今年のGWの目的地は「福井」だけ決まっていた。
えしぇ蔵が永平寺に魅了され,前から行きたいと言っていたから。
永平寺はたしか1回行ったことがある私も,何も覚えていないので本を数冊読んで予習。
西日本周遊5日間券を利用すると,富山,紀伊半島の先,鳥取島根にも行けるので
旅のプランに迷う。昨年の秋に台風のために,計画半ばで引き返した和歌山にもう一度行きたいし(パンダにも会いたい!),行ったことのない鳥取や島根を旅するのもいい・・。
考えた末,今回は博多⇔金沢の路線上で,京都,岡山を加えることに決定。
朝6時台の新幹線に乗り,大阪でサンダーバードに乗り換えて11時に福井着。
福井といえばやはり恐竜!
駅前でレンタカーを借り,越前蕎麦の名店「けんぞう蕎麦」へ。
1時間半ほど待ったかな・・
大根おろしを添えて食べるのが越前そばの特徴。
手打ち十割の麺は風味がよく味わい深い。
「おろしそば」はつゆにマイルドな大根おろしがはいっている。
えしぇ蔵は辛味大根のしぼり汁をつゆに加えて食べる「けんぞうそば」に挑戦。
涙が出るほど辛い大根を,えしぇ蔵は美味しい美味しいと完食。
待った甲斐があった。
そして目指すは,早くもこの旅のハイライトである永平寺。
えしぇ蔵は本だけではなく,Youtubeで修行僧(雲水)の生活や行事などたくさん見ていたので,あちこちで立ち止まって感動している。
起床の鈴を鳴らしながら雲水さんが駆け上がる階段がこれなんだ~。
日本で一番厳しいと言われている永平寺の修行。
日常生活のすべてが修行と言われていて,食事からトイレ,お風呂の入り方まで細かく作法が決まっている。私は朝3時半の起床と,冬の寒さにまず耐えられないだろう。雑念が多すぎて座禅も無理・・
雲水さんたちが壁に向かって座り座禅をする場所かな。
すりこぎ!
新緑の永平寺で心が洗われたような気がした。
永平寺を後に,途中で羽二重餅の販売所(←無人だった)に立ち寄り,次の目的地へ。
2022年6月に九頭竜川沿いにオープンした黒龍酒造が手がける複合施設 ESHIKOTOへ。
"えしこと”とは日本の古語で「よいこと」という意味だそう。
フレンチレストラン acoyaで,お茶タイム。
大吟醸ソフトとプリン・・うまい!
こんな田舎に(失礼!),超モダンな建物。
このギャップが最高。
夜は福井のソウルフード,ソースカツ丼を食べにヨーロッパ軒へ行ったら定休日(涙)だったので,適当に入ったうどん屋さんのソースカツ丼で妥協。
ソース味の薄いカツがご飯にのっていて,卵でとじないのが福井スタイル(?)
宿は天然温泉のあるドーミーイン。
お風呂あがりのアイスやドリンクから,夜鳴きそばまで,サービス満載。
お腹はすいていないけれど,興味本位で私だけ夜鳴きそばを食べに。
インスタントではなく,料理人さんがちゃんと麺をゆがいて,5種類ほどトッピングを載せてくれた醤油ラーメンは,期待以上に美味しかった。