「こんにちわッ、テディちゃでス!
ううゥむゥ~…ちかづいてェ~いまスッ!」
「がるる!ぐるるるがる?」(←訳:虎です!梅雨入り迫る?)
こんにちは、ネーさです。
関東地方の梅雨入りは、6月上旬から下旬?(『頭痛ーる』予想より)
雨続きになる前の貴重な青空を仰ぎながら、
さあ、本日の読書タイムは、こちらの隔月刊誌を、どうぞ~♪
―― mr partner 2024年 6月号 ――
現在発売中の『ミスター・パートナー 6月号』は、
《ロンドン近郊 地下鉄・電車で行ける 秘密の庭めぐり》特集号です。
「あはァ! いんぐらんどのォ~みどりィ!」
「ぐるるがるる~!」(←訳:日本と違うね~!)
前々回記事では、
バーネットさん著『秘密の花園』をご紹介しました。
この《秘密の庭めぐり》特集号では、
まさに、異国からやって来た少女メリーさんが
英国の自然や気候に触れ、驚きながらも
美しい花園を創っていったのと同じように、
ひそやかに、大切に、
一歩一歩作り上げられていった名園が取り上げられています。
アーサー・ランサムさんや
イーディス・ネスビットさんに愛されたという
『Well Hall Pleasaunce(ウェル・ホール・プレザンス)』。
テムズ川沿いにあって、季節の花が咲く
『Victoria Embankmento / Whitehall Gardens
(ヴィクトリア・エンバンクメント/ホワイトホール・ガーデンズ)』。
天文台でも知られる
『Greenwich Park(グリニッチ・パーク)』。
そして、
テート美術館が所蔵するJ・E・ミレイさん作『オフィーリア』の、
背景に描かれた小川があるのは、
『Knollmead Park(ノールミード・パーク)』。
「あァ~なるほどォ!」
「がるるぐるるがっるる!」(←訳:植物の感じがそっくり!)
コマドリ、アオゲラ、エナガなど
『ガーデン・バード』と呼ばれる
庭や公園に飛んでくる鳥たちの特集ページ、
『ヴィクトリア時代と移民』、
『紅茶占いのティータイム』
といった読み物のページもしっかり組まれていて、
英国文学好きな方々、
ヴィクトリアンアート好きな方々には、
嬉しい企画ですね。
私ネーさは、本文42~43ページの
『ヴィクトリア朝・普通の人びとの日常』
という連載エッセイの、
ラファエル前派のエピソードを堪能いたしましたよ。
ラファエル前派――
現代でこそ高く評価されている
19世紀絵画のムーブメントですけれど、
当時は過激と見做されて非難の嵐、
悪口を言いまくられた若き画家さんたちは
ひどく凹み、傷つきましたが。
「いまのォ、にんきぶりィ!」
「ぐるるがるるるるる!」(←訳:見せてあげたいよう!)
画家さんたちに、作家さんたちに、
市井の人びとに愛された
庭園の緑。
本文84~85ページには、
英国の老舗画材メーカー『ウィンザー&ニュートン』の
記事も掲載されています。
庭園好きな方々はもちろん、
『W&N』ユーザーさんも
本屋さんの雑誌コーナーで見かけたら、
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