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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

原発避難計画

2014年09月13日 11時17分54秒 | えいこう語る

▼ そもそも、世界一安全な原子力規制をクリアーした原発立地周辺地域に、避難訓練計画の作成など必要なのだろうか。万が一の事故も起きないというのが、世界一安全という言葉が放つ甘美なニュアンスだ。世界一とはギネスブックに載った事実だ。原発に世界一をつけるなら、世界一危険なと言い換えた方が、ギネスの対象になるに違いない。

▼ やけに皮肉っぽい話から、今日のブログは始まってしまった。鹿児島県の川内原発の再稼動を発表した田中俊一委員長の、反対の怒声にも動じない表情を見て、思わず世界一安全な原発が出来るのではないかと、錯覚してしまいそうになったからだ。勝俣東電元会長や田中委員長のような顔が、原爆投下のスイッチを、何の衒いもなく押す顔というのだろうか。

▼ 原発から30キロ圏内の自治体に、避難計画の作成が求められている。北海道泊原発周辺の13町村は、すでに作成済みだという。避難計画など事故が起きた場合の、役所のいいわけ材料に過ぎないのではないか。ここまで安全に努力していたというような、証拠を示すために。避難計画作成などというのは、原発を容認した証拠とみなされなるのではないか。

※昨夜の雷は、爆撃のようだった。疲れ果ててしまったような朝。

 

▼ 函館市長は、大間原発の避難計画作成は不可能と突っぱねる。大間町長はというと「国が作れというものを、自治体の長が行わないのは職務怠慢」などというような、とぼけたことを言っているようだ。言っているようだという不確かな情報は、朝日新聞の捏造と同じになるかもしれない。しかし、私はテレビで大間町長のそのような発言を確か聞いている。だが大間町長がそうは言っていないといえば、私の捏造になる。捏造事件も、我々庶民の中まで浸透すれば、この上ない不自由な世の中になってしまう。さしずめ私のブログなど、全て夢の中の話としなければならなくなる。

▼ 大間原発反対の函館市民の署名を、国に送っても国は相手にしないから意味がないという人がいる。そうかもしれないが、全市民27万人の反対の声を無視できるのだろうか。大間原発は世界初のフルMOX燃料を使用する、世界一危険な原発だ。もし事故が発生した場合、福島原発事故の比ではない。27万人の命を奪いかねない責任は最高刑に値する。世界一安全な原子力規制基準を掲げるなら、事故責任を取る者の名簿を作成して欲しいものだ。事故後の裁判の被告になるからだ。「被告適格」は間違いない。

▼ 「不可能とは自らの手で世界を切り抜くことを放棄した臆病者の言葉だ。不可能とは現実に甘んじるための言い訳にすぎない。不可能とは現実ですらなく単なる先入観だ。不可能とは誰かに決め付けられることではない。不可能とは通過点だ。不可能とは可能性だ。不可能なんてありえない」。

▼ この言葉を実践しようとしている人物は、レスリングの吉田沙織里選手か、テニスの錦織圭選手だろう。いや、アベ総理と田中委員長も、そのチャレンジャーかもしれない。

今日午前10時30分から、私の村の津波避難訓練がある。私の村は「前は海、後ろは火山」だ。この避難訓練が果たして有効なのかどうか、昨夜から考えていた。「避難訓練」「火防訓練」「竹やり訓練」などが町会長の仕事となったら、私も「被告適格者」の一人になってしまいそうだ。「嗚呼、私も貝になりたい」。


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