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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

いざ尋常に!

2008-11-15 23:10:38 | おまつり
 『プラザ』さんにて、パチリ、しました。
 クリスマスモチーフのスノードームが、ずら~り♪
 可愛いですよね、テディちゃ。

「むむッ!
 『どむ』ッ!!
 それはァ、『がんだむ』にィでてくるゥやつゥでスねッ、ネーさ!」

 ……はぁ?

「しかもッ、すのう、ッてことはァ、
 とうきしようのォ、しんがたもびるすーつゥ、でスかッ?!」

 ……冬季仕様の新型モビルなんとか、って……あの、何か誤解が。

「『じおん』なんかにィ、まけないィもんッ!
 れーざーさーべるゥ、すいッちィ、おんッ!!
 いざッ!
 しょうぶゥ~ッ!
 とりゃッ! うりゃうりゃッ!!」

 きゃああああ~~~っ!!

  【次回へ続く!】

 続きませんっ!! 

小さなうさぎは、ビロード製。

2008-11-15 13:41:27 | ブックス
 小さなうさぎと過ごす週末がやってまいりました。
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ~、テディちゃでスッ!
 うんしょッ、うんしょッ! 
 ふゥッ、おもたァ~。 
 きょうもォ、おッきなァ、ごほん、なのでスゥ~」

 はい、ご苦労さまでした、テディちゃ。
 では、御紹介いたしましょう! 本日の一冊は、こちらです!



            ―― ビロードのうさぎ ――


 
 原作はマージェリィ・W・ビアンコさん、
 日本語版の抄訳と絵は酒井駒子さん、’07年4月に発行されました。

「びろーどのォ、うさぎィ……!
 ぬいぐるみィ、でスねッ!」

 そうです、うさぎは『たいへん りっぱ』であったと、
 冒頭に書かれていますよ。
 ふっくらしたからだ、
 ピンクサテンの耳を持って。

 うさぎは、クリスマスのプレゼントだったのです。

「うんうんッ♪ よくあるゥことでスッ♪」

 うさぎを貰ったのは、小さな坊や。
 坊やは、この贈り物にたいそう喜びました。
 抱いたり、撫でたり、話しかけたり。
 
 でも、ときはクリスマス。
 次から次へ贈り物がやってきて、
 小さなうさぎは、忘れられてしまいます。

「あうゥ……それもォ、よくあるゥことなのでスゥ……」

 ビロードのうさぎは、知っています。
 高価な玩具、新奇な玩具がたくさん並ぶ中では、
 布製のちびなうさぎなど、目を惹きもしないことを。
 ですから、子ども部屋の隅っこで、
 身を縮めるようにして過ごしておりました。
 唯一、ウマのおもちゃだけは、
 そんなうさぎに優しく接し、
 思いやり深い言葉をかけてくれます――

  《 子どもべやには ときどき まほうが おこる ものなのだ 》

「ふむふむッ! まほうッ!」

 ウマのおもちゃの言葉は、本当だったのでしょうか?
 ある出来事をきっかけに、
 うさぎの運命は回り始めます。
 思いも寄らなかった方向へと……
 
「えェッ? なんだかァ、しんぱいィでスよゥ~……」

 原作者のビアンコさんは1881年に生まれ、
 1944年に没した御方です。
 半世紀以上も昔に書かれたこの御話は、
 まったく古びていません。
 
 絵本ですから、10分で読み終えることも、できます。
 けれど、物語の余韻は、
 10時間、10日、10ヶ月、そして、10年、と続きます。
 あるいは、100年も――

 酒井駒子さんの素晴らしい訳文と絵を、どうかぜひ!
 あらゆる年代の方々に、お奨めしたい絵本です!
 やさしいうさぎに、一目だけでも!
 
「みなさまにィ、まほうをォッ♪」