9月の最初の連休は,初めての和歌山へ。
目的はパンダと熊野古道。
まったく方向性が違うけれど,どちらも外せない。
しかし,和歌山は九州からは遠い。
熊野古道を2泊3日で歩くプランをたてるのに
かなり苦労した。なにせ電車とバスの便が悪い~(涙)
1本バスを逃すと2時間後になるとか普通で。
次回はレンタカーを借りたほうがいいかもしれない。
そして今回はもう一つ大きな問題が迫っていた。
大型の台風が,週末にかけて日本に上陸する見込み(汗)
旅行に出発する前から分かっていたけれど,
旅を諦めたくなくて,どうにかなるさ~と出発。
結果から言うと,2日間は予定どおり,
3日目は予定をすべてキャンセルして帰路についたものの
大阪で足止め。結局3泊4日の旅になった。
というわけで,初めての和歌山の旅をパンダ編と熊野古道編,
それから命からがら逃避行(?)編にわけて記録に残そうと思う。
朝6時半の新幹線に乗り,2時間半で新大阪へ。
特急くろしおに乗り換えて,白浜を目指す。
和歌山は電車で通過したこともないので,初めての土地にわくわくする。
ところどころ列車が海の際を走るので,太平洋が目のまえに。
台風の影響で空はどんより,波が高かったけれど,心はうきうき。
新大阪から2時間半ほどで目的地の白浜駅に到着。
春に味をしめたJRおとなび会員限定の西日本周遊きっぷを利用したので
グリーン車で快適な旅だった。
座席の前にはさまれた注意事項のパンダのイラストに思わず笑ってしまう。
白浜駅はパンダ一色!
すぐにバスでアドベンチャーワールドへ。
チケットはネットで購入済。
ゲートをくぐって「パンダはどこ~!?」
お腹がすいていたけれど,とりあえずパンダを見ないことには落ち着かない。
つい先日,最高齢の永明の誕生日だった。
30歳だそう。人間なら90歳・・たしか2年前に生まれた楓浜(ふうひん)も
永明の子ども・・すごすぎるお父さん。
アドベンチャーワールドには2か所パンダを見られる場所があり,
最初に向かったのは,パンダラブ。
少し行列はできていたけれど,10分も待たずに中へ。
ガラス張りなので,外からもパンダが見えて,大興奮!
パンダは寝ている時間が多いとは聞いていたけれど,いきなり二頭とも寝てる!
左がパンダアイドル楓浜。
寝顔がめちゃくちゃ可愛い。
口角があがっているから,にやって笑っているみたい。
微動だにしないので,まるで大きなぬいぐるみ。
実はパンダを見に行くことが決まってから急遽,
Youtubeで予習をしてきたので,実物の楓浜が目の前にいて感動。
「可愛い~~」を連呼する私を横目に,
私とはパンダ好きの度合いが違うえしぇ蔵は(←何年も前からパンダの動画ばかり見ているので,お勧め動画にあがってくるのは動物ばかり)
「わしの感動のレベルは違う」と(笑)
あ,向こうに見えるのは,楓浜が大好きな飼育員のナカさんでは!
