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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

紅葉みやげ♪

2008-11-16 23:06:49 | 美味
 テディちゃ、お知り合いの方から旅のお土産をいただきましたよ~♪
 《仙台銘菓 萩の月》ですわっ!

「おぽッ♪
 おかしィ! 
 いいでスねッ、ネーさ!」

 仙台方面は、この週末、
 ちょうどよい具合に山々が色づいていたそうです。
 銀杏などの、黄色系の葉がきれいだったんですって。
 
「そォでスかッ」(←お菓子をガン見しております)

 ……テディちゃ、聞いていませんね?

「そォでスかッ」(←ガン見パワーアップ中です)

 えへん、
 次の週末あたり紅葉狩りへお出かけ予定の御方は、
 寒波にお気をつけて~♪

「でスかッ」(←ああ、やっぱり聞いていない……)

はい、お手紙です。

2008-11-16 13:35:23 | ブックス
 関東地方は小雨まじりの日曜日となりました。
 こんにちは、今日も絵本を御紹介しちゃおう~♪と決めたネーさです。

「こんにちわゥ~♪ テディちゃでスッ
 このォ、えほんはァ、ふつーさいずゥ!」

 そうですね。
 先日ご紹介しました『キツネとのやくそく』、
 前回ご紹介しました『ビロードのうさぎ』よりは、やや小型の版です。
 はい、あらためまして、こちらを、どうぞ~!



           ―― 天の町やなぎ通り ――


 
 文章は、あまん きみこ さん、絵は黒井健さん、
 ’07年12月に発行されました。

「てんのまちィ? やなぎィどおりィ?
 ふむむッ!
 じゅうしょォ、でスねッ」

 住所がとても意味を持つのは、郵便、です。
 物語は、小さな町の小さな郵便局から始まりました。

 局員さんと局長さんは困っています。
 『てんのまちやなぎどおり……』と宛名が書かれた封筒を手に。
 だって、こんな住所は、どこにもないんです。

「えッ、ないのォ?」

 いたずら、なのでしょうか?
 局長さんが封筒をひっくり返してみると、
 ああ、差出人の名がありました!
 局長さん、差出人のお家を訪ねることにいたします。
 でたらめな住所を書くなんて、
 止めさせなくては。

「それはァ、そうかもッ」

 そのお家で出会ったのは、幼い男の子。
 手紙を書いたのは、この子、のようですが。
 
 男の子と話すうち、
 局長さんは、はっとします。
 
 そう、二ヶ月前のことでした。
 このあたりで、白と黒の花輪を見かけたっけ……。
 
 では、男の子が手紙を出そうとしている相手とは……。
 『てんのまち』という住所は……。

「わうゥッ?」

 事情を悟り、男の子に手紙を返せぬまま、
 逃げるように引き上げる局長さん。
 軋む自転車を押しつつ、
 溜め息して、呟きます。

   『あああ、天の町、か。』

 と、局長さんの目の前に、浮かびでたのは――

「ああッ、あれはァッ!!」

   こんなこと、ある訳がない?
   そう、有り得ない、はず、なんだけど、
   でも、もし、あるとしたら……
   うん、そうだよ、
   あっても、いいんだ。

 そんな想いにたどりつく、
 あたたかな絵本です。
 
 やわらかな黒井さんの絵&あまんさんの語りを、ぜひ!

「ではッ、はいたつゥにィ、いッてきまァ~スゥッ!」