夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

今週末も学会

2013-10-19 23:42:22 | 日記

会場はノートルダム清心女子大学。
地元岡山での開催なので、移動の時間がなくて済むのが助かる。
勤務校では今日は模試実施日だったが、午前中だけ出勤し、午後の監督は上司にお願いして、公開講演会に参加した。


講演会では、お二方めのお話がとてもよかったと思う。
岡山の高梁市(旧成羽町)出身ということで、マクラに岡山弁の話題から入ったのだが、これが面白かった。
昔の俳優で多くの映画に出ていた長門勇(倉敷市出身)が、「おえりゃーせんのー」(だめだ、いけないの意)とよく言っていた、という話から始まり、
・ぼっけー(すごい)
・傘に乗る(傘に入れてもらう)
・はしる(しみる、ひりひりする)
・いぬる(行く、来る)
・みてる(なくなる)
・やっちもねえ(しょうもない)
など、いくつもの方言を紹介し、笑いを誘っていた。
そして、岡山弁には古典の言葉をもとにしてなまりが生じたものが多いように感じる、古来きっと、文化の盛んなところだったのだろう、と言われていたのが印象に残った。

その後のご講演も、とても堅実な内容で、中世類題集研究の第一人者にふさわしい、しかもご本人のお人柄の伝わる、よいお話だった。この先生の講演は、数年前、京都光華女子大学でも聞いたことがあり、確か「類題集研究ひとり旅」といったタイトルでお話しされた記憶がある。
その頃、勤務大学を退任されたのだと思うが、現在は、これまで自分の研究したことをわかりやすく伝えることに意を尽くすようになった、ということを述べておられた。

明日は研究発表を聞きに行く。自分のやっている分野に関連のある発表もあり、今から楽しみにしている。

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