(アドベンチャーワールドの動画でとっても有名な飼育員さん)
後でまた動く楓浜を見にこよう,と次に向かったのはブリーディングセンター。
こちらには「永明」「良浜」「彩浜」が暮らしている。
寝転んで笹を食べてる。
すべての動作が,どっかのおっさん。
少し落ち着いたところで,フードコートで腹ごしらえ。
ただ単に可愛さで買った,パンダ肉まん。
まったく美味しくなかった。
えしぇ蔵のオムライスはまぁまぁ美味しかったみたい。
14時からイルカショー。
このショーが期待以上に素晴らしかった。
イルカに芸をさせているというより,人間とイルカが一緒にステージを作り上げている感じ。音楽にのって,目の前で繰り広げられるスピーディなショーにすっかり心を奪われてしまった。若いトレーナーさんたちの運動神経がまたすごい。
それから買い物をしたりしながら,
ブリーディングセンターとパンダラブを何度も往復。
残念だったのは,戻ったときはパンダが入れ替わっていて,
動く楓ちゃんを見られなかったこと。
そしておそらく雨だったので,パンダラブの屋外スペースで遊ぶ姿を見られなかったこと。
Youtubeの動画で見るような,走ったり,でんぐり返しをしたり,飼育員さんにいたずらしたりする姿を見るには,年間パスポートを買って通いつめるしかないかも(笑)
パンダラブにいるのは,「桜浜」「桃浜」「結浜」「楓浜」
起きたかな?と思ったら,この格好でまた寝に入る。
寝ているか,笹を食べているパンダたち。
連休で人は多かったけれど,待たずに何度もパンダを見れるのが
アドベンチャーワールドの魅力。
今は分からないけれど,子どもの頃に上野動物園でパンダを見たとき
(たしかカンカンとランラン?)ものすごく並んで,見たのは一瞬だった記憶が・・
4時間近くたっぷり遊んで,アドベンチャーワールドを後にした。
どんなに和歌山が遠くても,またきっと来ると思う。
アドベンチャーワールドの目と鼻の先に白浜空港があり
昔は福岡からのJAL便があったらしい・・また復活しないかなぁ~。
朝寝坊の私も対馬では早起き。
なぜなら,することがなくて夜早く寝てしまうから。
対馬にいると,時間の間隔がおかしくなる・・時間が経つスピードが超スロー。
せっかく早起きしたので,軽く朝ランへ。
もう少しで海が見えるよ,というところまで走ろうと頑張った甲斐があった~
浅芽湾の美しさ!
ホテルへ両親を迎えに行き,厳原に最近できたばかりの対馬博物館へ。
この博物館がとてもよかった。
正直,それほど期待していなかったのだけれど・・・
まず建物がかっこよくて,展示の方法も斬新で,飽きさせない。
時系列に展示してあり,江戸時代くらいまでざっと対馬の歴史がわかるようになっている。
残念なのは近現代がお粗末なこと。
予算が尽きたのか??これから充実させていくのか?
他の時代の展示が素晴らしいだけに残念だった。
昭和史においても対馬の果たした役割は小さくはないはずなので
ぜひ独立した展示室として完成させてほしい。
午後からえしぇ蔵は実家でお参りに来る方の対応。
私はホテルの部屋でごろごろ(←喪主の妻の役割をまったく果たさない人)
そして夕方,両親を連れて精霊流しをする港へ。
最初は両親と私は埠頭で見学する予定だったけれど,
義姉や知り合いの方々が母に乗船を勧めてくれて,母も舟に乗ることができた。
義母の精霊舟をひいた漁船は埠頭を出て,花火をあげながら港の中を3周した後,防波堤の外へ・・
義父のときの精霊舟は特注で,この2~3倍の大きさはあったけれど,今回は既製品だそう。
ピンクのボンボリとてっぺんに鳩がとまっているのが可愛らしい。
(↑ 鳩ではなくて鳳凰ではないかというツッコミあり)
(精霊舟の中には,故人が好きだった食べ物や,身の回りのものなどを。
昔は外海に出たら,そのまま精霊舟は海に流していたそうだけれど
今はゴミは持ち帰らなければならない。
精霊流しを船の上で体験できた母はとても感動した様子。
私は母が海に落ちずに無事に埠頭に戻ってきてひと安心。
帰宅後の姉夫婦と一気に片づけをしてから,打ち上げ。
仕出しのお弁当が豪華で,味付けもよくてとっても美味しかった。
これからも法事は続くとはいえ,両親の最期を見届け
無事に初盆を終えて,えしぇ蔵は少し肩の荷がおりたかな・・
対馬へ行く朝,予約していたパンダタクシーで福岡空港へ。
広い空港内の移動のために,父に車椅子の利用を勧めてみたら,すんなりOK。
初の車椅子での移動がスムーズで,父にとっての旅のハードルが
また一段さがったかもしれない。
30分のフライトの後,スリリングな着陸が成功。
何度来ても,いきなり崖に現れる滑走路への着陸は緊張する。
両親,初の対馬。
あなご亭へ直行。
飛行機の到着が遅れたために,予約の時間より15分遅れてしまったけれど
ぎりぎり席が確保されていて,すぐに食事ができた。
母は刺身,父と私は白焼き,えしぇ蔵は天婦羅をオーダー。
この刺身が感動的に美味しかった。
これでミシュランをとったんだなーと納得。
穴子がこれほど甘くて美味しいとは!
