▼1960年の「日米安全保障条約特別委員会」での最後の質問者は、社会党の横路節雄だ。
(その息子は北海道知事で、後の衆議院議長横路孝弘)。
▼【藤山外務大臣、函館と小樽というところは天然の良港であって、戦前においても日本海軍がこれを利用している。こういう港に(米艦艇)が入ってきて、それが作戦任務を当てられて出ていく、そのことは事前協議の対象にならないという。これを事前協議の対象にしてください】。
▼「国会審議から防衛論を読み解く」(三省堂)を読み始めて、真っ先にぶち当たり、驚いたのがこの記述だ。私が住む函館市に関わる重要な問題だからだ。
▼さらになぜ驚いたからといえば、その39年後の1997年に「日米防衛協力指針(新ガイドライン)」が合意された時、函館港と小樽港に米空母をはじめとする艦艇群が、日米地位協定に基づく権利として、入港出来るように米国から要請されているからだ。(97年8月29日付朝日新聞)。
▼函館には陸、海の自衛隊があり、戦艦を修理するドックもある。さらに函館空港と大規模の病院も多くある。
▼日本海と太平洋をつなぐ、日本の防衛に重要な津軽海峡もある。近年函館駅付近の若松埠頭は、大型クルーズ船の接岸ができる、水深(10m)と、岸壁(360m)が整備され、9万tまでの大型船の入港が可能となった。
▼日米安保条約による解釈からすれば、函館市は観光化という名目で、軍港化へ突き進んでいるようだ。さらに病院船の母港としての存在だ。
▼大災害(ウイルス等)の発生に対応するための病院船は、米国では2隻を有する。それは米海軍の所属だ。
▼函館市議会は経済界と合同で、病院船の早期整備と函館の母港化としての活用を、国に求めていると報道されている。(21年6月12日付函館新聞)。
▼これだけの状況がそろえば、函館市は観光化と称し港の水深を深くし、米艦隊の寄港を容易にし、軍港化を図っているということになるのではないか。
▼2015年の安保関連法(集団的行使容認)時にも、市議会は賛成している。これでは「安全・安心なまちづくり」に反する行為だ。
▼この流れで思い出したことがある。函館と青森を結ぶ津軽海峡フェリーのことだ。青函連絡船の終了後、フェリーの乗客も減少し、フェリー会社の危機が叫ばれていた。
▼そんな状況なのに、高速大型フェリー2隻を建造をした。「ウッチャン WORLD」と「ウッチャンRERA」だ。2008年5月に就航し、採算が合わず11月に終了している。
▼当時これは何か“変だぞ”と思ったことも記憶にある。まもなくそのフェリー会社も、別会社に代わった。新造船など作るレベルの会社内容ではなかったのだ。2016年からは、さらに別会社に移行した。
▼その船を防衛省が、2025年末までの10年間、輸送使用契約を結んだ。戦車などの輸送のためだ。
▼私は「ウッチャン」が病院船として、初めて就航した函館の港に戻ってくるのではないかと思う。
▼米国の病院船も、タンカーを改装したものだからだ。昨今の我が国は、どう見ても空母のように見える護衛艦を建造し、その後改造し空母化しようという計画もあるからだ。
▼キシダ総理は北朝鮮や中国の脅威を煽り、さらにウクライナを支援し、ロシアも敵国に回した。一朝有事には、集団的自衛権行使容認を決議している函館に、米艦隊が入港し始めるのは時間の問題だ。
▼軍事基地があるところが敵の標的となる。第二次世界大戦では、函館も原爆投下の目標とされていたという。
▼プーチンは、北海道を極東のクリミアのように考えていないか。さらにこの数年来、津軽海峡をロシア艦隊が2度ほど通過しているのは確認されている。
▼「憲法9条」があるのに「敵基地攻撃容認」を決めた日本。北朝鮮や中国、さらにロシアにも【大日本帝国】への回帰ではないかと思われれば、枕を高くして眠れない函館市民の一人だ。
▼こんな危ない妄想を働かせるのが、真面目顔に見えるキシダ総理だ。という間にもキシダ総理は、フランスイタリアに外遊し、対ロシアの軍事強化を求めている。
▼『外交』とは「世界平和」のために行うと思っていたが、軍事同盟強化であれば『害交』と呼ばざるを得ない。
▼もう一つ思いついた。「日米安保条約」を「日米平和条約」と改称してはいかがと思ったが【世界平和統一教会】のようなので、この妄想は撤回したい。
