テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 千年昔の、遺跡を辿れ! ~

2024-06-07 22:04:08 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ぼんじゅゥ~るゥ、ぱりィ!」

「がるる!ぐるるがるるる~!」(←訳:虎です!初夏はフランス~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今日6月7日からは《横浜フランス月間》!

 横浜赤レンガ倉庫、横浜日仏学院などで

 フランスの魅力を発見するフェスが開催されますよ。

 お天気に恵まれますようにと祈りつつ、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

       ―― KYOTO たのしい源氏物語 SANPO ――

 

 

 編者は朝日新聞出版の皆さん、

 2024年2月に発行されました。

 『LET'S VISIT REAL PLACES FEATURED IN THE TALE OF GENJI』と

 英文で副題が付されています。

 

 ご覧の通り、2024年の大河路ラマ『光る君へ』とリンクした

 京都のガイドブックは、

 解説文に《『源氏物語』にまつわる15コースを徹底ガイド》

 とありますが……なかなか容易には行かぬようですね? 

 

「だッてェ、へいあんじだいィ~でスからッ!」

「がるるるぐるる!」(←訳:昔むかしなのだ!)

 

 紫式部さんが生きたのは、西暦1000年前後。

 

 新選組の隊士さんたちが京の都を疾走した幕末、

 信長さんが没した安土桃山時代、

 その頃の歴史遺跡さえ

 残っているのはごく一部だけ、だというのに、

 1000年も昔の、平安時代の頃の名所って

 現代にはほぼ残ってないでしょ?……と思ったら。

 

「おおッ! はッけんッ!」

「ぐるがるぐる!」(←訳:ここにも発見!)

 

 ええ、そうなんです。

 石の都・ローマならともかく、

 木の建築文化の都市・京都で、

 果敢にも、1000年を超えて残っている名所・遺跡が

 ボチボチあるんですね♫

 

 蘆山寺(ろざんじ)があるのは、

 紫式部さんの曽祖父・藤原兼輔さんが建てた邸宅の跡。

 

 朱雀門の跡は、

 二条駅の北西に。

 

 平安宮(大内裏)の中心的な存在であった平安宮内裏跡、

 一条天皇の里内裏(一条院内裏)である一条院跡、

 といった

 紫式部さんや清少納言さんが出仕し、

 懸命に働いた場所のもあれば、

 道長さんが夢見た”来世への扉”かと思われる

 宇治の平等院は、すこぶる堂々と現存。

 

 宇治川のほとりや、

 嵐山の野宮神社も現役の名所です。

 紫式部さん、1000昔の或る日の午後には

 ロケハン気分でそぞろ歩いたりもしたのでしょうか。

 

「えちぜんへもォ、ゆきまァ~ス!」

「がるるぐる!」(←訳:国司に赴任!)

 

 生粋の京都っ子・紫式部さんが、

 京都以外で暮らしたのは、

 父・為時さんが国司として赴任した

 越前国・武生(たけふ)での、約1年半。

 

 越前国府があったと推定される場所には今、

 本興寺(ほんこうじ)という、

 法華宗のお寺さんがあります。

 

「ふゥむゥ、ほんきでェさがせばァ~」

「ぐるーるがるるる!」(←訳:ツアーが出来るね!)

 

 さまざまな事跡・遺跡をもとに組み立てられた

 15のお散歩コースと、

 『源氏物語のいろは』、

 京都の年中行事&風習、

 お寺社さんで授与されるグッズの紹介等、

 たのしい散歩ガイドブックは、

 大河ドラマファンの方々に、

 京都旅行を予定されている方々にもおすすめですよ。

 

 次の日曜日が待ち遠しい!

 今度は誰が/何がトレンド入りするのかな?

 我が推しの出演時間が増えますように!

 とワクワクドキドキしたりしながら、

 皆さま、ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 

コメント
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