▼21日の北海道新聞に掲載された、東京外大名誉教授、西谷修の「安倍元首相の神格化懸念」という記事に賛同する。
▼晋三の得意技「閣議決定」を踏襲したキシダ政権は「大勲位菊花章頸飾」を贈ることを閣議決定したという。さらに9月27日の「国葬」も、閣議決定だ。
▼西谷は指摘する。キシダ総理は「偉大なリーダーを失った。思いを受け継ぎ憲法改正など果たせなかった難題に取り込む」と誓った。
▼亡くなった人は尊く、その悲願を達成していくというのは、民主政治ではなく、もはや宗教だとも指摘する。国葬までやってたたえようとするのは、晋三の神格化につながると西谷は懸念を抱く。
▼私もこの考えには賛同する。さらに自民党を訪問し、夫晋三の速やかな処置に対するお礼の言葉を述べた明恵夫人。私は彼女の発言に一種の違和感を覚えた。
▼「夫は奈良の橿原市で亡くなった。これも何かの因縁ではないか」と、何度か強調した。橿原市は初代神武天皇が即位したところとされている。
▼そこで私の解釈だが、晋三は歴史修正主義の政治家で、憲法改正が悲願だった。神武天皇が即位した橿原市で死亡したことに、何かの同調を感じさせ、後に憲法改正で新たな時代をつくった総理として、神武天皇と同列な状態に置こうという、そんなニュアンスを含めた、明恵夫人の発言ではないかと、私は深読みした。
▼キシダ総理の憲法改正に道筋をつけた首相として、歴史に名を残そうという魂胆ではないか。早速の大勲章の授与も、そんな意味合いを含んでいるものと思う。
▼晋三が目指した憲法改正は「9条の改正」でもある。日本軍復活は「大日本帝国復活」への助走でもある。
▼軍隊を掌握するプーチンの異常さより、私は大日本帝国軍のかつての行動に恐怖を感じる。その恐ろしさを理解しない晋三の歴史修正主義に、大きな懸念を抱くからだ。
▼軍隊とは国民を守るどころか、むしろ国民に犠牲を強いる存在であることを、歴史から学ばなければならない。
▼ナチスの幹部が裁判で「敵が攻めてくると国民を煽れば、簡単に戦争ができる」といった。ロシアや中国や北朝鮮の脅威をいたずらに煽り、憲法改正に導こうとするのは、ナチスの手法と同じだ。
▼晋三の国葬の9月27日は、戦後日本が大きく右傾化する分岐点だと思う。私は神格化されそうな晋三は、アサハラと同列のような気がする。
▼オウム真理教的国家を政府が作ってはならない。晋三は静かに先祖の墓に埋葬されるべきだ。分骨などして靖国神社に祀るなどというのは、絶対あってはならない。
▼260万柱の英霊が、9条改正派の晋三を拒否したとしたら、晋三がいつまでも安らかに眠れないからだ。
▼8年8カ月も総理の座にいた晋三。心労も人一倍だったろう。御霊安かれと国葬には反対だ。
“コクソウ”とは国が右に走ること
三頭下
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