(その息子は北海道知事で、後の衆議院議長横路孝弘)。
▼【藤山外務大臣、函館と小樽というところは天然の良港であって、戦前においても日本海軍がこれを利用している。こういう港に(米艦艇)が入ってきて、それが作戦任務を当てられて出ていく、そのことは事前協議の対象にならないという。これを事前協議の対象にしてください】。
▼「国会審議から防衛論を読み解く」(三省堂)を読み始めて、真っ先にぶち当たり、驚いたのがこの記述だ。私が住む函館市に関わる重要な問題だからだ。
▼さらになぜ驚いたからといえば、その39年後の1997年に「日米防衛協力指針(新ガイドライン)」が合意された時、函館港と小樽港に米空母をはじめとする艦艇群が、日米地位協定に基づく権利として、入港出来るように米国から要請されているからだ。(97年8月29日付朝日新聞)。
▼函館には陸、海の自衛隊があり、戦艦を修理するドックもある。さらに函館空港と大規模の病院も多くある。
▼日本海と太平洋をつなぐ、日本の防衛に重要な津軽海峡もある。近年函館駅付近の若松埠頭は、大型クルーズ船の接岸ができる、水深(10m)と、岸壁(360m)が整備され、9万tまでの大型船の入港が可能となった。
▼日米安保条約による解釈からすれば、函館市は観光化という名目で、軍港化へ突き進んでいるようだ。さらに病院船の母港としての存在だ。
▼大災害(ウイルス等)の発生に対応するための病院船は、米国では2隻を有する。それは米海軍の所属だ。
▼函館市議会は経済界と合同で、病院船の早期整備と函館の母港化としての活用を、国に求めていると報道されている。(21年6月12日付函館新聞)。
▼これだけの状況がそろえば、函館市は観光化と称し港の水深を深くし、米艦隊の寄港を容易にし、軍港化を図っているということになるのではないか。
▼2015年の安保関連法(集団的行使容認)時にも、市議会は賛成している。これでは「安全・安心なまちづくり」に反する行為だ。
▼この流れで思い出したことがある。函館と青森を結ぶ津軽海峡フェリーのことだ。青函連絡船の終了後、フェリーの乗客も減少し、フェリー会社の危機が叫ばれていた。
▼そんな状況なのに、高速大型フェリー2隻を建造をした。「ウッチャン WORLD」と「ウッチャンRERA」だ。2008年5月に就航し、採算が合わず11月に終了している。
▼当時これは何か“変だぞ”と思ったことも記憶にある。まもなくそのフェリー会社も、別会社に代わった。新造船など作るレベルの会社内容ではなかったのだ。2016年からは、さらに別会社に移行した。
▼その船を防衛省が、2025年末までの10年間、輸送使用契約を結んだ。戦車などの輸送のためだ。
▼私は「ウッチャン」が病院船として、初めて就航した函館の港に戻ってくるのではないかと思う。
▼米国の病院船も、タンカーを改装したものだからだ。昨今の我が国は、どう見ても空母のように見える護衛艦を建造し、その後改造し空母化しようという計画もあるからだ。
▼キシダ総理は北朝鮮や中国の脅威を煽り、さらにウクライナを支援し、ロシアも敵国に回した。一朝有事には、集団的自衛権行使容認を決議している函館に、米艦隊が入港し始めるのは時間の問題だ。
▼軍事基地があるところが敵の標的となる。第二次世界大戦では、函館も原爆投下の目標とされていたという。
▼プーチンは、北海道を極東のクリミアのように考えていないか。さらにこの数年来、津軽海峡をロシア艦隊が2度ほど通過しているのは確認されている。
▼「憲法9条」があるのに「敵基地攻撃容認」を決めた日本。北朝鮮や中国、さらにロシアにも【大日本帝国】への回帰ではないかと思われれば、枕を高くして眠れない函館市民の一人だ。
▼こんな危ない妄想を働かせるのが、真面目顔に見えるキシダ総理だ。という間にもキシダ総理は、フランスイタリアに外遊し、対ロシアの軍事強化を求めている。
▼『外交』とは「世界平和」のために行うと思っていたが、軍事同盟強化であれば『害交』と呼ばざるを得ない。
▼もう一つ思いついた。「日米安保条約」を「日米平和条約」と改称してはいかがと思ったが【世界平和統一教会】のようなので、この妄想は撤回したい。