刺身定食には,穴子のカツもついているので,ボリュームも十分。
実は夏の穴子は脂が落ちているそうで,割引きになっていた。
でも言われなければ分からないレベル。
そう言われれば,1月に食べたときのほうが,もっとふっくら香ばしかったかな・・。
食事の後は,島内を少しドライブ。
まずは烏帽子岳から,これぞ対馬!な景色を。
同じ日本海でも,能登とはぜんぜん違う。
和多都美神社
万関の橋から海を眺めて,初日のドライブは終了。
一日よいお天気でよかった♪
昼がたっぷりだったので,夜は軽めに。
宿泊先のグランドホテルのレストランで対州蕎麦を。
原種に近いそば粉が使われているそうで,つなぎが入らない十割そば。
(動物でも植物でも,対馬には原種のものが多くのこっている。
つまり対馬は辺境の地として取り残された,ということ。)
ぶちぶち切れて食べにくいけれど,とても美味しくて,胃がすっきり♪
対馬の名産でサツマイモの麺で作られた”ろくべえ”も私の好物。
ちなみにえしぇ蔵は,対馬のソールフード(?)”とんちゃん焼き”を食べていた。
かなり甘い味付けの豚の焼肉で,ご飯が進む系。
明日はいよいよ精霊流し。
毎年は行かなくていいかな・・と,コロナ前は思っていたけれど,やはりないと寂しいGWの陶器まつり。3年ぶりの焼き物広場は,ゲートがリニューアルしていた。
朝7時に出発し,波佐見着8時半。
初日ではないのと,まだ外出を控えている人がいるためか,駐車場はまだ余裕で,広場もそれほど混雑していない。
真っ先に向かったのは「福春窯」のブース。
波佐見陶器まつりはもう15年ほど来ているのかな・・
最初は白山陶器,その後,一真窯と京千,そして今は福春一択。
毎年少しずつ福重さんの器が食器棚のスペースを埋めていくのが嬉しい。毎日使わない日はないほど,ここの器は使いやすく,料理が映えて,丈夫で美しい。伝統工芸士がすべてロクロで制作している器・・というと芸術品のようなお値段かと思いきや,買い求めやすいものも多く,陶器まつりのときは,素人にはどこに問題があるのか分からないようなB級品がさらにお買い得になっている。大皿の一か所に少し点があるくらい,ぜんぜん気にならないし,「デザイン」と言われれば,「そうかな」と思うレベル。
今回はえしぇ蔵パスタにも使えそうな中皿2枚と小鉢を2点購入。
”花わくすい”も必ず寄るスポット。
ここで素敵なオーバルの皿に一目惚れ。
ずっと楕円のシンプルな皿を探していて,イタリアのサタルニアのものもいいかな・・と何度も手にとったけれど,もともと業務用食器なので,家で使うには少しごついかな,と迷っていた。
山野アンダーソン陽子さんデザインのリムオーバル260mmは,使いやすさに洗練度が加わり,まさに求めていたお皿!!花わくすいにあるから正規の値段かと思いきや,ショップのスタッフさんが,店外のアウトレットのある場所を教えてくださり(←優しすぎる),約半額でゲット(嬉し涙)
今年は初めて伊万里のやきものまつりにも足を運んだ。
4月に黒髪山に登った帰りに,お昼ごはんを食べるために寄った大川内山の集落がとても素敵で,伊万里焼と鍋島焼が俄然気になり始めている。
伊万里焼の中でも,大川内山で作られていた焼き物は鍋島藩の大名などに送られる最高品質の磁器だったそうで,この集落には優れた技術者が集められ,技術が外に漏れないよう出入り口には関所が設けられていたという。
今でも江戸時代の面影を残す,”秘窯の里”として,集落全体が観光地になっている。
到着がちょうど昼だったので,まずはうどんでお腹ごしらえ。
この肉うどんがまた美味しかった。
使われている器はすべて鍋島青磁。
歩いているだけで最高に気持ちいい。
ここは波佐見や有田の陶器市の喧噪はまったくない。
やはり献上品を作っていただけあって,普段使いというより芸術品のような印象の器が多い。それぞれのお店もプライドを持って商売をされているのが伝わってくる。鍋島焼の歴史や,地元の土で作られた伊万里青磁の美しさなど,行く先々で丁寧に説明してもらえて感動した。お値段も気軽には買えないものが多いけれど,逆に欲しいと思うより,鑑賞するだけで心が満たされた。
もちろん2割引き~半額などのプライスダウンしているものもあり,
