交通量調査のこぼれネタ

ちょっと前に芳賀方面に向かう方が抜け道になっている道路と主要地方道との交差点の交通量調査を担当しました。

ここで調査していると、日本で一番のシェアを誇るメーカーはホンダだともうよなぁ。。
ホンダ車（商用車含む）7割、商用車（ホンダを除く）2割、それ以外のメーカーの乗用車1割という状態だもんね。
そして、右折が芳賀方面になる交差点なので、7時から9時ごろまでは9割近くの車が右折していきます。

そこまでは、予想通りのことだったのですが…
そのホンダ車に面白い光景が見られました。。

栃木ナンバーが宇都宮ナンバーととちぎナンバーに分かれてから、13年が経過したのですが、未だに結構な台数の栃木ナンバー車が走っています。

栃木54ナンバーの96スペックなDC2インテグラタイプRとか栃木33ナンバーの初代前期オデッセイが何台か走っているだけでなく、アスコットイノーバ（宇都宮33#ナンバーだったので2.3Lモデルだ！）も久々に見かけました。

以前から、各種タイプR、同ユーロR、ビート、S2000率の高いところなんですが、それにCR-Zが加わるようになりました。

こういった車は当然手動変速モデルがメインなんですが、それ以外のホンダ車でも市井の交差点と較べると異常に手動変速機率が高いです。

トップシェアのメーカーを誤認するだけでなく、4分の1ぐらいの車は手動変速機車と誤認することが出来るかと思います。

意外な車の手動変速機モデルと言えば、朝のピーク3時間の調査の間に気が付いた範囲で、フィットハイブリッドRSのMT車を5台見ました。

交差点進入で、2速へのシフトアップポイントになるようなところでカウンタを構えていたので、良く気が付きました。
横置きエンジン車が大半のホンダ車ならではなんでしょうが、ロッドやワイヤーの動作音が良く聞こえました。

交通量調査は正確かつ楽しめるので、遅くても現場には午前6時40分には到着していないといけないのですが、早起きも苦痛ではありません。
個人的には、渋滞長調査や通過時間調査の正確さには自信があります。


補足
交通量調査中にアコードツアラーがインスパイアにオカマを掘っていしまうという、この場所じゃないと見れなさそうな事故がありました。

逃げるのが基本みたいですね。

タイトルに続いて、飲酒運転で事故をやらかした方は。。

週末に衝撃的な事件が報道されました。
日曜日の午前中を理髪店で過ごしていたため、何となく「笑っていいとも増刊号」終わりのｎｙつーすを聞いていたときにこの事件を知りました。

事件の概要はこんな感じです。

－－－以下、YOMIURIONLINEより引用－－－

泥酔状態で車を運転したとして、警視庁は８日、同庁組織犯罪対策５課巡査長、源佳美容疑者（３２）（東京都江東区）を道交法違反（酒酔い運転）の疑いで現行犯で逮捕したと発表した。

　源容疑者は育児休暇中で、「育児ストレスで夫に隠れて酒を飲んでいた」と供述しているという。

　同庁幹部によると、源容疑者は７日午後６時４０分頃、葛飾区金町の区道で、乗用車を酒酔い運転した疑い。軽乗用車に追突し、駆けつけた同庁亀有署員が、飲酒検知を求めたところ、一緒にいた５か月の長女を抱いて逃走。その後、転倒し、長女を置き去りにしようとしたが、すぐに取り押さえられた。

　源容疑者はこの日、未明からサワーを飲み続け、昼頃に長女を連れて車で出かけた。呼気１リットル中０・９ミリ・グラムのアルコール分が検出されたという。酒気帯び運転となる呼気（０・１５ミリ・グラム）の６倍にあたる。源容疑者は違法薬物の捜査などを担当していた。

－－－以上、引用終了－－－

こういう事を捕まえる立場なんじゃないの？
こういう事やって墜ちて行った方を一般の方より多く見てきたんじゃないの？

他の報道によれば、現場で警察官の命令に従わず、逃走を図り、必死に逃走し、途中で1歳にも満たない子供を捨て、警察官3人がかりに抑え付けられて、ようやくが身柄を取り押さえることができたような大捕り物だったようです。

