「こんにちわッ、テディちゃでス!
こッ、こおッちゃッたでスゥ!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!ガリガリに!)
こんにちは、ネーさです。
今朝、窓ガラスの結露を拭き取ろうとしたら……
バリバリガリッ!
なんと、結露どころか結氷!
と、こんな風に気温は冷え切っておりますけれど、
読書タイムは熱~く行きましょう。
さあ、本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― シャーロック・ホームズ アンダーショーの冒険 ――
編者はデイヴィッド・マーカムさん、
原著は2015年と2016年に、画像の日本語版は2016年12月に発行されました。
英語原題は『The MX Book of New Sherlock Holmes Stories』、
前回記事ではホームズさん関係のノンフィクション作品を御紹介いたしましたが、
こちらはフィクション作品ですよ。
「ふぃくしょんッ? ということはァ~…」
「ぐるっ??」(←訳:贋作っ??)
編者のマーカムさんは
ホームズさんを主人公にした贋作(パスティーシュ)の書き手として、
また、コレクターとしても知られる米国人さんです。
そんな筋金入りの“ホームズマニア”さんが
この御本の編集に携わったのには、
もちろん、
ホームズさん絡みの、
特別な事情がありました。それは――
《アンダーショーを救え!》
「ふァ?? たすけるゥ??」
「がるる?ぐる?」(←訳:何から?何を?)
そもそも、《アンダーショー(Undershaw)》とは。
アーサー・コナン・ドイル卿が暮らした御屋敷なのです。
「おおォー!」
「ぐるー!」
名作『バスカヴィル家の犬』を始め、
数々のホームズさんの作品を執筆していた頃、
コナン・ドイルさんが住んでいたのが
《アンダーショー》と呼ばれる御屋敷でした。
しかし、時は流れ、
ドイル家の所有ではなくなった《アンダーショー》は荒廃し、
取り壊しの危機に瀕していたのです。
「ならばァ、たちあがろうゥ!」
「がるぅーるっるるるる!」(←訳:全シャーロッキアンよ!)
《アンダーショー》修復の資金に充てるため、
編者マーカムさんは一計を案じました。
新たな“ホームズ譚”を刊行して、
その印税で資金作りしたらどうだろう?
そして、その志に賛同する
プロ&アマの書き手さんたちが
マーカムさんのもとに作品を寄せたのです。
「そッ、それでェ、どいるさんのォ、おうちはッ?」
「ぐるがっるる??」(←訳:どうなったの??)
安心してちょうだい、
《アンダーショー保存トラスト》に印税が寄付され、
御屋敷は往時の姿を取り戻しました♪
2016年9月、
学習障害のある子供たちのための学校として
オープンしたのだそうよ。
「ぱちぱちぱちィ!」
「がっるる!」(←訳:やったね!)
この御本には、
《アンダーショー》救出作戦に参加した作品の中から
短編小説10篇が収録されています。
第一部では邂逅して間もない頃、
第二部では探偵フル稼働期、
第三部では円熟期の
ホームズさんとワトソン博士の物語が、
敬愛を込めてそれぞれに描かれていますよ。
「ふむふむッ? おすすめはァ?」
「ぐるがるる?」(←訳:どれですか?)
私ネーさのおすすめは、
第一部に収められている
デニス・O・スミスさん著『沼地の宿屋の冒険』。
或る夫婦さんが、
数か月前に新婚旅行で宿泊した宿屋を再訪し、
宿帳のページを
何とはなしに捲ったら……
おや?
私たちの名前が、ない?
6月に、確かにここに泊まったのに!
ふたりの名前を書いたのに!
なぜだ?
「それはッ、もうッ!」
「がるぐるるぅ!」(←訳:相談しなきゃ!)
「ほーむずさんにィ!」
21世紀の今も、
《聖典》へのリスペクトは増すばかり。
さあ、日本のシャーロッキアンさんも、
ぜひ、一読を~♪
こッ、こおッちゃッたでスゥ!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!ガリガリに!)