少し奮発して青磁の皿を2枚と,ティーポットを購入。
帰宅して,えしぇ蔵のタケノコのパスタをさっそく青磁の皿に盛ってみる。
美しさにうっとり・・。よい器を使うと,料理が美味しくなるのは気のせいではないと思う。この器に盛るために,いつもより丁寧に作ろうという気持ちが働くのかもしれない。
(器に見合うパスタを作れ,というえしぇ蔵への無言のプレッシャーにもなる)
リムオーバルの皿も思っていたとおりの使いやすさ。
このシリーズは来年,買い足し決定だな。
そしてデザートにオネットさんのケーキという幸せな一日。
新幹線で日帰りでどこに行こう?となったとき,すぐに決まったのが広島!
旅行となると京都を優先してしまうので,なかなか行く機会がなかった。
車で行ってフェリーで宮島に渡ったことはあるけれど,そのときは市内には寄らなかったし,修学旅行でも来ていない。
10時過ぎの新幹線さくら(←グリーン車)に乗り,約1時間で広島駅。
近い!! 何度も新幹線で通過していたけれど,改めて近さを実感。
東京感覚なら通勤圏。
まず広島駅に降り立ち,思っていた以上の都会ぶりに驚いた。
2025年には新しい駅ビルがオープンするらしいのでさらに洗練されるだろう。
広島名物のひとつ”路面電車”は,レトロなイメージを覆すスマートな車両。旧タイプもたくさん走っていて,新旧の車両が町中を行き交う様子が印象的。
当初は駅周辺で「お好み焼きを食べる」だけの予定だったけれど,せっかく行くのでもう少し行動範囲を広げ,滞在時間を3時間半に伸ばした。
駅ビル ekie内に老舗のお好み焼き屋が数軒あったけれど,どこも長蛇の行列で諦め,路面電車で町中に出る。それでも老舗のお店はどこも行列で,きっとどこでも美味しいはず!と,すぐに座れるお店に入った。結果は十分に美味しかった♪
広島風お好み焼きは作る工程が多いので,焼いてもらうのが一番。
注文時に「ソバ」か「うどん」を選び,具を決める。
ソバといっても中華ソバ。
まずは麺をかりっと炒める。
薄焼き卵の上に麺をのっけて・・
別のスペースで炒めていた野菜と具をのせて・・
上にのっているクレープ状のものは小麦粉??
ソースと青のりをかけて完成。
チーズをかけてバーナーで炙ったり,牡蠣入りだったり,バラエティは豊富。
本当はこの小さいへらで食べるらしいけれど,私は箸で。
マヨネーズはお好みで。
広島風はあまり食べたことがないので,比較対象がないけれど,とっても美味しかった♪
特にソバがかりかりなのが最高。関西風の小麦粉の生地より軽くて胃にもたれない。
結局,ここも後から行列ができていて,待たずに食べられたのはラッキーだった。
お店を出て川沿いに進み,原爆ドームを目指す。
写真やテレビで何度もみていても,実際の姿を目の前にすると,その存在感に圧倒される。
今ある日本の平和のありがたみを感じるだけではなく,その平和がいつ奪われてもおかしくない危うさも感じて怖くなる。
立ち去りがたい原爆ドームを後に,次に向かったのは広島城。
天守閣が見えてからが遠かった・・
階段で天守閣にのぼって広島市内を一望。
緑であふれるこの町がかつて一瞬で焼け野原になったことを忘れてはいけない。
えしぇ蔵が「ひろしま美術館」の常設展を鑑賞している間,疲れた私は外で休憩。
こじんまりとした美術館だけれど,洋画のコレクションが素晴らしいらしい。
最後は駅構内のにしき堂で生もみじ饅頭を買って,弾丸ツアー終了。
生地がしっとり,もっちり♪
少し京都の阿闍梨餅に似ていて,普通のもみじ饅頭より好きだった。
ということで,JR西日本グリーン切符(5日間)のおまけの旅だったけれど,とても充実していた広島。ぐっと広島が身近になったので,また機会があれば訪れたい。
ハイアットハウスでは1泊につき1人分の朝食がついていたので,2泊分を1日で2人分の朝食にしてもらい,1日目はホテルのビュッフェで。可もなく不可もなく。。という印象のモーニングだった。モーニングに関しては,圧倒的にセントリックのほうが充実していると思われる。
2日目はプチメックで買ったパンと,スーパーで調達したヨーグルトやフルーツを部屋で食べることに。フロントで借りたトースターで焼いたら,当然ながらプチメックのパンが美味しさ倍増!