この情報だけを見ると、ぜひ、警察24時的な番組で見てみたい光景です。
「取り押さえた女の衝撃の職業とは！」なんて、身内の不祥事さらすだけだから、やらないよな。

産休中の警察官でなかったらきっと、「幼子もいる母親が何たることか！」なんていう説教ナレーションとともに流れたのかもしれないのに。

まぁ酒に酔っているからなんでしょうけど、言い訳にならない言い訳というか、自己を正当化することを言うんですよね。

飲酒の理由は本人の供述にあるように、「育児ストレス」であったのかもしれません。
まぁ、母乳で育てているのであれば、お子様には良くないのですが、32歳という大人の女性なので、飲酒の理由についてはそこまで気にしません。

ただし、これは飲酒運転をしてしまった理由でもなければ、事故を起こして逃走した理由でもなんでもねぇよな。

同業なんだからさ、厳罰化した規範となるような処罰と処分をするべきでしょうね。
身内に甘いという批判を抑えるためではなく、飲酒運転で事故を起こすという事はこういう事なんだという示しになるような、きっついやつを。きっと身内でも容赦ない処罰を下すと、色々な意味で抑止力になると思うので、飲酒（酩酊？）運転撲滅の啓もうになるかと。

諭旨免職処分じゃだめですよ。最低でも懲戒免職！（谷涼子代議士のモノマネをしながら読んでください。）

ましてや、「飲酒している罪悪感を持っていたために逃走を図ったので、意識は正常であった。」なんて、頭の中が？で埋まるようなことはやめてほしいです。

失ったものは、まぁご本人が今後身にしみればいいだけのことなので、ここで改めて書かなくてもいいかな。

7月7日に起きた事故だからって、こんな書き方は良くないのかもしれませんが。

貴女が逃げるために手を放したお嬢様とは、今後、織姫と彦星よりも合うのは大変になるかも知れない。

補足
飲酒運転の弁解の面白さは、後輩のＮ君宅に突っ込んだ方。
「なんでもするから許してくれ。」と言ってきたので、「じゃあ、お前が今から飲酒運転をして人様の塀と車に突っ込んでしまいましたと警察に電話しろ！」といったら、「それは出来ない。」だってさ。
とっさにそれを返したセンスが素晴らしい。

京都府祇園の交差点の事故に思う

まだ、確定した情報ではないですが、事故との関連性ははっきりしていません。

発作が起きていなければ、この病気に対しての偏見になってしまう恐れがあるのですが。。

事故を起こした運転者は、昨年起きた鹿沼の事故と同じ持病を抱えていたようです。

病気を申告しないで免許の取得・更新をした、あるいは発作を抑える薬を服用しなかった（し忘れた）という場合は、そのことを重過失として罪を問うようにしていかないと、この病気を抱えている方すべてのかたが、同じ括りにされてしまうような気がします。

適切な治療や服薬で症状を抑えられるのであり、それを条件にした規制緩和によって、運転免許の取得が可能になった経緯があります。

「全体の交通事故死者数のなかで見れば大した数ではない。」とか、「他にも申告が必要な病気もあるのになぜ我々の病気だけ。」と声を上げるのではなく、一事が万事と受け入れて、最大公約数的な走法にとって良好な案が浮かぶと思います。

補足
鹿沼の事件のあとの重さは、ご遺族だけでなく、現場を通るとまだあります。

光市母子殺害事件の判決に思う

まずは、被害者であるおふたりのご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に少しでも平穏な暮らしが戻ることを願います。

この事件に関して、ちょっとだけ失礼な個人的見解ですが、途中から出て来た弁護団（最盛期で21人いたらしい）がナゾの展開をし、やたら長引いたうえに罪を重くしていった事件のような気がします。

この事件の裁判を通しての教訓は…

加害者にすり寄って、弁護に見せかけて自身の思想をぶちまけるような弁護士は信用してはいけないということの他に何があるのか。
弁護士団は特定の思想で繋がるんだもんなぁ。。これは何とも。。

