函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

日本国民の世界的使命

2023年01月04日 12時13分15秒 | えいこう語る
▼古代アテネイの指導者・ぺリクレイスの、戦死した兵士たちへの有名な、葬送演説がある。この演説を意識したのが、南北戦争でのリンカーンのケディスバーグ演説だといわれている。

▼【われらの政体は他国の制度を追従するものではない。ひとつの理想を追うのではなく、ひとをしてわが範を習わしめるものである。その名は、少数者の独占を排し他数者の公平を守ることを旨として、民主主義と呼ばれる。

▼たとえ貧弱に身を起こそうとも、国家に益をなす力を持つ人ならば、貧しさゆえに道を閉ざされることはない。われらはあくまでも自由に公につく道をもち、また日々お互いに猜疑の目を恐れることなく自由な生活を享受している】。ペリクレスの演説。

▼リンカーン大統領も死んでいった兵士たちに対し、その死が無駄でなかったこと、それはなによりも自由で民主的な国を守るものであったことを強調している。

▼そのリンカーンの演説の民主主義の精神は、日本国憲法前文にも生かされているということは、国民の多くが今という時代に、思い起こさなければならない。

▼我が国の憲法改正論者は、米国(マッカーサー)が作ったという日本国憲法を変えなければ、日本に真の主権はないと声高に主張する。

▼だが2500年以上前の、民主主義発祥の古代ギリシアの都市国家、アテネイの指導者・ペリクレスの演説が、日本国憲法に引き継がれているということを、忘れてはならない。

▼戦後77年を過ぎ、憲法が古くなったという考えは正しくない。2500年以上にも渡り、アテネイで発祥した【民主主義】が、今なおアジアの辺境の日本国の憲法に、受け継がられているという事実に直視しなければならない。

▼むしろ【民主主義の継承国】としてのプライドを自覚することが、我が国の【世界的使命】ではないだろうか。それを後世につなげることも。

▼日本は世界各国の文化の集積地帯だ。その知識を最大限に発揮し、民主主義継承国家の名誉にかけ、全力を挙げてこの崇高な理想と目的を達することを誓ふ。何よりも世界最初の被爆地として。・・・カワグチエイコウ「極楽浄土温泉(昨日のブログ参照)」での演説?!より。

▼3日に夫婦で今年初の温泉に出かけた。弁当持参で入浴後に昼食。その後政治哲学者宇野重規著「民主主義は何か」を読み、再び温泉に浸った。

▼身も心も洗われ、その夜の夢でペリクレスとリンカーに次ぎ、私が演説を始めていた。

 
    この世の極楽は温泉にあり
              三頭下