夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

勝間和代さんが語る、英語学習法

2013-10-18 23:45:11 | 教育
働く女性を中心にカリスマ的な人気を集め、何かと話題になっていた勝間和代さん(最近はあまり評判を聞かないが)。以前、私が読んだ勝間本の中に、英語学習に役立ちそうな部分があったので、紹介しておきたい。

私は、英語も含め、スキルとは、スキーとか運転とかと同じ類で身体で覚えるものだと思っています。(記憶は頭でなく、身体でする、という仮説を思い出してください)。練習なしに、突然明日から上級者になるのはあり得ないものだと思います。
よく「一日十分聞き流せば、話せるようになる」という類の教材が多く出ていますが、多くのダイエット食品と同様、効果はほとんどないと思ったほうがいいでしょう。
もしこれがスキーだったら、「初心者のあなたも一日十分テープを聴くだけで、三ヶ月後には上級者コースでパラレルをできるようになります」なんていうのは絶対にあり得ないとわかるはずです。それが、英語だと信じてしまうのが、人間の弱いところです。
スキーがうまくなるには、とにかく、足腰の基礎体力をつけて、正しいフォームと体重加重の仕方をコーチから習って、あとは滑りの回数を重ねるしかないわけです。
英語もまったく同じで、
 ・ボキャブラリと文法を身につけたら、
 ・例文を暗記し、
 ・正しい発音を覚えて、
あとはひたすら、
 ・文章を音声で聞いて、
 ・テキストで読んで、
 ・その音声を繰り返し発声して、
 ・文字にして書く
しかありません。
(『勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド』)

勝間さんが働きながら、自分のスキルアップのために、仕事の外の場で、学び続けていたのが英語だった。何年もかけ、TOEICの点数を倍にしたそうだが、それを可能にしたのは、小さな努力の積み重ねだったという。NHKの「ビジネス英会話」を毎日聴く、アルクの「TOEICテストマラソン」をコツコツ通勤時間に欠かさずやる、英会話学校に週2~4回通う、好きな本や曲の英語のテープを聴き続ける、といったことをしたそうだ。

やはり、真に有用なものを身につけるには、その代価を払わなければならないことを痛感する。

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2 コメント

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謳い文句 (風の靴)
2013-10-23 09:49:01
ご無沙汰しております。(笑)

勝間和代さんは才媛でも大変な有名な方でもありますが、彼女を拝見する度にいつもあのパワーは一体何処からくるのだろう思って居りました。

こちらのお話しから「何事も努力を怠らない」・・・

真に「女傑」とも言うべき今日の「勝間和代」その人があるのもそんな彼女の”影の努力”にあったのだと感じました。

三ヶ月後・・・短期間で・・・等と言う「謳い文句」に悲しいかな・・・兎角人間は弱いものです・・・

簡単に手に入るのなら・・・と思ってしまいます・・・

勝間さんのこの英語論は的を射ておりますね
言い当てております・・・その通りだと思います。

何事も日々の積み重ねでしょう

彼女のこの喩えは非常に分りやすかった。

ちかさださんありがとうございました(笑)
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英会話 (piccology)
2013-10-19 23:01:04
オランダ語は英語と語順が違うらしいですが、オランダ人の八割は英会話ができるらしいです。市場の野菜売りのおばさんに英語で調理法を聞いても英語で説明してくれるくらいです。文法的には間違いが多くても、コミュニケーションには問題ないということでした。英語は自信を持って喋るのが大事だそうです。
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