朝食後,午前は観光ラン。
金沢駅兼六口の鼓門をスタートして金沢城址へ。
金沢市内の名所は走ればあっという間に見て回れる。
石川門
兼六園の横の道
国立工芸館
県立歴史博物館
3棟並ぶ赤レンガの建物が美しい。建物は国の重要文化財で,「いしかわ赤レンガミュージアム」という愛称で親しまれている。一番古い建物は1909年竣工。かつて陸軍の兵器庫だった建物は,戦後は美術工芸大学に使用され,その後歴史博物館に。外観は創建当時の姿が忠実に復元されているそうで,内部は当時の雰囲気を残しつつ,博物館としての機能を果たしている。
常設展示(300円)だけでもなかなかの見ごたえ。工夫を凝らした展示が面白くて,日本史に疎い私でも見飽きなかった。
これはたしか参勤交代の模型だった。
本多の森エリアを軽くまわってホテルに戻る。
すっかりお腹がすいたので,電車の中で食べる予定だった昼食をホテルでフライング。
母に頼んで作ってもらった,力八のカツで作ったカツサンド・・超絶美味しかった♪
再びサンダーバードのグリーン席に乗車。
おとなびでグリーン席・・クセになる~。
大阪で下車して梅田阪神デパートへ。
目的は,リントンズのティールームで紅茶を買うこと。
我が家の朝はここ5年以上,リントンズのティーバック。
いつもは通販で購入しているけれど,昨年世界で初の直営店が大阪に出来た。
本場のイギリスにも店はないというのに,日本の代理店さんの熱意がすごい・・
お目当てのグッズや紅茶(ゴールド)がなくてがっかりだったけれど,トラディショナルを購入して,ティースタンドでアイスティーとレモンクッキーを。
電車で金沢に帰省するときは毎回寄りたい。
阪神梅田にはTWGも!
シンガポールを思い出す。
イタリア伝統菓子Gelsomina(ジェルソミーナ)のコーナーがひときわ素敵だった。
4月6日にオープンしたばかりで,インスタで美しい焼き菓子を見て,ぜったい買いたい!と思っていたけれど,購入時間が決まっていて,行列必須だったので断念。
並ばずに買えるようになるまで待とう・・
大阪滞在最後のミッションは「たこ焼きを食べる」
あまり時間がなかったので,地下のフードコート的なところで。
蛸が小さ目で少し不満は残るけれど,ミッションコンプリート。
このジューススタンド,安くない!?
というわけで,ミックスジュースも飲んで,新大阪駅へ移動。
新幹線みずほのグリーン車はのぞみより快適だった。
19時30に博多着。Kitteのとり田で担々麺を食べて帰宅。
こうして3泊4日の旅はいったん終了。
そして1日残っている周遊券を消化すべく,広島日帰りの旅へと続く。
2020年8月に金沢駅前に北陸初となるハイアットがオープンした。
フルサービスのハイアットセントリックホテルと,滞在型のハイアットハウス。
帰省したときにこの二つのビルができていて驚いた。
いつも閑散としていた西口がいきなり都会になってる!?
