「こんにちわッ、テディちゃでッスゥ!
ふゥ! てのひらァがァ~」
「がるる!ぐるっるぅる!」(←訳:虎です!汗ぐっしょり!)
こんにちは、ネーさです。
全豪オープンのフェデラーさん×錦織くん戦を
もう掌に汗握りながら見守りました……
結果は(ああ~…)残念でしたけど、心よりの拍手を!
「けいィおにいさァ~んッ!」
「ぐるるるるっるがる!」(←訳:素晴らしかったです!)
激闘の余韻に浸りつつ、
さあ、ここからは読書タイムですよ。
本日は、こちらのアートな御本を、どうぞ~♪

―― 芸術家の愛した家 ――
著者は池上英洋(いけがみ・ひでひろ)さん、2016年12月に発行されました。
『House loved by artist』と英語題名が、
『巨匠のルーツから読み解く 美術入門』と日本語副題が付されています。
「むゥ? たまごッ??」
「がるる?」(←訳:卵だね?)
御本の表紙になっている写真の、
中央に写っているのは。
タマゴですとも、ええ。
コラージュや加工ではありません、
建物の屋根の上に、
本当にタマゴが、
正確に言うと
“タマゴ型のオブジェ”が載っちゃっているのです。
「こんなことォ、するのはァ~…」
「ぐるるる!」(←訳:あの人だ!)
スペインとフランスの国境近くのリゾート地、
カダケスの海岸に建っているのは、
サルバドール・ダリさんの別荘、というよりも、
《作品》です。
漁師さんの家4棟を買い取り、
延々と改築を続けながら、
愛妻ガラさんと暮らし、
創作の場でもあった《卵の家》。
内部の調度品もちょっとヒネクレていて
ダリさんのセンスが窺えますね。
「おにわがァ、きれいィでス!」
「がるるっるる!」(←訳:地中海っぽい!)
この御本には、ダリさんの家を先頭に、
藤田嗣治さんの家、
セザンヌさんの家、
ルノワールさんの家、
ロートレックさんの家、
ギュスターヴ・モローさんの家、
ミレーさんの家、
ミケランジェロさんの家、
ルーベンスさんの家、
ラファエロさんの家、
エル・グレコさんの家、
ドラクロワさんの家、
ウィリアム・モリスさんの家、
クロード・モネさんの家、
ゴッホさんの宿、
レンブラントさんの家、
ルネ・マグリットさんの家
を撮影した写真が収録されています。
生まれた家や、長く住んだ家が300年400年と保存され、
現在は美術館として公開されている、なんて、
“紙と木の家”文化の日本では……
「ほぼォ、ありえないィ~!」
「ぐるるー!」(←訳:羨ましー!)
ただ、一ヶ所、
上記のリストでハッとさせられるのは。
ゴッホさんの宿、でしょうか。
「おうちィ、なかッたのでスねェ~…」
「がるる^…」(←訳:寂しい~…)
ルノワールさん、モネさん、藤田さんたちが
終の棲家というべき場所を見出し、
アトリエを構えたのに対し、
ゴッホさんに家は無かった――
まあね、ゴーギャンさんやカラヴァッジョさんも
家を持たなかったと言えば言えますけど、
セザンヌさんの立派なアトリエの写真を
目にしてしまった後ではね、
溜め息つきたくなっちゃいますねぇ……。
「ふうゥ~…」
「ぐる~…」
嘆息と羨望と旅心を誘う写真は美しく、
著者・池上さんによるコラム&解説の文章には
心遣いと優しさ、
画家さんたちへの敬愛の想いが溢れています。
ここが出発点。
ここが通過点。
ここが、ついに行き着いた場所。
それぞれの《家》。
アート好きな御方、写真好きな活字マニアさんに
おすすめの一冊ですよ。
書店さんのアート本コーナーで、
ぜひ、手に取ってみてくださいね♪
ふゥ! てのひらァがァ~」
「がるる!ぐるっるぅる!」(←訳:虎です!汗ぐっしょり!)
こんにちは、ネーさです。
全豪オープンのフェデラーさん×錦織くん戦を
もう掌に汗握りながら見守りました……
結果は(ああ~…)残念でしたけど、心よりの拍手を!
「けいィおにいさァ~んッ!」
「ぐるるるるっるがる!」(←訳:素晴らしかったです!)
激闘の余韻に浸りつつ、
さあ、ここからは読書タイムですよ。
本日は、こちらのアートな御本を、どうぞ~♪

―― 芸術家の愛した家 ――
著者は池上英洋(いけがみ・ひでひろ)さん、2016年12月に発行されました。
『House loved by artist』と英語題名が、
『巨匠のルーツから読み解く 美術入門』と日本語副題が付されています。
「むゥ? たまごッ??」
「がるる?」(←訳:卵だね?)
御本の表紙になっている写真の、
中央に写っているのは。
タマゴですとも、ええ。
コラージュや加工ではありません、
建物の屋根の上に、
本当にタマゴが、
正確に言うと
“タマゴ型のオブジェ”が載っちゃっているのです。
「こんなことォ、するのはァ~…」
「ぐるるる!」(←訳:あの人だ!)
スペインとフランスの国境近くのリゾート地、
カダケスの海岸に建っているのは、
サルバドール・ダリさんの別荘、というよりも、
《作品》です。
漁師さんの家4棟を買い取り、
延々と改築を続けながら、
愛妻ガラさんと暮らし、
創作の場でもあった《卵の家》。
内部の調度品もちょっとヒネクレていて
ダリさんのセンスが窺えますね。
「おにわがァ、きれいィでス!」
「がるるっるる!」(←訳:地中海っぽい!)
この御本には、ダリさんの家を先頭に、
藤田嗣治さんの家、
セザンヌさんの家、
ルノワールさんの家、
ロートレックさんの家、
ギュスターヴ・モローさんの家、
ミレーさんの家、
ミケランジェロさんの家、
ルーベンスさんの家、
ラファエロさんの家、
エル・グレコさんの家、
ドラクロワさんの家、
ウィリアム・モリスさんの家、
クロード・モネさんの家、
ゴッホさんの宿、
レンブラントさんの家、
ルネ・マグリットさんの家
を撮影した写真が収録されています。
生まれた家や、長く住んだ家が300年400年と保存され、
現在は美術館として公開されている、なんて、
“紙と木の家”文化の日本では……
「ほぼォ、ありえないィ~!」
「ぐるるー!」(←訳:羨ましー!)
ただ、一ヶ所、
上記のリストでハッとさせられるのは。
ゴッホさんの宿、でしょうか。
「おうちィ、なかッたのでスねェ~…」
「がるる^…」(←訳:寂しい~…)
ルノワールさん、モネさん、藤田さんたちが
終の棲家というべき場所を見出し、
アトリエを構えたのに対し、
ゴッホさんに家は無かった――
まあね、ゴーギャンさんやカラヴァッジョさんも
家を持たなかったと言えば言えますけど、
セザンヌさんの立派なアトリエの写真を
目にしてしまった後ではね、
溜め息つきたくなっちゃいますねぇ……。
「ふうゥ~…」
「ぐる~…」
嘆息と羨望と旅心を誘う写真は美しく、
著者・池上さんによるコラム&解説の文章には
心遣いと優しさ、
画家さんたちへの敬愛の想いが溢れています。
ここが出発点。
ここが通過点。
ここが、ついに行き着いた場所。
それぞれの《家》。
アート好きな御方、写真好きな活字マニアさんに
おすすめの一冊ですよ。
書店さんのアート本コーナーで、
ぜひ、手に取ってみてくださいね♪