函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

メディアの信頼度

2023年01月30日 12時20分05秒 | えいこう語る

▼テレビの朝のワイドショーの類は、チャンネルを回しても、同時間に同じものを放映している。これって変だと思う。

▼そうであれば、多くのテレビ局はいらないということになる。出演するコメンテーターの違いで、多少は差異もあるが、ほとんど代り映えがない。

▼報道番組で、その出演者の本を何冊か読んでいて、辛口の本味のコメントを期待しているが、目が覚めるような本質をえぐる様な発言はない。

▼言えない部分を、こちらが必至で考えるというのもなんだか妙だ。メディアがスポンサーや大株主に遠慮しているのなら、テレビなどいらないが、そうもいかないのが資本主義社会に生きる、視聴者の運命か。

▼株主の外国人保有規制比率は、20%以内となっているが、フジテレビは「32,88%」で日テレは「22,64%」(2020年10月時点)だ。国内ばかりではなく、外国にも遠慮しなければならないようだ。

▼ほとんどのメディアは電通を通しているので、スポンサーにも配慮が必要ということになれば、それぞれの都合の悪いことは言えないということになる。

▼そこで期待するのはNHKだ。私も妻からはNHK党?ではないかといわれるほど、NHKを視聴する率が多い。

▼だがそのNHKも役員人事は国に握られているし、総務省の顔色をうかがっているようだ。一朝有事には「大本営発表」の基地局になると思えば、最初から政府の手先のようで、信頼性も薄れてしまう。

▼なんでこんなことを書くのかといえば、昨夜の読書が堤未果著「株式会社アメリカの日本解体計画」経営科学出版だったからだ。堤さんの魔術に引き込まれ、朝まで一気に読み終えた。

▼日本人のNHKや民放TVや新聞への信頼度は、ちょっぴり古い統計だがとても高い。2010年末でNHKは「73,5ポイント」新聞は「70,9ポイント」民放は「58,2ポイント」だ。

▼メディアの影響は非常に高いということだろう。安倍晋三が統一教会関係者に殺害された。まともな報道なら、統一教会と晋三の関係、さらに多くの自民党議員との関係を徹底追及し「政教分離違反」を問うべきだ。

▼だがそうはならないのが、我が国のメディアの力の弱さだろう。「報道の自由度ランキング」では、2020年度が世界で66位だ。私たちはその程度のメディアの渦の中で、暮らしているということだ。

▼報道の自由が圧力を受けているというより、メディア自身が「報道しない自由」を選んでいると、堤さんは指摘する。

▼トランプを大統領にした理由の一つには、トランプがフェイクといわれても、徹底して大手メディと対立したからだという。

▼米国民は大手メディアへの信頼度に疑問を持っているのだろう。そういう意味ではメディアに反抗する米国民は、民主主義を自分の武器と理解しているようにも見える。

▼米国民の声だ。「メディアもイラクには大量破壊兵器があると、嘘をついて戦争を始めた。それがわかった時も、ニューヨーク・タイムズさえ謝罪は、1面ではなく8ページ目に小さく載せた」。

▼「覚えておくといいわ、マスコミは戦争を始める、でも絶対に責任は取らない。だから私たちは気をつけなければならないの」。

▼「敵基地攻撃」や「防衛費増強」や「トマホーク購入」などという言葉が、国会を飛び交う。まさに憲法無視の国会模様だ。

▼【憲法無視の国会。日本死ね!】という、一面トップ記事を期待したいものだ。トランプは「マスコミの言うことなんか信用するな、私が全部ツイッターで教えるから」といったそうだ。

▼さて私たち国民の覚悟だ。メディアの「報道しない自由」に隠されているものは何かというのを、目を凝らして問い続けることではないかと思う。 

▼トランプのように粘り強く!!!。