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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

今年最後のコンサート

2011年12月14日 11時11分14秒 | えいこう語る
昨夜「安全地帯」のコンサートが、函館市民会館であり出かけてきた。
スタートから盛り上がり、観客の3分の2程がスタンディング状態だ。
私は、先日のウニ漁でちょっと腰を痛めてしまい、座ったままだった。腰の状態は別としても、もう立ちっぱなしはいくらなんでも年齢的には無理だけど。
前席の女性が、3曲目あたりで立ち上がった。
その時私を振り返り「立ってもいいですか」と言う。今時、なかなかの常識のあるお嬢さんだ。私はすかさず親指を立てた。フアンなら、立たずにいられないはずだからだ。
でも、前に立ちふさがられるとステージが見えにくい。周囲を見渡すと立っているフアンの顔は、憧れのシンガーを前にし、身体全体で喜びを表現している。
おじさんは「座れ」などとは、口が裂けてもいえない。
普段おしゃべりそうな、リーダーの玉木こうじさん、ずっと歌ってばかりだ。
アンコールの1曲目は「ワインレッドの心」だ。会場は最高潮に達した。
ラストは「夏の終わりのハーモニー」を、演奏無しでみんなで合唱した。
私には、東日本大震災で被災された方々に贈る、函館からの応援の歌ではないかと思う。
震災後、多くのミュージシャンが、被災地で応援コンサートを開いた。
ほとんどのミュージシャンが「こんな時にコンサートを開いていいのだろうか」と、自問したという。
いや、こんな時にこそ音楽が持つ魂が、人の心を揺さぶるのである。
今年ほど悲しみ深い年は、なかったような気がする。
「安全地帯」。来年の日本はそうあって欲しいという、玉木さんからのメッセージと受け止めた。
※昨日この沖で、イカ釣り漁船が燃え沈没した。乗組員は他の船に救助された。
そんな事故がなかったかのような、今朝の穏やかな海だ。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (■かわぐち えいこう)
2011-12-15 12:00:47
深山さんへ。漁師の場合は、安全操業といった意識はあまり感じられません。サクラマスやハタハタのように、海が荒れるととれる魚もあります。板子一枚下は地獄というのが、漁師の危険予知のなさなのかもしれません。原発も漁師と似たような感じではないでしょうか。事故が起きれば死んでしまうだけだという、そんな諦めのような作業現場だと思います。ただ只管、事故がないことを祈っているのだと思います。
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Unknown (深山 霞)
2011-12-14 12:35:40
土木建設業界では、其の日の作業前に『危険予知活動』という物を行う。其の日予想される危険について、事前に予知し、事故を未然に防ごうという物だ。漁師の皆さんがそうしたことをしたということを聞いた事が無い。原発の現場は、どうであったのだろうか。運転マニアルは、存在したがあの厚さの物を、交代時に互いに確認することなど無かったに違いない。やはり、原発とは誰もが予測できる危険をクリアーして作られた物ではないことは、確かなようである。
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