▼シンゾウが持病再発のため、再び総理の座を投げ出した。8年近くにも及ぶ長期政権は、説明責任のつかない問題が山積し、人より弱い腸にストレスを与えたせいのようだ。
▼だがシンゾウの最大の功績は「憲法改正(9条)」という重い扉を、大きくこじ開けたことだろう。「こんなにまで国民に尽くし信頼されている自衛隊を、このまま日陰者にしておいていてはかわいそうだろう」という同情論で憲法改正を推し進めようとした。
▼憲法解釈に同情論。伝家の宝刀「統治行為論」も真っ青だったに違いない。憲法学者たちもあきれ返った。だが、憲法解釈に「情」を挟む事で、国民の心を揺り動かし、それが結果的に「憲法改正論議」をたかめ、長期政権へとつながったようだ。
▼「政治は情だ」といわれるが、シンゾウの単純さが、国民の支持をつなぎとめたのだろう。「単純な総理の単純な国民」というのが、今の我が国の現状なのかもしれない。
▼シンゾウ亡き後の後継者戦、ちょっぴり期待したが、死んだふりしていた菅官房長官が、いきなり立ち上がり、あっという間に勝ち馬に乗ってしまった。
▼「アッと驚いた」のは、岸田と石破だ。「アベ一強忖度体制」は、派閥の中にもしっかり根付いていたのだ。菅の「この指とまれに」二階・竹下・麻生・細田派が集結した。
▼常在戦場の政治家の中にあって、棚からぼた餅などありえないものを、岸田は待ちに待った。そうして、あっさり梯子を外された。
▼だが、岸田はプライドだけを頼りに、わずかな武将たちを率い討ち死にする覚悟だ。自分が腹を切っても、部下の将来を想うのが真の大将ではないだろうか。
▼ここは、人気NO1の石破と手を組み、戦うのが国民への真のアピールではないか。だがこの石破とて「党員投票見送り」という、藤井名人のような先手を打たれ、敗北が見えてしまった。
▼ここは、負けても、石破と岸田は同盟を結び「政治家の魂」を国民にアピールしなければならない。岸田は石破に付いて、国民に正しい政治のあり方を訴えなければならない。「負けるにもいいい負け方」があるからだ。
▼「菅VS石破」の一騎打ちに持ち込む。自民党の正義はどちらにあるかを、国民にアピールすることだ。「潔い玉砕」は、石破や岸田にとって、今後大きな武器になるだろう。
▼一方菅政権は、アベ政権がなしえなかったことを少しずつ修正しながら、成果をこつこつ上げるだろう。以前「田中曽根内閣」というのがあった。次は「アベスガ内閣」といってもいいだろう。
▼シンゾウは「昭和の妖怪」といわれた祖父である岸元総理のように、平成の世を動かしていくに違いない。長期政権とは、そんな人物を生むことでもあるからだ。
▼ポーカーフェイスの菅は、シンゾウがこじ開けた憲法改正の扉を、さらにこじ開けるだろう。菅も日本会議国会議員懇談会のメンバーだからだ。
▼「日本会議」とは、我が国最大の右翼団体で、目的は「憲法改正」だからだ。元論、岸田も石破もそのメンバーだということも、記憶にとどめて置きたい。
▼ここまで来た時「潰瘍性大腸炎妖怪」という、恐ろしい妖怪が現れ、私はあわてて目を醒ましてしまった。現実離れした私の妄想は、やはり夢だったのだ。
▼夢から覚めても私の妄想はなかなか覚めなかった。シンゾウが政治家を辞め「政治評論家」として、テレビに毎日出演するらしいという妄想が、頭の中を駆け巡ったからだ。
▼「日米安保」「日中関係」「韓国問題」「北方領土」「核兵器廃絶」などは、シンゾウの解説に勝る者はいないからだ。それにシンゾウはバラエティー向きだからだ。
▼だがシンゾウの最大の功績は「憲法改正(9条)」という重い扉を、大きくこじ開けたことだろう。「こんなにまで国民に尽くし信頼されている自衛隊を、このまま日陰者にしておいていてはかわいそうだろう」という同情論で憲法改正を推し進めようとした。
▼憲法解釈に同情論。伝家の宝刀「統治行為論」も真っ青だったに違いない。憲法学者たちもあきれ返った。だが、憲法解釈に「情」を挟む事で、国民の心を揺り動かし、それが結果的に「憲法改正論議」をたかめ、長期政権へとつながったようだ。
▼「政治は情だ」といわれるが、シンゾウの単純さが、国民の支持をつなぎとめたのだろう。「単純な総理の単純な国民」というのが、今の我が国の現状なのかもしれない。
▼シンゾウ亡き後の後継者戦、ちょっぴり期待したが、死んだふりしていた菅官房長官が、いきなり立ち上がり、あっという間に勝ち馬に乗ってしまった。
▼「アッと驚いた」のは、岸田と石破だ。「アベ一強忖度体制」は、派閥の中にもしっかり根付いていたのだ。菅の「この指とまれに」二階・竹下・麻生・細田派が集結した。
▼常在戦場の政治家の中にあって、棚からぼた餅などありえないものを、岸田は待ちに待った。そうして、あっさり梯子を外された。
▼だが、岸田はプライドだけを頼りに、わずかな武将たちを率い討ち死にする覚悟だ。自分が腹を切っても、部下の将来を想うのが真の大将ではないだろうか。
▼ここは、人気NO1の石破と手を組み、戦うのが国民への真のアピールではないか。だがこの石破とて「党員投票見送り」という、藤井名人のような先手を打たれ、敗北が見えてしまった。
▼ここは、負けても、石破と岸田は同盟を結び「政治家の魂」を国民にアピールしなければならない。岸田は石破に付いて、国民に正しい政治のあり方を訴えなければならない。「負けるにもいいい負け方」があるからだ。
▼「菅VS石破」の一騎打ちに持ち込む。自民党の正義はどちらにあるかを、国民にアピールすることだ。「潔い玉砕」は、石破や岸田にとって、今後大きな武器になるだろう。
▼一方菅政権は、アベ政権がなしえなかったことを少しずつ修正しながら、成果をこつこつ上げるだろう。以前「田中曽根内閣」というのがあった。次は「アベスガ内閣」といってもいいだろう。
▼シンゾウは「昭和の妖怪」といわれた祖父である岸元総理のように、平成の世を動かしていくに違いない。長期政権とは、そんな人物を生むことでもあるからだ。
▼ポーカーフェイスの菅は、シンゾウがこじ開けた憲法改正の扉を、さらにこじ開けるだろう。菅も日本会議国会議員懇談会のメンバーだからだ。
▼「日本会議」とは、我が国最大の右翼団体で、目的は「憲法改正」だからだ。元論、岸田も石破もそのメンバーだということも、記憶にとどめて置きたい。
▼ここまで来た時「潰瘍性大腸炎妖怪」という、恐ろしい妖怪が現れ、私はあわてて目を醒ましてしまった。現実離れした私の妄想は、やはり夢だったのだ。
▼夢から覚めても私の妄想はなかなか覚めなかった。シンゾウが政治家を辞め「政治評論家」として、テレビに毎日出演するらしいという妄想が、頭の中を駆け巡ったからだ。
▼「日米安保」「日中関係」「韓国問題」「北方領土」「核兵器廃絶」などは、シンゾウの解説に勝る者はいないからだ。それにシンゾウはバラエティー向きだからだ。