テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 庭を造る。庭を描く。 ~

2024-06-05 22:03:36 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ううゥむゥ~…ちかづいてェ~いまスッ!」

「がるる!ぐるるるがる?」(←訳:虎です!梅雨入り迫る?)

 

 こんにちは、ネーさです。

 関東地方の梅雨入りは、6月上旬から下旬?(『頭痛ーる』予想より)

 雨続きになる前の貴重な青空を仰ぎながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの隔月刊誌を、どうぞ~♪

  

 

 

        ―― mr partner 2024年 6月号 ――

 

 

 現在発売中の『ミスター・パートナー 6月号』は、

 《ロンドン近郊 地下鉄・電車で行ける 秘密の庭めぐり》特集号です。

 

「あはァ! いんぐらんどのォ~みどりィ!」

「ぐるるがるる~!」(←訳:日本と違うね~!)

 

 前々回記事では、

 バーネットさん著『秘密の花園』をご紹介しました。

 この《秘密の庭めぐり》特集号では、

 まさに、異国からやって来た少女メリーさんが

 英国の自然や気候に触れ、驚きながらも

 美しい花園を創っていったのと同じように、

 ひそやかに、大切に、

 一歩一歩作り上げられていった名園が取り上げられています。

 

 アーサー・ランサムさんや

 イーディス・ネスビットさんに愛されたという

 『Well Hall Pleasaunce(ウェル・ホール・プレザンス)』。

 

 テムズ川沿いにあって、季節の花が咲く

 『Victoria Embankmento / Whitehall Gardens

  (ヴィクトリア・エンバンクメント/ホワイトホール・ガーデンズ)』。

 

 天文台でも知られる

 『Greenwich Park(グリニッチ・パーク)』。

 

 そして、

 テート美術館が所蔵するJ・E・ミレイさん作『オフィーリア』の、

 背景に描かれた小川があるのは、

 『Knollmead Park(ノールミード・パーク)』。

 

「あァ~なるほどォ!」

「がるるぐるるがっるる!」(←訳:植物の感じがそっくり!)

 

 コマドリ、アオゲラ、エナガなど

 『ガーデン・バード』と呼ばれる

 庭や公園に飛んでくる鳥たちの特集ページ、

 『ヴィクトリア時代と移民』、

 『紅茶占いのティータイム』

 といった読み物のページもしっかり組まれていて、

 英国文学好きな方々、

 ヴィクトリアンアート好きな方々には、

 嬉しい企画ですね。

 

 私ネーさは、本文42~43ページの

 『ヴィクトリア朝・普通の人びとの日常』

 という連載エッセイの、

 ラファエル前派のエピソードを堪能いたしましたよ。

 

 ラファエル前派――

 現代でこそ高く評価されている

 19世紀絵画のムーブメントですけれど、

 当時は過激と見做されて非難の嵐、

 悪口を言いまくられた若き画家さんたちは

 ひどく凹み、傷つきましたが。

 

「いまのォ、にんきぶりィ!」

「ぐるるがるるるるる!」(←訳:見せてあげたいよう!)

 

 画家さんたちに、作家さんたちに、

 市井の人びとに愛された

 庭園の緑。

 

 本文84~85ページには、

 英国の老舗画材メーカー『ウィンザー&ニュートン』の

 記事も掲載されています。

 庭園好きな方々はもちろん、

 『W&N』ユーザーさんも

 本屋さんの雑誌コーナーで見かけたら、

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

コメント
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