日々のこと ふたたび南米チリにて

~南米生活はや11年。子供3人のママ。6年住んだリマを離れ、再びチリへ。育児、お仕事など日常生活を綴ります~

ハウス・ハンターズ・インターナショナル

2013-06-12 12:53:30 | ペルーの生活
今までNHKばかり見ていた私ですが、4月から番組時間が再編成になり、ペルー時間で22:45の「あまちゃん」再放送後は、
毎日大人の基礎英語とかスペイン語講座とか語学番組ばかりになってしまいました・・・・。

オイコノミアとかいつも楽しみにしてたのになー。
で、最近、よく見ているチャンネルがFOX LIFE。

ファッションや料理、インテリア番組などが主に放送されています。
その中で私が気に入っているのがHOUSE HUNTERS INTERNATIONALという番組。
ペルー時間で月-金曜日の23:50からはじまります。

この番組は、毎回、家を買いたいカップルや家族が登場し、3件の物件を見て最後にその中の1件を購入するというもの。
舞台になる町や国はその日によって異なります。
バケーション用のセカンドハウス購入が多いので、中米のリゾート地や南欧がよく出てきます。

私だったらどれを買うかなーと思いながら見ているのですが、
最後に主人公たちが買う家は私の趣味とことごとく違っておもしろいのです。
同じ人間で生きるためにすることは同じ(食べるとか眠るとか)なのに、
国が違うと(もしくは人によって)ここまで感覚が違うものなんですね。

たとえば、先日、ニューヨーク在住のモデル兼会社経営をしている女性が登場しました。
どこだったか中米のリゾート地にバケーション用の家を買いたいということで、
「普段、とても忙しくてニューヨークではとにかくいつも走っている感じなの。だから、のんびり過ごせる家がほしい」
と最初にコメントしていました。

そんな彼女が重視するのはオーシャンビュー。

詳細は忘れちゃったけど、
1件目は値段もそこそこだけど広さや内装もそこそこな家、

2件目は眺めがよくて広くて改装されてすぐ住める状態だけど値段は高い家、

隣の家が近いからプライバシーがイマイチねと言った彼女に不動産会社のお兄さんは

「次の家はきっと気に入るよ。すごく眺めがいい場所なんだ」

と。

で、3件目。
海を見渡せる丘にあって庭が広くて、たしかに眺めは最高。
が、家は・・・家主が建設途中でほったらかしたのか、扉とか2階部分とか何もできていない廃墟みたいなところ。

彼女もびっくりしていました。

最終的に彼女が選んだ家はどれだったと思いますか?

私はお金があって普段忙しい彼女なら、すぐ住める状態の2件目にするのかな、と思った。
それにラテンの国で改装するのって予定通りに進まなくていろいろ面倒で疲れそうだもん。

が、彼女が選んだのは3件目。

「眺めがいいし、自分の好みにあわせて内装を作っていけるでしょ」

というのが理由。
実際、数ヶ月後の映像を見たらかなりきれいにはなっていましたが・・・。

忙しいのにさらに忙しくなりたいの???と私は驚きました。
ペルーの人達もそうだけれど欧米の人達って自分たちの家だから自分たちの好きなように変えたいという気持ちが大きい気がします。

たとえばペルーでは新築の家やマンションはすぐに住める状態にはなっていません。
電気、クローゼット、洗面所の鏡、カーテンレールなどなど、自分でつけないといけないのです。

ついでに建設技術の問題でしょうが、新築マンションでも意外にも電気や水に問題があったりすることが多いです。

だからなのかどうなのか、日本のように格安の中古物件はほとんどないです。
中古でも普通に高いです。
家主としても改装を重ねたりしてお金をかけているから値段を下げたくない気持ちもあるのでしょう。

このあいだ、東京都内のマンション情報を少し見ていたら、中古だとずいぶん値段が下がるのですね。
もしも日本で家を買うなら(買わないし買えないけど)、ぜったい中古物件だなーと思いました。

私自身は家を買った経験はないので、聞きかじった情報もまぜて書きますが、

こんなペルーでお得にマンションを買いたいときは、
マンションが建設中、もしくは建設がはじまったばかりの状態で買うことだそうです。
早割りみたいなのがあって割安で購入できるそうです。

でも実物を見ずにそんな大きな買い物って怖い! 特にペルーだし。
マンションそのものが欠陥建築のリスクだってあるし・・・。

でも、リスクがある状態だから安いということなのかな。
そういう意味で中古なら実際、人が住めているわけだから品質保証されていて価値があるという考え方なのかもしれませんね。

経済が上がり調子のペルー、投資目的でマンションを買う人も多く、
新築マンションもできあがるころにはほとんど全室買い手がついているらしいです。

かつての日本みたいですね。私達の親世代、
土地代はどんどん値上がりしていくもの、家は買うのが良しとされていた時代・・・。

私も将来、終の棲家くらいは買えたらなと思ってますが、
今は子供たちが小さいからできるだけ広い家に住みたいと思っているけど、そういうのも年齢によって変わってくると思うし、
しばらくは借り家暮らしでいいかなーと思います(というかそもそも買えないでしょ)。

ちなみに最近の私の趣味は賃貸物件のページチェック。
ほぼ日課です。
掘り出し物やすてきな物件に出会うと心躍る(引っ越さないのに)。
家賃がウン千ドルですてきな家はゴロゴロ転がっていますが、住むのはぜったい無理なのでそそられません。

たまーにある掘り出し物(立地よし、広さよし、値段よし)とか少し手を伸ばせば届くかもしれない家賃の物件でいいのがあると
うれしくて、そこに住む自分を想像したりしながら眺めています。

でもさすがに実際には見に行きませんよ。本当はすごく見たいけど。
引っ越す気がないのにその家の家主さんや不動産屋さんに時間取らせたら申し訳ないですから。

で、やはり掘り出し物はすぐ埋まってページから消えるので、
お気に入りの家の写真はパソコンに保存しています。

がんばればいつかこういう家に住めるかもという目標があると仕事のモチベーションもあがるしね!

書いてて思ったけど、どれだけ暇なのよ私。

いやいや正確には
習い事するのは時間的に無理だから、このくらいしか楽しみがないんですよ。

でも、家のことを考えるのは楽しいね。

だから、欧米人たちは全面改装されて完璧な家よりも改装する余地がある家を選ぶ人が多いのかなー。
家のことにいつも頭を悩ませられるという感覚ではなく、むしろ、いつも考えていたいのかも。

いいなーと思っていたマンションの1つ。
(画像はurubania.clasificados.peからコピーしました。載せたらまずいよね、きっと。でもあまりにすてきなので・・・)

体を洗うところとバスタブが別というのは日本人的には普通の希望ですが、ここだと主にデラックス系のおうちにしかないです・・・。
気になる家賃は「お問い合わせください」と書かれていました。



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