思想は否定しませんよ。ただ、職場に持って行くのは如何なものでしょうか？

殺意と強姦の否定のために弁護士が出して来た、漫画や小説でも書けないような神展開を供述したり、実年齢ではなく精神年齢で少年法の適用を求めたり、あれは吹き出してしまう事を防ぐのが難しいぐらいに酷い展開であったとおもいます。

繰り返しのようですが、死刑判決が出たことで、ふたりの命が帰って来る事もなければ、無念を晴らすことも出来ないのでしょうけど。。
でも、ひと段落し、少しは落ち着いて、ご遺族のこれからの暮らしが、平穏で幸せになってもらう事を願うしかないです。

ご遺族は、事件当日までは、本当に何処にでもいる若いお父さんのひとりだったはずですから。

今後、死刑囚に刑が執行されたからって、ご遺族のもとへ取材に行く必要は微塵もないぞ。

失った、妻と子供への思いがあったのは当然だとは思いますが、被告や裁判に立ち向かって行けたのはこんな支えがあったからなのではないでしょうか。

あちこちにあるコピペですが。。

新日鐵に勤務する被害者遺族の上司の言葉

光市母子殺害事件で妻と子供を失った一時の気の迷いから勤務先の新日鐵を退社しようと思い立ち辞表を書 いた時に上司は次のように述べたという。

『君はこの職場にいる限り私の部下だ。そのあいだ、私は君を守ることができる。
裁判はいつかは終わる。一生かかる わけじゃない。その先をどうやって生きていくんだ。君が辞めた瞬間から私は君を守れなくなる。
新日鐵という会社には君を置いておくだけのキャパシティはある。勤務地も色々ある。
亡くなった奥さんも、ご両親も、君が仕事を続けながら裁判を見守ってゆくことを望んでおられるじゃないのか？』

また、次のようにも述べた。

『この職場で働くのが嫌なら辞めてもよい。君は特別な体験をした。社会に対し て訴えたいこともあるだろう。
でも、君 は社会人として発言していってくれ。労働も納税もしない人間が社会に訴えても、それはただの負け犬の遠吠えだ。君は社会人になりない』

こういう上司がいる職場って素晴らしいよなぁ。
そして、これが上司に求められる資質のひとつだよな。

補足
お名前はさんざん出回っていると思いますが、市井の方に戻っていける事を願い、あえて出しておりません。

一番やってはいけない職業のひとつ

本日、衝撃の事故がありました。

地元紙の下野新聞から詳細を引用します。

*****以下引用*****

ＡＳＩＭＯ開発者を逮捕　酒気帯び運転容疑、宇都宮東署

　宇都宮東署は21日、酒気帯び運転の疑いで宇都宮市下岡本町、会社役員広瀬真人容疑者（55）を緊急逮捕した。同日午後８時ごろ、同所の市道交差点で、酒気を帯びて乗用車を運転した疑い。出会い頭に同所、会社員（19）のトラックに衝突した。

　広瀬容疑者はホンダの子会社本田技術研究所の首席研究員で、二足歩行する人間型ロボットＡＳＩＭＯ（アシモ）の開発者として知られる。

引用元：下野新聞SOON（http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20120122/704484）

*****引用終了*****

まぁ、酒気帯び運転は誰がやってもいけない事ではありますが、取り締まる側と自動車を造る側に関わっている方は特にやってはいけない事なんではないでしょうか？

社会的影響力の大きさという名目で、こういったブログのネタになってしまうぐらいですから。
情状酌量とかは絶対に不利になってきますよね。
厳罰を下さないと、メーカーの信用や取り組みが疑われてしまいますから。。

記事中で紹介されている略歴をみると、偉大な開発・発明に貢献された方なようなので、今後は気になります。

他のニュースによれば、結婚披露宴から帰宅した後に諸用を済ます際の出来事です。
きっと事故を起こした「短距離だから」という油断が取り返しのつかない事になってしまったのでしょう。

自動車メーカー子会社と言うだけでなく、そこの会社役員という立場があります。
問われる罪の重さは同じであったとしても、その深さは同じではないと思います。

補足
週明けからは、関連会社含めての綱紀粛正的な事はあるのでしょうかね。
トヨタは事故レポートみたいのあるよね。なんか流出していたPDFファイルを見た事があります。