今日こそハッピーハロウイン!の筈ですのに、
街のそこここではクリスマスの飾りつけが~!
いえ、日本だけじゃありません、
パリでももうクリスマスツリーが登場してるそうですよ~!
こんにちは、ネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるー!」(←訳:虎ですー!)
では本日は、夜景キラキラなパリの御本……ではなくて、
夜景はなくとも花火の技術は当時世界一だったに違いない、
お江戸文化の御本を、さあ、どうぞ~!
―― 江戸デザイン学。 ――
編者はペン編集部の皆さん、’10年3月に発行されました。
江戸時代に《一世を風靡》した絵画・出版物・グラフィック・テキスタイルなど様々なデザインを
カラフルな図版や資料で紹介してくれるビジュアルブック、ですね。
「にゃんこッ!
ひょうしにィ、にゃんこがァ、いまスゥ!」
「ぐるるがるー!」(←訳:鳥も飛んでるー!)
表紙画になっているのは、
歌川広重さんの『名所江戸百景 浅草田圃西の町詣』。
にゃんこ、つまり猫ちゃんの愛らしさで有名な作品ですね。
デザイン――という点から見直せば、
この画は、とても象徴的であると申せましょう。
ここには江戸の文化&デザインのエッセンスがたっぷり詰まっています。
遠くに見える簡素化された富士山のフォルム、
空を裂くように西へ向かうのはたぶん雁の群、
尾が短いニャンコちゃんは和猫でしょうし、
藍染めらしき手拭いが窓枠に掛けられ、
その下には『ふくら雀』と呼ばれる紋様が描き込まれています。
室町、安土桃山の風景ではないことは歴然としています。
デザインは時代を語る――
といったら大袈裟でしょうかしら。
「おえどのォ、あーとッ!
みてるだけでェ、たのしィでスよッ♪」
「がるるーぐるる!」(←訳:きれいでユニーク!)
御本の前半では、浮世絵に見る江戸のデザインが
大きく取り上げられています。
そして後半では……
スポットライトを浴びるのは、庶民の衣服!
このパートが、特に素晴らしくて感心しました!
「どれどれッ?」
「がるるるっ?」(←訳:どこどこっ?)
江戸中期~後期にかけて流行した縞柄・格子縞・市松模様の見本や、
庶民に人気だった三つの色、
その人気色をベースにした江戸小紋の各種図柄が、
お江戸の服飾文化をきりり!と再現しています。
これが、なんとも格好いい!
日頃、TVのドラマや時代劇は殆ど観ない私ですが、
’09年に放送された『JIN-仁』は拝見しておりました。
時代考証ガンバってるなあ、と
制作スタッフさんの偉業に拍手したものですが、
この御本では、まさにあのドラマに頻出したような
お江戸の市井の人びとが身にまとっていた衣服のデザインが
詳細に解説されています。
時代考証と服飾文化史に興味ある御方には
本当にハズせない一冊ですよ~♪
「さいきんッ、じだいげきえいがッ、はやッてまスゥ!」
「ぐるるぐるがるる!」(←訳:今年は北斎さん生誕250年だし!)
江戸版画好きさん、
お江戸デザイン好きさんは、ぜひ一読を!
「ネーさッ!
おえどのォ、おかしはァ?」
「ぐるるぐるー!」(←訳:お江戸おやつー!)
……えへん、そうね、
今の季節の江戸のおやつといったら、おそらく……
焼き芋!!
「むぽッ!
いもほりにィ、しゅッぱつゥ!」
「がるぐるるぐるー!」(←訳:たくさん掘ってきまーす!)
街のそこここではクリスマスの飾りつけが~!
いえ、日本だけじゃありません、
パリでももうクリスマスツリーが登場してるそうですよ~!
こんにちは、ネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるー!」(←訳:虎ですー!)
では本日は、夜景キラキラなパリの御本……ではなくて、
夜景はなくとも花火の技術は当時世界一だったに違いない、
お江戸文化の御本を、さあ、どうぞ~!
―― 江戸デザイン学。 ――
編者はペン編集部の皆さん、’10年3月に発行されました。
江戸時代に《一世を風靡》した絵画・出版物・グラフィック・テキスタイルなど様々なデザインを
カラフルな図版や資料で紹介してくれるビジュアルブック、ですね。
「にゃんこッ!
ひょうしにィ、にゃんこがァ、いまスゥ!」
「ぐるるがるー!」(←訳:鳥も飛んでるー!)
表紙画になっているのは、
歌川広重さんの『名所江戸百景 浅草田圃西の町詣』。
にゃんこ、つまり猫ちゃんの愛らしさで有名な作品ですね。
デザイン――という点から見直せば、
この画は、とても象徴的であると申せましょう。
ここには江戸の文化&デザインのエッセンスがたっぷり詰まっています。
遠くに見える簡素化された富士山のフォルム、
空を裂くように西へ向かうのはたぶん雁の群、
尾が短いニャンコちゃんは和猫でしょうし、
藍染めらしき手拭いが窓枠に掛けられ、
その下には『ふくら雀』と呼ばれる紋様が描き込まれています。
室町、安土桃山の風景ではないことは歴然としています。
デザインは時代を語る――
といったら大袈裟でしょうかしら。
「おえどのォ、あーとッ!
みてるだけでェ、たのしィでスよッ♪」
「がるるーぐるる!」(←訳:きれいでユニーク!)
御本の前半では、浮世絵に見る江戸のデザインが
大きく取り上げられています。
そして後半では……
スポットライトを浴びるのは、庶民の衣服!
このパートが、特に素晴らしくて感心しました!
「どれどれッ?」
「がるるるっ?」(←訳:どこどこっ?)
江戸中期~後期にかけて流行した縞柄・格子縞・市松模様の見本や、
庶民に人気だった三つの色、
その人気色をベースにした江戸小紋の各種図柄が、
お江戸の服飾文化をきりり!と再現しています。
これが、なんとも格好いい!
日頃、TVのドラマや時代劇は殆ど観ない私ですが、
’09年に放送された『JIN-仁』は拝見しておりました。
時代考証ガンバってるなあ、と
制作スタッフさんの偉業に拍手したものですが、
この御本では、まさにあのドラマに頻出したような
お江戸の市井の人びとが身にまとっていた衣服のデザインが
詳細に解説されています。
時代考証と服飾文化史に興味ある御方には
本当にハズせない一冊ですよ~♪
「さいきんッ、じだいげきえいがッ、はやッてまスゥ!」
「ぐるるぐるがるる!」(←訳:今年は北斎さん生誕250年だし!)
江戸版画好きさん、
お江戸デザイン好きさんは、ぜひ一読を!
「ネーさッ!
おえどのォ、おかしはァ?」
「ぐるるぐるー!」(←訳:お江戸おやつー!)
……えへん、そうね、
今の季節の江戸のおやつといったら、おそらく……
焼き芋!!
「むぽッ!
いもほりにィ、しゅッぱつゥ!」
「がるぐるるぐるー!」(←訳:たくさん掘ってきまーす!)