先週の話。
山仲間の集まりが、雄鉾岳であった。
事前にS田さんと、「岩稜、どこか行けないですかね。」と話していたので、一応準備。
秋の記録は、古い『北の山脈』に少しだけ。
近くに行ってから、ということで、登山道隊と別れ、二人で岩稜基部に向かう。
(水色の線が、たどったルート、青は四稜。)
深いCルンゼを間近に見ながら、登山道は岩の基部をトラバースしていく。
そのまま進むと、中央クーロワール。
幅が広いスラブ。岩盤が上部岩峰につながっている。
S田さんの得意分野だが、「終了点もランニングも取れるかどうかわからないから、」ということで、あきらめる。
すぐ横に四稜と五稜。
そこから、潅木伝いに上部岩峰基部まで行って、ピークへ向かう想定。
取り付きやすい五稜から、ダブルアックスにアイゼンという出で立ちで上がる。
1P目、かっぱリード。
岩盤に張り付いた泥をどけて、アイゼンを引っかけたり、遠い潅木に手を伸ばしたりしながら、40mほど上がる。
2P目、S田さんリード。
時間かかっているな、と思っていると、30mを越えた辺りで終了、フォローに入る。
「ここだな」、と思った場所は、胸の辺りに草付きが張り出していて、上はえぐれて岩盤が露出。
そこに足を上げられればいいが、足元もえぐれているので、小ハング越えの様相。
しばらく思案。
右手のアックスを外側横向きに奥まで伸ばし、小さな岩の突起に引っかけると、止まる。
足元の泥をはがし、アイゼンが引っかかるところを見つけると、そ~っと乗り込む。
右手で引き付け、左手を遠い潅木に伸ばすと、指先がなんとか届いた。
デット気味でつかみ、足を上げる。
軽い喚起の一瞬。
そこへバラバラと体をたたく音。
雹が振り出し、雷が鳴りだす。
2P目終了点で、「落ちるかと思ったぞ。」と、S田さんのリード状況を聞いた。
バラバラ音がうるさくなってくる。
雷も頭上を通過し出し、完全に雲の中。
どうしようもないのでしばらく留まるが、こりゃダメだ、ということで、敗退。
ダブルとシングルで一回ずつ懸垂して登山道に戻る。
しばらくすると尾根隊も降りてきて、いっしょに仲良く下山。
上部岩峰を間近で見たかったが、叶わず・・・、残念。
でも楽しいですね。こういうの。
山仲間の集まりが、雄鉾岳であった。
事前にS田さんと、「岩稜、どこか行けないですかね。」と話していたので、一応準備。
秋の記録は、古い『北の山脈』に少しだけ。
近くに行ってから、ということで、登山道隊と別れ、二人で岩稜基部に向かう。
(水色の線が、たどったルート、青は四稜。)
深いCルンゼを間近に見ながら、登山道は岩の基部をトラバースしていく。
そのまま進むと、中央クーロワール。
幅が広いスラブ。岩盤が上部岩峰につながっている。
S田さんの得意分野だが、「終了点もランニングも取れるかどうかわからないから、」ということで、あきらめる。
すぐ横に四稜と五稜。
そこから、潅木伝いに上部岩峰基部まで行って、ピークへ向かう想定。
取り付きやすい五稜から、ダブルアックスにアイゼンという出で立ちで上がる。
1P目、かっぱリード。
岩盤に張り付いた泥をどけて、アイゼンを引っかけたり、遠い潅木に手を伸ばしたりしながら、40mほど上がる。
2P目、S田さんリード。
時間かかっているな、と思っていると、30mを越えた辺りで終了、フォローに入る。
「ここだな」、と思った場所は、胸の辺りに草付きが張り出していて、上はえぐれて岩盤が露出。
そこに足を上げられればいいが、足元もえぐれているので、小ハング越えの様相。
しばらく思案。
右手のアックスを外側横向きに奥まで伸ばし、小さな岩の突起に引っかけると、止まる。
足元の泥をはがし、アイゼンが引っかかるところを見つけると、そ~っと乗り込む。
右手で引き付け、左手を遠い潅木に伸ばすと、指先がなんとか届いた。
デット気味でつかみ、足を上げる。
軽い喚起の一瞬。
そこへバラバラと体をたたく音。
雹が振り出し、雷が鳴りだす。
2P目終了点で、「落ちるかと思ったぞ。」と、S田さんのリード状況を聞いた。
バラバラ音がうるさくなってくる。
雷も頭上を通過し出し、完全に雲の中。
どうしようもないのでしばらく留まるが、こりゃダメだ、ということで、敗退。
ダブルとシングルで一回ずつ懸垂して登山道に戻る。
しばらくすると尾根隊も降りてきて、いっしょに仲良く下山。
上部岩峰を間近で見たかったが、叶わず・・・、残念。
でも楽しいですね。こういうの。