーカー裁判を傍聴する森夫。
初めて行ったキャバクラで、
キャバ嬢の桃花に一目惚れした田浦。
田浦は店に通い始め、店外デートまでするようになった。
手編みのマフラーを貰い、キスもして、
恋人同士になったのだと思う。
しかし、偶々桃花が他の客と店外デートしてるのを見て、
ストーカー行為まで発展。
(僕だって20歳の子とキスしちゃったら・・・
そりゃ火が点くでしょ!!)
裁判官が罪状に間違いないか訊ねる。
「間違いはあります。
僕たちは付き合っているんです。
僕はストーカーじゃありません。」
(初めての否認事件だ。)
田浦の弁護士は交際中なら当然の行動で、
ストーカー行為に当たらないと主張。
恋人同士だとする根拠は、
プライベートの電話番号を知ってたこと、
お互いの家を行き来する関係であったこと、
田浦の両親に結婚を仄めかしたことを挙げる。
(こりゃ~付き合ってるな。)
森夫は山野と美和に事件を説明。
初めての否認事件で楽しんでる森夫は、
山野たちにこっちを見れば良かったのにと。
午後になり、裁判が再開する。
山野と美和も傍聴。
検察側の証人として、桃花が出廷して来た。
「恋人ではありません。
お客さんのひとりです。」
手編みのマフラーは業者が編んだ物で、
家の行き来は酔った相手を送ったそれぞれ1回ずつ。
結婚のことは、田浦の両親が早く結婚しろと言うので、
彼女の振りしてくれと頼まれただけだと。
田浦の弁護士が桃花に訊ねる。
「では、
あなたは被告人と性交渉を持った事はありますか?」
ビックリする森夫たちと桃花。
1回だけあると答えた桃花。
上京して来た時、桃花は男関係が全くない状態だったようで、
被告人が初めての相手だったらしい。
酔ってたし気分が良かったから関係したと桃花。
気分が良かったと言う理由で初体験の相手に
被告人を選んだのか問う弁護士。
キャバクラのバイトは自分を変えたかったからやったと。
けど上手くは行ってなかった。
そんな時、田浦が店に来て指名してくれたお陰で、
成績も上がり、店のNo.1にまでなった。
「でも、彼は私がNo.1になったのを
喜んではくれませんでした。」
どんどん派手になる桃花に、
ホステスを辞めてくれと頼んだりしたため、
桃花は田浦との距離を置くようになったと。
一方田浦は納得が行かず、
メールを何十回も送ったり、
家を訪ねドアを叩いたりするようになった。
「彼のお陰で成長出来たと思います。
でも、彼は今の私を認めてはくれませんでした。
もう、彼の顔を見たくもありません。」
泣きながら言う桃花。
「僕は彼女が離れて行った理由を知りたかったんです。
彼女の口からそれを聞けて良かったです。
僕はストーカーでした。
もう二度と会いません。」
「ある意味・・・純愛と言えるかもな。」
法廷を出た山野が呟いた。
ん~・・・
なんだかなぁ~って感じでした。
ストーカーの基準って難しいね・・・
それより、美和と中年男の話は続くの?
あれ必要だったのかな?
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