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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

歩いて、訪ねて、鎌倉へ。

2016-09-08 22:05:45 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 やッたでスねッ、けいおにぃさんッ!」
「がるる!ぐるるがるー!」(←訳:虎です!準決勝進出ー!)

 こんにちは、ネーさです。
 錦織選手、マリー選手に勝ちましたね!
 早朝から嬉しいニュースに拍手喝采、
 心も踊ってしまった今日一日の締めくくりは、
 はい、読書タイムですよ♫
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
 
  



        ―― 鎌倉 のんで、たべる。 ――



 著者は赤澤かおりさん、2016年7月に発行されました。
 お久しぶり!な旅ガイド本の登場です。
 いえ、地域ガイド本、というべきなのかしら?

「かまくらッ、すきでスゥ~!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:みんな大好きだよ!)

 観光地としても
 また“住みたい町”としても人気の鎌倉。

 前回記事では、
 鎌倉を舞台とする安野モヨコさん著『オチビサン』に
 チラっと触れましたし、
 他にも鎌倉が出てくる作品というと、
 吉田秋生さんの『海街dairy』や、
 小川糸さん著『ツバキ文具店』など、
 たくさんの小説、マンガが思い浮かびます。
 初夏の頃には、
 鎌倉特集が組まれる雑誌も多いですね。

「せんもんのォ、がいどぶッくもォ~♪」
「がっるるぐるるる!」(←訳:いっぱい出てます!)

 書店さんの旅ガイドコーナーに並ぶ
 《るるぶ》や《ことりっぷ》のシリーズは
 とても頼りになりますが、
 鎌倉で暮らし始めて15年という
 著者・赤澤さんによる鎌倉ガイドは、
 ビギナーさんよりも
 鎌倉にはもう何度か来ている方々のお役に立ちそうな
 《おとな》路線の御本です。

 超有名店も載っていますけれど、
 主なお客さんは地元の方々で、
 日常の生活品、
 食品を扱っているお店が
 ここでは紹介されています。

「らーめんやさんッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:居酒屋さん!)
「うみのォいえッ!」
「ぐるがるるぐる!」(←訳:鶏肉専門店さん!)

 赤澤さんが原稿を書く場所でもあるという
 由比ガ浜海岸の『海の家 パパイヤ』さんは
 残念ながら8月31日までの営業でしたので、
 現在は伺うことは出来ませんけれど、
 昔ながらの、いちご、れもんのシロップがかかったかき氷、
 “どこにでもありそうな”ラーメンのお写真が掲載されていて、
 これはいいですねえ♪

 その一方で、
 オシャレなデリ&スイーツ屋さんや、
 農協の即売所や、
 乾物屋さん、
 オープンして間もないパティスリーもあり、
 鎌倉好きな御方は心が疼くことでしょう。

 観光客さんであちこち大渋滞の夏が終わったんだから、
 行かなくちゃ鎌倉へ!と。

「しずかなァ、はまべッ♪」
「がるるぐるるがる!」(←訳:散歩に最適な季節!)

 私ネーさ、
 『ツバキ文具店』の主人公・代書屋の鳩子さんは
 こういうお店に通っているんだろうなぁ~と
 想像しながら読みました。
 
 秋の浜辺と同じように、
 静かに、しかし、力強く版を重ねている『ツバキ文具店』を
 お読みになった活字マニアさんは、
 ぜひこちらの、
 鎌倉を愛する著者さんによって編まれたガイド本も
 手に取ってみてくださいね。

「おしゃしんもォ、かわいいィ~のでス!」
「ぐるるるがるるぐるる!」(←訳:穏やかな海辺の町と人!)

 秋の鎌倉旅行を予定している御方は、
 ぜひ、一読してからのお出掛けを♪