こんにちは、ネーさです。
今朝、窓ガラスの結露を拭き取ろうとしたら……
バリバリガリッ!
なんと、結露どころか結氷!
と、こんな風に気温は冷え切っておりますけれど、
読書タイムは熱~く行きましょう。
さあ、本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― シャーロック・ホームズ アンダーショーの冒険 ――
編者はデイヴィッド・マーカムさん、
原著は2015年と2016年に、画像の日本語版は2016年12月に発行されました。
英語原題は『The MX Book of New Sherlock Holmes Stories』、
前回記事ではホームズさん関係のノンフィクション作品を御紹介いたしましたが、
こちらはフィクション作品ですよ。
「ふぃくしょんッ? ということはァ~…」
「ぐるっ??」(←訳:贋作っ??)
編者のマーカムさんは
ホームズさんを主人公にした贋作(パスティーシュ)の書き手として、
また、コレクターとしても知られる米国人さんです。
そんな筋金入りの“ホームズマニア”さんが
この御本の編集に携わったのには、
もちろん、
ホームズさん絡みの、
特別な事情がありました。それは――
《アンダーショーを救え!》
「ふァ?? たすけるゥ??」
「がるる?ぐる?」(←訳:何から?何を?)
そもそも、《アンダーショー(Undershaw)》とは。
アーサー・コナン・ドイル卿が暮らした御屋敷なのです。
「おおォー!」
「ぐるー!」
名作『バスカヴィル家の犬』を始め、
数々のホームズさんの作品を執筆していた頃、
コナン・ドイルさんが住んでいたのが
《アンダーショー》と呼ばれる御屋敷でした。
しかし、時は流れ、
ドイル家の所有ではなくなった《アンダーショー》は荒廃し、
取り壊しの危機に瀕していたのです。
「ならばァ、たちあがろうゥ!」
「がるぅーるっるるるる!」(←訳:全シャーロッキアンよ!)
《アンダーショー》修復の資金に充てるため、
編者マーカムさんは一計を案じました。
新たな“ホームズ譚”を刊行して、
その印税で資金作りしたらどうだろう?
そして、その志に賛同する
プロ&アマの書き手さんたちが
マーカムさんのもとに作品を寄せたのです。
「そッ、それでェ、どいるさんのォ、おうちはッ?」
「ぐるがっるる??」(←訳:どうなったの??)
安心してちょうだい、
《アンダーショー保存トラスト》に印税が寄付され、
御屋敷は往時の姿を取り戻しました♪
2016年9月、
学習障害のある子供たちのための学校として
オープンしたのだそうよ。
「ぱちぱちぱちィ!」
「がっるる!」(←訳:やったね!)
この御本には、
《アンダーショー》救出作戦に参加した作品の中から
短編小説10篇が収録されています。
第一部では邂逅して間もない頃、
第二部では探偵フル稼働期、
第三部では円熟期の
ホームズさんとワトソン博士の物語が、
敬愛を込めてそれぞれに描かれていますよ。
「ふむふむッ? おすすめはァ?」
「ぐるがるる?」(←訳:どれですか?)
私ネーさのおすすめは、
第一部に収められている
デニス・O・スミスさん著『沼地の宿屋の冒険』。
或る夫婦さんが、
数か月前に新婚旅行で宿泊した宿屋を再訪し、
宿帳のページを
何とはなしに捲ったら……
おや?
私たちの名前が、ない?
6月に、確かにここに泊まったのに!
ふたりの名前を書いたのに!
なぜだ?
「それはッ、もうッ!」
「がるぐるるぅ!」(←訳:相談しなきゃ!)
「ほーむずさんにィ!」
21世紀の今も、
《聖典》へのリスペクトは増すばかり。
さあ、日本のシャーロッキアンさんも、
ぜひ、一読を~♪