ぽごしっぽよ

“ぽごしっぽよ”は韓国語で「会いたい」という意味です。心ときめく人・もの・食べものとの出会いをつらつら書いています

精霊流し

2022年08月15日 | 日本の旅



朝寝坊の私も対馬では早起き。
なぜなら,することがなくて夜早く寝てしまうから。
対馬にいると,時間の間隔がおかしくなる・・時間が経つスピードが超スロー。

せっかく早起きしたので,軽く朝ランへ。
もう少しで海が見えるよ,というところまで走ろうと頑張った甲斐があった~
浅芽湾の美しさ!





ホテルへ両親を迎えに行き,厳原に最近できたばかりの対馬博物館へ。
この博物館がとてもよかった。
正直,それほど期待していなかったのだけれど・・・
まず建物がかっこよくて,展示の方法も斬新で,飽きさせない。

時系列に展示してあり,江戸時代くらいまでざっと対馬の歴史がわかるようになっている。
残念なのは近現代がお粗末なこと。
予算が尽きたのか??これから充実させていくのか?
他の時代の展示が素晴らしいだけに残念だった。
昭和史においても対馬の果たした役割は小さくはないはずなので
ぜひ独立した展示室として完成させてほしい。



午後からえしぇ蔵は実家でお参りに来る方の対応。
私はホテルの部屋でごろごろ(←喪主の妻の役割をまったく果たさない人)

そして夕方,両親を連れて精霊流しをする港へ。
最初は両親と私は埠頭で見学する予定だったけれど,
義姉や知り合いの方々が母に乗船を勧めてくれて,母も舟に乗ることができた。



義母の精霊舟をひいた漁船は埠頭を出て,花火をあげながら港の中を3周した後,防波堤の外へ・・
義父のときの精霊舟は特注で,この2~3倍の大きさはあったけれど,今回は既製品だそう。
ピンクのボンボリとてっぺんに鳩がとまっているのが可愛らしい。
(↑ 鳩ではなくて鳳凰ではないかというツッコミあり)
(
精霊舟の中には,故人が好きだった食べ物や,身の回りのものなどを。



昔は外海に出たら,そのまま精霊舟は海に流していたそうだけれど
今はゴミは持ち帰らなければならない。



精霊流しを船の上で体験できた母はとても感動した様子。
私は母が海に落ちずに無事に埠頭に戻ってきてひと安心。

帰宅後の姉夫婦と一気に片づけをしてから,打ち上げ。
仕出しのお弁当が豪華で,味付けもよくてとっても美味しかった。



これからも法事は続くとはいえ,両親の最期を見届け
無事に初盆を終えて,えしぇ蔵は少し肩の荷がおりたかな・・

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