goo blog サービス終了のお知らせ 

テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 匠のお菓子事典 ~

2010-10-24 22:56:53 | ブックス
 お菓子マニアの皆さま、さあ今日も楽しいおやつタ~イム!
 いえ、そうではなくて。
 お菓子に理解をお持ちの活字マニアの皆さま、
 今日のスターは貴方です!

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「がるるー!」(←訳:虎ですー!)

 こんにちは、ネーさです。
 ん? テディちゃに虎くん、何故にお皿とフォークの準備をしてるの?

「だッてェ、これェ、おいしそゥでス!」
「がるるるぐるる!」(←訳:すてきなケーキ!)

 ええ、ステキの上にもステキなケーキ♪……ですが、
 これは写真です。御本の表紙です。
 食べることは出来ませんけれど、
 その代わりに、飛び込んじゃいましょう!
 ステキなお菓子の御本の世界へ、さあ、皆さまも、どうぞ~!


 
               ―― 古くて新しいフランス菓子 ――



 著者は河田勝彦さん、’10年9月に発行されました。
 この御本は、約3年の月日をかけ、
 東京・尾山台の名店『オーボン ヴュータン』のオーナーシェフ河田さんが作り上げた
 フランス菓子の大事典です。
 
「うひゃほうッ♪ とッてもォ、にんきのォ、おみせでス!」
「がるぐるがるがるるーる!」(←訳:美味しいケーキた~っくさん!のお店!)

 はい、ネーさも大ファンの『オーボン ヴュータン』!
 日本のフランス菓子界を牽引してきたお店と申し上げても
 過言ではないお菓子屋さんですね。
 そんな名店の知識と技術を駆使し、
 はるばると辿りまするは
 《古典》とされる18世紀末頃から、
 20世紀初頭からの近代&現代のお菓子の歴史。
 また、お菓子職人さんの略伝や、
 フランス各地に残る伝統菓子も
 詳しく紹介されています。

「さいきんのォ、りゅうこうおかしィとはァ、ちょッとォ、ちがッてまス!」
「がるるーがるる!」(←訳:素朴で、力強い!)

 伝統のお菓子の素朴な形、色合いが
 巧みに写真の中に撮り込まれている点も
 この御本の貴重なところです。
 伝説のパティシエさんが創作したお菓子の
 本来の形、出来上がりの姿はどのようなものだったのか?
 現代のお菓子の、基礎ともなった焼き菓子の素顔は?
 簡単そうで簡単には分からない、
 お菓子の変遷が綴られてもいるんですね。

 掲載されているすべてのお菓子のレシピ、
 作り方が添えられていますので、
 作る気満々!な御方は、
 すぐにでも取り掛かってくださーい!

「ふァ~♪
 ばたーのォ、いいかおりィ、してきそうゥでスよッ」
「がるぐるぐるる!」(←訳:粉砂糖の甘い香りも!)

 お菓子のすばらしさ、
 そのお菓子を作り上げた河田さんの底力もさりながら、
 アシスタントを務められたスタッフの皆さま、
 そして写真家さんのお仕事にも拍手を!
 僕お菓子マニアってほどじゃないんだけど……という御方も、
 一流建築のようなお菓子の写真、
 ぜひ御覧下さいな~♪

「ふァいッ!
 このしゃしんをォ、みてるとォ……みてるとォ……」
「がるぐるるるー!」(←訳:食べたくなるー!)

 食欲の秋にふさわしい、一冊です! 
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 週末のショウガ前線♪ | トップ | 名探偵博覧会。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

ブックス」カテゴリの最新記事