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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

ノーベル平和賞

2014年10月11日 11時30分43秒 | えいこう語る

▼親愛なるマララ・ユスフザイさんへ。ノーベル平和賞受賞おめでとうございます。あなたの国連での演説「全ての子供たちに教育受ける権利の主張」を聞きました。ケネディー大統領の就任演説、チャップリンの映画「独裁者」での演説にも劣らぬ感動を覚えました。あなたの受賞で「憲法九条を保持してきた日本国民」は受賞できませんでしたが、来年はチャンスがあるということを、多くの日本国民が自覚したことに感謝いたします。

▼ 「九条」が平和賞にノミネートされたことに対し、アベ総理は「結構政治的だね」と話したという。我が国の政治家のトップが、政治は策略的だと常に考えているというのが、あらためて証明された言葉だ。「集団的自衛権行使を容認しても戦争はしない」というのは「容認とは、戦争をするのは当たり前」という意味にとれるし「原発再稼動」の発言は「自衛隊を国防軍にするので、原子爆弾を製造し保持するため」と考えた方が、正しい解釈ではないだろうか。

▼ 身近なところで、アベ総理のような政治的という発言を思い出してみる。函館市長の「大間原発建設凍結」という言葉だ。「凍結」と聞いた時、北海道暮らしにすぐ思いつくのは「春の雪解け」だ。これこそ「政治的言葉」ではないかと、いまだに疑念をぬぐえないでいる。「大間だけに反対で、私は反原発ではない」という市長の発言も、政治的すぎるのではないかと、ちょっぴり距離を置く、市民もいるのではないかと思う。

マララさんは、将来パキスタンの首相になりたいという。私の希望は国連の事務総長になって、世界平和に貢献していただきたいと思う。そして、日本の集団的自衛権の容認は、明らかな憲法違反だとも言ってほしい。日本の片田舎のおじさんから、平和賞受賞へのささやかなお祝いの言葉です。