今回2泊をハウスのほうに滞在してみた。
”自宅で過ごすような利便性を提供する「もうひとつのハウス」”がコンセプトとあって,ホテルの快適さに加えて,家にいるような居心地のよさも感じられる。
41平米のキッチンスタジオというタイプの部屋は,調理道具と食器,オーブンも完備なので本格的な料理でも作れそう。今回は2日目の朝食とお茶タイムにキッチンを利用した。
施設内に24時間営業のマーケット,コインランドリー,ジムがあり,長期滞在にぴったり。
お風呂とトイレが別で,バスタブがあるところも嬉しい。
金沢入りした翌日,両親と合流して,えしぇ蔵の運転で能登へドライブ。
途中,母が習っている絵手紙教室の展示会場に寄り道。
あまり上手に描かないのがポイント!?
線をひくのが意外に難しいのだとか。
添えられた言葉に味がある。
ドライブ中に検索して見つけたお蕎麦屋さんでランチ。
折り紙が上手な店員さんがいて,あちこちに作品が飾られていた。
ウクライナカラーのひまわりがとても素敵だったので,いただいて帰り,今は自宅の玄関に飾っている。
能登ドライブの目的は”キリシマツツジ”を見ること。
毎年4月中旬から1か月ほど開催される「のとキリシマツツジオープンガーデン」では,能登のあちこち(今年は68か所)で個人の庭を含めてキリシマツツジが綺麗な場所が公開されるという。
ちょうど京都で行けなかったお寺がキリシマツツジの名所だったので,グッドタイミング♪
イベントのサイトによると,”樹齢100年以上のキリシマツツジの古木が今も500株以上残っているのは全国でも能登地方だけ。しかも個人のお庭に1本1本あるのも能登ならでは” だそう。
雨で花が下を向いているため燃えるような赤ではなかったけれど,葉のない木に小さな赤い花がびっしり咲いている様は一度見たら忘れられない。
とても綺麗・・
このお寺は,普通のツツジも美しい。
ドライブ途中に気になった「能登長寿大仏」へ。
座高8.4mの大仏様は青銅製でとても美しい。
後で調べたところによると,私財を投じて大仏様を含む施設を整備した方が100歳まで生きられたことから「長寿大仏」と呼ばれているそう。
橋の向こうは天国!?
橋の向こうに行きたかったけれど,私以外はみな車で待っていたので,後ろ髪をひかれつつ後戻り。
思っていたより長いドライブになったので,ドライバーのえしぇ蔵はややお疲れ。ホテルで休憩をとり,ジムで軽く汗を流してから,夜ごはんに出かけた。
「なを嚞」でいとこの握る寿司を食べるのがこの旅のハイライト。
寿司にいく前にあれこれつまむのが,実は寿司より楽しみ・・
コノシロのぬた。。美味しすぎて絶句。
鰻の白焼き。
口福の極み。
柚子胡椒が合う!
お寿司が美しい。
三人がどんどんお寿司を食べる横で,相変わらずつまみを食べている私。
水烏賊の酢の物。切り方,盛り方,どれをとっても見事としか言いようがない。
大将の風格が増してきたいとこ。
悶絶級の鰻のにぎり。
オープンして2年。すでに常連客がたくさんいる様子。
もう少ししたら,親戚とはいえ簡単に予約ができなくなってしまうかも・・
流行ってほしいけれど,それはそれでちょっと困るなぁ。
京都2日目の朝は快晴。
予定を変更して大正解♪
叡山電鉄の始発駅のある出町柳へ行くなら,「ふたば」を素通りはできない。
開店の8時半前に着いたので余裕で買えるかなと思ったら甘かった。
開店前から店の前に3重の行列ができている(汗)
行列の整理だけのために店員さん(職人さんの見習い?)が3人もあたっていた。
並んでいる間に行列はみるみる長くなり,5重になった時点で,列は信号を渡って道路をはさんだ向こう側になった。おそるべし,ふたば人気。
結局30分ほど並んで,無事に豆餅と,季節限定でこの日が最後だった黒豆大福をゲット。
鴨川も,あぁ京都にいる!という実感スポット。
叡山電鉄の車体のデザインが素敵だった。
これには乗らず,せっかくなので展望電車「きらら」に乗車。
30分の電車の旅で,もみじのトンネルは市原駅と二ノ瀬駅の間のほんの数分。この区間は徐行運転してくれるので,十分に青もみじを堪能できる。
鞍馬駅では大きな天狗が出迎えてくれた。
鞍馬山全体が境内なので,本殿にお詣りするだけでもちょっとした修行体験。とはいえ途中ケーブルカーでショートカットできるところはある。
今回は本殿で引き返さず,そのまま奥の院に進み,貴船神社まで山越えしようという約1時間半の山歩きを計画していた。
由岐神社
御神木の大杉
本殿金堂まで,つづら折りの参道をひたすらのぼっていく。
途中から石段にかわる。
途中のベンチでひとやすみ。
「ふたば」の黒豆大福で元気回復。並んだ甲斐があった。
本殿に到着!
