お寒うございます。
寒いと体力を消耗しちゃう気がするネーさです、こんにちは。
「あッたかおなべがァ、すきィッ♪ テディちゃでスゥ♪」
でもね、テディちゃ、寒くなるとお得になるものもあるんですよ。
「むゥ? それはッ?」
それは旅行代金です!
では、本日も旅行気分で書物の世界へGO! こちらを、どうぞ~!
―― 鉄子の旅写真日記 ――
著者は矢野直美さん、’08年8月に発行されました。
題名に『鉄子』とあることでお分かりのように、
矢野さんは鉄道と旅についての著作で知られるフォトライターさん。
「むほォッ♪
てッつうどゥ~まにあァ~♪」
鉄道好きの鉄子さんならではの視点で、
旅の折々に矢野さんが撮影した写真が
この御本の冒頭から巻末までを埋め尽くします。
カメラを持つようになったのは近年になってから、
という矢野さんの写真は、
なんだかとても新鮮です……
整い過ぎていない、
カメラを構える手のひらの温度が観る側に伝わってくるような、
それでいて幻想的な。
「どくとくなァ、かんじィでス!」
そんな写真の中では、
電車も線路も駅のホームも、
威張ったところなど微塵もありません。
みな、ごく当たり前の表情で佇んでいます。
機材を背負い、
取材のために、
或いはプライヴェートで、
矢野さんが向かうのは――北も、東も、
鉄道はないけれど、南の沖縄へも。
「ものれーるゥ、あるのでスよッ」
おっと、失礼しました。
「むッ? わおォッ?
こッちにはァ、にゃんこもいるゥッ!」
話題の駅長猫、たまちゃんですね。
矢野さん、猫好きさんなのだそうです。
「ふァ~……ぼうしィがァおにあいィ、でスゥ~」(←少々羨まし気です)
硬質な鉄道図鑑の類とはまた異なる趣きの、
情感豊かな鉄道写真と文章の御本です。
撮りテツさん、
乗りテツさん、
読みテツさんや、
鉄道グッズコレクターさんも、ぜひ!
たま駅長ファンの御方にも、お奨めです♪
「つぎはッ、くまのォ、えきちょゥさんッ、とかッ♪」
……ないと思います。