「こんにちわッ、テディちゃでス!
げきとゥでしたでスッ!」
「がるる!ぐるるるるがぅるるーるる!」(←訳:虎です!おめでとうフェデラーさん!)
こんにちは、ネーさです。
怪我から立ち直ったフェデラーさんが全豪を制し、
ユヴェントスもしっかり勝って、
ああ運動神経が欲しい~と痛感した月曜日の読書タイムは、
さあ、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~♪

―― 幕末ハードボイルド ――
著者は伊藤春奈(いとう・はるな)さん、2016年12月に発行されました。
『明治維新を支えた志士たちとアウトロー』と副題が付されています。
「れきしィのォ、わかれみちィ!」
「ぐるるがるるるぐる!」(←訳:近代の大転換点だね!)
そうねえ、江戸の日本から、
一挙に近代国家=明治の日本へと衣替えした転機、
明治維新。
それは世界史上でも稀に見る
“平和的な政権交代”だったと
評されることもありますが、
著者・伊藤さんは、
本当にそうなのか?
と問いかけます。
維新とは、
勝海舟さんと西郷隆盛さんが中心になっての
江戸無血開城に象徴されるように、
内戦も内乱もない
《禅譲》であったのか、というと。
「そうでもォないィ??」
「がるぐる!」(←訳:騒乱多し!)
多摩っ子の私たちは、
新選組には親近感を抱いていますし、
小説や映画・ドラマで有名になった浪士組、
彼らと対峙した薩長側の剣客さんに
共鳴する活字マニアさんもおられることでしょう。
けれど、
佐幕・倒幕両陣営の人々以外にも、
維新に係わった人々はいたのです。
歴史の輝かしい表舞台には出てこない、
いえ、出てこられない人たちが。
「わけありィ、でスねッ!」
「ぐるっるる?」(←訳:ワケって何?)
表舞台に出てこれない、その理由とは、
次の一言に尽きます。
アウトロー。
アウトサイダーではありません。
反社会的勢力、という、
現代的な呼び方をすることも可能でしょうか。
当時の最も有名なアウトローとして挙げられるのは、
清水次郎長さん。
幕末の侠客、
自ら博徒と名乗った次郎長さんですけれど、
他にもいたのです。
新選組のゆくところ、
倒幕を唱える志士たちのゆくところに、
秘かに力を貸し、
宿を提供し、
資金・人材を融通するアウトローたちが。
「おおしごとォでス!」
「がるるぐるる!」(←訳:危険と隣合せ!)
どの場所で、
どんなタイミングで、
アウトローたちが維新の流れに加わったか。
著者・伊藤さんは丁寧に、
アウトローたちの仕事ぶりをリサーチしてゆきます。
「むむッ! あッちにもォこッちにもォ?」
「ぐるるがっるる!」(←訳:痕跡がいっぱい!)
はたして、彼らなくして
維新は成功しただろうか――
個人的には私ネーさ、
官軍の接近に混乱する江戸市中で
治安維持に奮闘したという
火消の頭・辰五郎さんという人物に感じ入りました。
明治の到来とともに消えていった“江戸の華”火消し……
博徒とはまた別種の、アウトロー……。
「かげのォしゅやくゥ?」
「がるるぐるるがる!」(←訳:脇役を超えた脇役!)
歴史好きな活字マニアさん、
特に江戸~明治が好きだ!という御方に
おすすめの労作です。
ぜひ、一読を♪
げきとゥでしたでスッ!」
「がるる!ぐるるるるがぅるるーるる!」(←訳:虎です!おめでとうフェデラーさん!)
こんにちは、ネーさです。
怪我から立ち直ったフェデラーさんが全豪を制し、
ユヴェントスもしっかり勝って、
ああ運動神経が欲しい~と痛感した月曜日の読書タイムは、
さあ、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~♪

―― 幕末ハードボイルド ――
著者は伊藤春奈(いとう・はるな)さん、2016年12月に発行されました。
『明治維新を支えた志士たちとアウトロー』と副題が付されています。
「れきしィのォ、わかれみちィ!」
「ぐるるがるるるぐる!」(←訳:近代の大転換点だね!)
そうねえ、江戸の日本から、
一挙に近代国家=明治の日本へと衣替えした転機、
明治維新。
それは世界史上でも稀に見る
“平和的な政権交代”だったと
評されることもありますが、
著者・伊藤さんは、
本当にそうなのか?
と問いかけます。
維新とは、
勝海舟さんと西郷隆盛さんが中心になっての
江戸無血開城に象徴されるように、
内戦も内乱もない
《禅譲》であったのか、というと。
「そうでもォないィ??」
「がるぐる!」(←訳:騒乱多し!)
多摩っ子の私たちは、
新選組には親近感を抱いていますし、
小説や映画・ドラマで有名になった浪士組、
彼らと対峙した薩長側の剣客さんに
共鳴する活字マニアさんもおられることでしょう。
けれど、
佐幕・倒幕両陣営の人々以外にも、
維新に係わった人々はいたのです。
歴史の輝かしい表舞台には出てこない、
いえ、出てこられない人たちが。
「わけありィ、でスねッ!」
「ぐるっるる?」(←訳:ワケって何?)
表舞台に出てこれない、その理由とは、
次の一言に尽きます。
アウトロー。
アウトサイダーではありません。
反社会的勢力、という、
現代的な呼び方をすることも可能でしょうか。
当時の最も有名なアウトローとして挙げられるのは、
清水次郎長さん。
幕末の侠客、
自ら博徒と名乗った次郎長さんですけれど、
他にもいたのです。
新選組のゆくところ、
倒幕を唱える志士たちのゆくところに、
秘かに力を貸し、
宿を提供し、
資金・人材を融通するアウトローたちが。
「おおしごとォでス!」
「がるるぐるる!」(←訳:危険と隣合せ!)
どの場所で、
どんなタイミングで、
アウトローたちが維新の流れに加わったか。
著者・伊藤さんは丁寧に、
アウトローたちの仕事ぶりをリサーチしてゆきます。
「むむッ! あッちにもォこッちにもォ?」
「ぐるるがっるる!」(←訳:痕跡がいっぱい!)
はたして、彼らなくして
維新は成功しただろうか――
個人的には私ネーさ、
官軍の接近に混乱する江戸市中で
治安維持に奮闘したという
火消の頭・辰五郎さんという人物に感じ入りました。
明治の到来とともに消えていった“江戸の華”火消し……
博徒とはまた別種の、アウトロー……。
「かげのォしゅやくゥ?」
「がるるぐるるがる!」(←訳:脇役を超えた脇役!)
歴史好きな活字マニアさん、
特に江戸~明治が好きだ!という御方に
おすすめの労作です。
ぜひ、一読を♪