お寺自体がパワースポットといわれる鞍馬寺の中でも最強のパワーが得られる(??)金剛床の中心に立つ。
宇宙からのパワーを得ようとするえしぇ蔵(笑)
本殿の左から,奥の院へ進む参道へ。
まだまだ登り坂が続く・・
鞍馬山の頂上あたりにある木の根道。
そこから1キロほどくだって貴船神社へ到着。
この下り坂がけっこう急で道も悪いので,貴船神社から鞍馬寺へ行くコースのほうがきついと思った。
貴船神社といえば水占い。
普段はおみくじ系にまったく興味がない私でも,これはやってみたかった!
社務所で1枚200円のおみくじを購入。
御神水に浸すと,文字が浮かび上がってくる。
「吉」
記載されているQRコードを読み込むと,こんな風に日本語と英語で読めるようになっている。これなら外国の人も楽しめていいアイディア!
この時点で11時半。
せっかくなので叡山電車を岩倉駅で下車して,実相院にも寄ることに。
お腹がすいているえしぇ蔵は不安そうだったけれど,「床みどり」をもう一度見たくて,半ば無理やりの決行。
岩倉駅からバスに乗る予定が,本数が少なく,これなら歩いても変わらないのでは・・と徒歩20分で実相院へ。案の定,途中でバスに追い越されることはなかった。
床もみじは撮影禁止なのでしっかりと目にやきつけて,素晴らしいお庭を堪能。
えしぇ蔵も来てよかったと思っているようで,よかった。
実相院からバスを乗り継いで京都駅へ。
2時になってしまったランチをポルタのラーメン屋さんで。
大阪の神座(かむくら)という店で,醤油ラーメンが期待以上に美味しかった。
お腹がぺこぺこだったからなおのこと。
楽しかった京都を後に,サンダーバードで金沢へ。
普通席との違いがあまり感じられなかった新幹線のぞみに比べ,サンダーバードのグリーン席はかなり快適。シートはふかふか。
琵琶湖を眺めて,本を読んで,うとうとして,2時間半で金沢到着。
夜は私たちのリクエストで,お肉屋さんが経営しているレストラン「力八」で焼肉をたっぷりと。「食べられなくなってきた」という86歳の父も,私より食べられるのでまだまだ元気。
今回宿泊したハイアットハウスはとっても快適で,そのことはまた別の日記に。
GW開始とともに旅に出た。
金沢へ帰省する交通手段を検討しているときに,JR西日本グリーン切符の存在を知り,5日間周遊きっぷをフルに利用する旅を計画。開始日から5日間,JR西日本の6区画までグリーン席で予約でき,予約なしなら乗り放題で27000円。これは博多⇔金沢の普通席より安く,GW期間中も使えるというから,使わない理由はない。発見前までネットで予約を変更できるので,何度か電車の時間や区間を変更しながら旅の計画を進めた。
ちなみにこの切符は50歳以上のJRの”おとなび会員”限定。
歳を取ってもいいこといいことあるね~♪
<旅の計画>
29(金)博多→新大阪(のぞみ)→京都
*新大阪→京都の新幹線はJR東日本になるため,新大阪→京都間は在来線を利用。
30(土)京都→金沢(サンダーバード)
5/2(月)金沢→大阪(サンダーバード)
大阪→新大阪→博多(さくら)
3(火) 博多⇔広島(みずほ)
朝8時台ののぞみで京都へ。
久しぶりの京都はあいにくの雨。
鞍馬神社へ行く予定を翌日に変更して,京セラ美術館へ。
当初はレンタサイクルで市内を走るついでに美術館の建物を鑑賞しようという予定だったのだけれど,この雨なので特別展を見ることに。開催中の特別展が5つもあって,福岡との規模の違いにびっくり。10月に福岡にも来る「ポンペイ展」をお先に鑑賞。
