日々のこと ふたたび南米チリにて

~南米生活はや11年。子供3人のママ。6年住んだリマを離れ、再びチリへ。育児、お仕事など日常生活を綴ります~

ちょっと変だよ?! 久々の日本で思ったこと

2013-01-20 00:46:41 | 子連れ旅行 日本
しつこく日本ネタを引きずり続けるチチャです。

3年半ぶりに訪れた日本。毎日、NHKを見ているから、近くにいるような気になっていたけれど、
テレビと実際に行くのとではやっぱり違う!!!

チリでの生活も加えると、南米生活9年目に入った私。
特にペルーはチリよりもさらに南米っぽい国のせいか、今回は知らず知らずのうちに身についている習慣にはっとさせられました。
日本に住んでいたときには常識だと思っていたことが、実は日本だけの習慣だと気づいたこともありました。
時間のあるときに、少しずつ書きたいと思います。

もしかしたら、日本にお住まいの皆様や南米が大好きで大好きでたまらない方々の気分を害する内容を
知らず知らずのうちに書いてしまうかもしれませんが、決して意図したわけではありませんので、
先に謝っておきます。 
変なことを書いてしまったら、大変申し訳ございません。
どうぞ、世間知らずなオバチャンのたわごとと、軽く流して読んでいただけましたら幸いです。


①つい小銭を貯めてしまう

タクシーやバス、キオスクや小さな商店で、大きいお札を出すと「おつりがない」と言われるのが日常の南米、
小銭がないと、バスに乗れません。小さなお菓子も買えません。メルカドで野菜も買えません。
そのため、大きなスーパーやデパートなどでは大きなお札で払ってお釣りをもらい、
小銭を常に絶やさないようにすることが大変重要です。

それを無意識に日本でもやってしまい、気づくと小銭でお財布がパンパンでおもたくなっていました。
日本では駅の切符売り場から缶ジュースの自動販売機にいたるまで1万円を出してちゃんとお釣りが来るんだから。
そのたびにお金くずしてたら、そうなるよね、当然。

こりゃいかん、と今度は小銭をつとめて減らす生活に切り替えて、やっと慣れた頃、ペルーに戻り、
リマ空港の免税店で買い物しようとして100ソル札(約38ドル)を出したら、「お釣りがない」と言われました。
さっそく南米の洗礼を受けましたよ。ペルーに帰ってきた、と実感しました。

②トイレに紙を流すのに躊躇した
ペルーでは、水洗トイレの水圧が弱いため、トイレットペーパーをトイレに流せません。
流すとつまってしまうことが多いからです。だから紙は便器の横に置いてある大きなゴミ箱に捨てます。

日本に着いてからも、ついトイレットペーパーをゴミ箱に捨てそうになり、
あれ、ゴミ箱が小さすぎて捨てられないぞ、そうだ、ここは日本だったと気づいて、
「ちゃんと流れるかな」と要らぬ心配をしながら流しました。

ヒメは物心ついたときから、「トイレに紙を流してはいけません」と教えられてきたため、
毎回、私に「ママ、どーしてパペル(紙)、タッチョ(ゴミ箱)に捨てないの」と聞きました。

やっと聞かなくなった頃、ペルーに戻り、紙をトイレに流してカアサンに注意されていました

そのほか、ヒメは、最初に行った成田空港のトイレで、便座(ウォシュレットタイプ)が暖かいのにびっくりして、
「Esta Caliente(あったかいね)。 ヒメ、コレ、スキ」
と喜んでいました。
また、洗面所の高さがペルーより低くて、ヒメも一人で手を洗うことができたので
私もいちいち抱っこしなくていいから楽でした。

③店員みんなが謝っている
日本にいたら当たり前だけど、日本のお店って接客が丁寧(たまにそうでない人もいるけど)。
慣れていないと、かえって恐縮しちゃいます。
たとえばこちらでは、なにかそそうや失敗があったときも、こちらの人って謝りません。
ペルー人はチリ人よりましだと思うけれど・・・、日本人、謝りすぎじゃない?
(そう言う日本人のアンタも書き始めにいきなり謝ってたよ)

「お客様、大変申し訳ございません。」とすごく腰を低くして言われ、
「え、何やらかしてくれた?」とドキっとして耳を傾けると、
そんなの気づいてもいなかった程度のことを謝っていて、拍子抜けしたことが何度かありました。
だって、もしも、ペルーでそんな風に謝られることがあったら、それはほんとーーーーに一大事のはずだから。
(そもそもそんな丁寧に謝られた経験ないし)

東京で、道路工事のおじさんが、歩行者に「(工事で)ご迷惑をかけて申し訳ございません。こちらをお通りください」と
案内しているのを見て感心しました。
リマだったら、いきなり工事していて、で、歩行者用の通路など用意されていないことが多々あります。
そんなときは、車道を通るか、工事現場の中をそろそろと通るのが常なのです。
美人なおねえちゃんに口笛吹くことはあっても、謝るとか・・・少なくとも私は見たことがないし、想像もできない。

④優先者専用窓口がない
日本のサービスはどんな分野でもきめ細かくてすごいとずっと信じていたのだけれど・・・。

チリやペルーでは、銀行やお店のレジ、役所の窓口等、妊婦、赤ちゃん連れ、お年寄り、障害者用に優先レーンがだいたいあります。
たとえば、常に長蛇の列のBanco de La Nacion(国立銀行)だって、オウジを連れて行けばすいすいです。
ま、そもそも南米では窓口の処理が遅すぎるから、こういうコーナーがあるのかもしれないけれど、
日本で優先レジや窓口はあまり見かけませんでした。

各所でのバリアフリー、視覚障害者向けの黄色い凸凹完備などはすごく進んでいると思うし、
福祉面だってペルーより比べ物にならないくらいしっかりしているはずだし、
デパートやモールにはきれいな授乳室が完備されているというのに、
こんな簡単でありがたいサービスが抜けているのはどうしてなんだろう。

もしかして、高齢化社会の日本では、優先対象者のほうが普通の人より多くなっちゃう・・・からか?

最後に、テーマからは離れるけど、あるファーストフード店のゴミ箱。

ちゃんと分別できるようになっている!

世界的チェーンのファーストフード店って、どこも同じような気がするけれど、
それぞれの国で違うメニューがあったり、意外とお国柄が出ますね。
(今度、ペルーっぽいところを写真に撮ったら載せます!)

ゴミの分別が進んでいる日本。
こうあるべきと思いながら、ペルーに帰って、ガラス以外、なんでも1つのゴミ箱に捨てられるのがうれしかった。
ごめんなさい、地球(あ、また謝った)。

~次回へ続く~

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