ariとchunの楽しい馬生活

馬に乗る事よりもお手入れが好き。こだわりの馬具、こだわりのお手入れ、楽しい馬生活。

今が乗り時

2005年09月12日 | Thanks☆
初めてハルに乗る日、ハルを以前さわってた(乗ってはいないと思うけど)
ジュニア(学生のアルバイトスタッフ)に「今が乗り時ですよ」って言われた。
彼女曰く、今はハルが何もわかっていないので人間の言うことを
素直に聞いて一生懸命動くからって。そのうちいろんな人が乗るとハルが
悪くなるって。
すごくびっくりした。彼女はハルを少しの間だけどさわってた。
しかもクラブの人間。
そんな子にそう言わせてしまう彼女の上の人(大人)にすごく腹が立った。
そしてその時に「そんなこと言っちゃ、ハルがかわいそうだよ。」って
言えなかった自分にも腹が立ち情けなかった。その瞬間は驚いた気持ちで
いっぱいだったから、私は黙ってしまったんだ。
「今が乗り時って???」
そういう考え方は絶対なくして欲しい、こと新馬に対しては。
腹が立ち、またそれと同時に怖かった。大人が悪いんだけど。

新馬に複数の会員が乗り始めると確かに馬は混乱して訳がわからなく
なり抵抗をしてくる事がある。
跳ねたり、蹴ったり、走ったり、止まったり。
それができなければ、身体のあらゆる部分で逃れようと必死にもがく。
首をふる、腰で肩で逃げていく。
もう一つはsunのように体力的な問題で騎乗拒否をしたり動けなかったり。
回復は早いけど、疲れには弱い。

でもこれは練習馬の通る道であり、それイコール悪い馬やできない馬ではない。
それが長く続かないように私たちはできたら褒める、できなかったり、
間違ったら、怒るのではなくてやり直すことをやるんだ。
それを大げさにしてやることで、自分が跨ってる間だけでも私たちの間の
ルールを作っていく。そうして信頼関係ができていくんだし、新馬とは
それなくしてはつき合ってはいけない。
愛してるからこそ厳しく。できれば十二分に褒める。

だから「今が乗り時」って意味がまったくわからない。どうしたいんだろう。
他の会員が同じように言うのも耳にしたことがある。

これは私の考えだけど、今、この時期に乗るには自分がしっかりとした意志を
もって乗らねばならない。身体もまだまだ全然できてないんだ。
馬の骨の成長は8歳くらいまで続くと教えてもらった。筋肉は鍛えれば鍛える
程ついていくだろう。
ハルの背中は背骨がくっきりと浮いている。
お腹はぽっこり肉付きがいいのに、背中と腰は骨がわかる。
要するに赤ちゃんのような体型なのだ。
その身体を理解し、また3歳の子の頭を広い心でカバーできなければ乗れない。
だから私はできれば跨りたくないのだ。
基本的にはそんな子にはまだまだお仕事なんてさせたくないのだ。

今が乗り時なんかじゃない、今がハルにとって1番大事な時なんだ。
そういう自覚をもって接する事ができないのならハルにもヒマワリにも
スペシャル待遇を受けてるsunにもさわることはできない。

「傲る事なかれ、謙虚たれ」
常にそう心がけてはいるけど、ちょっと熱くなってしまう出来事でした。
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2 コメント

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はじめまして (Miya)
2005-09-15 14:40:19
はじめまして。gooの検索をたどって遊びにきました。

私はつい最近、愛馬との別れを経験しました・・・つらい(泣)

馬のお手入れ、私も大好きです。

またあそびにきま~す!
返信する
はじめまして (ari)
2005-09-15 21:49:05
Miya様、はじめまして

愛馬とのお別れ、さぞお辛かったでしょう私も未だに厩舎に行くたび、愛馬の馬房を無意識にのぞいてしまい、泣きそうになってます

でもその別れがあったからchunともSUNとも出会えたんですよね

愛馬君のこと、そのうちまたお話しようと思いますまた、遊びに来て下さい
返信する

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