火山灰の中に埋もれていたので,街全体が風化されずに残ったポンペイ。
まさに巨大なタイムカプセル。
有名な「猛犬注意」のモザイク画。
当時のパンってこんな形だったんだ・・と絵を見て想像していたら
絵と同じパン,それも一瞬で炭になったパンが展示されていたのが印象的だった。
手前の器はイチジク,レーズン,穀物。
本当はもっと真っ黒で,えしぇ蔵が帰宅してから画像加工してくれたのが下の写真。
紀元79年に火山灰に埋もれたパンが,1900年以上の時を経て目の前に。
西暦4000年にまだ地球が存在しているとしたら,未来の人が美術館で見るものは何だろう。
あまりに炭化したパンの印象が強かったので,もう少しで”炭化したパンのクッション”を買うところだった(笑)
約90年前の建物を当時の面影を残しつつモダンに改装した素晴らしい美術館だった。
平安神宮の鳥居が目の前に見える美術館内のカフェでお茶タイム。
しかしオペレーションが悪すぎて,隣のテーブルのカップルがぶち切れているのが気になって,落ち着いてお茶できなかった(笑)
美術館を出るころには雨はやんでいた。
夕食の予約時間にはまだ早かったので,ぶらぶら歩いて移動するつもりが,あまりの寒さに1キロくらい走った。
トレランシューズをはいていると,こういう時便利。
出町から見た大文字焼きのある山。
途中でかわいいベジカフェを発見してベーグルとマフィンを購入。
予約したイタリアン,カンティーナロッシは住宅街の中にあるテーブル席3つの小さなお店。
ポンペイ展を見たばかりだったので,入口のモザイク画に反応してしまった。
インスタで気になったお店で,2年連続ビブグルマンに選ばれたというので期待大。
手打ちパスタの美味しさが忘れられない。
シェフにお任せした2品は
ブッタネスカ
ゴルゴンゾーラのクリームパスタ
う~~ん,これまた食べたいっ!
メインはえしぇ蔵のビーフがとっても美味しそうだった。
私のチキンはいたって普通の印象。
しっかりとデザートまでついて,お値段以上のコース。
ビブグルマンに選ばれるのも納得!
ワインも美味しく,完璧な一日。
今宵の宿は三井ガーデン京都駅前。
最近は旅情報はインスタを参考にすることが多い。
前の日に宿で何気に検索していて目に飛び込んだ『円応寺』の桜のトンネルが素晴らしくて、いつもの朝食前の散歩のかわりに、人が来る前の早朝に行くことにした。
それでも本格的なカメラを抱えたおじさんなど数名の先客が。
人がいない桜のトンネルの写真を撮りたい気持ちはみな同じ。
石畳の道は車も通れるところもユニーク。
石を組んだ門も味わい深い。
どこをとっても絵になる。
お寺の裏山を散策。
「ヒマラヤゆきのした」という名前は後でLINEで母に聞いた。
宿に戻り、朝食は洋間で。
トマトジュースが身体中に染み渡る。
もりもり完食。
チェックアウトまでたっぷり時間があるので、散歩にでかける。
武雄のランドマーク的な楼門は宿の目の前。
小一時間ほどぶらぶらして、宿をあとに。
朝食をしっかり食べたので、お昼はパンにしようと検索して、えしぇ蔵がみつけたベーグル屋さんへ。
住宅街の中にある可愛いお店。
なにゆえ8の字?
ベーグルも8の字♪
ランチを食べるところを探してドライブ中に、鍋島藩窯公園という看板に魅かれて行ってみたら素敵な場所だった。
素敵な伊万里焼のお店もあり、ここは陶器市のときに再訪したい。
3月が最後の日まで目が回る忙しさだったので、ご褒美のような2日間だった。