山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

回想 尾瀬から会津へ (3)

2009-10-29 | 山想
5月5日
快晴、6時 用意のザックを背に朝食取らずに出発。今日は予定外の会津駒ヶ岳を目指す。滝沢橋6時15分。左の林道へ、三つ岩への白い山並みのよく見える道を上がり水路のところからzig zagに登る。

20分ほど食事をして、さあ苦しい登りだ。こぶしと山桜が咲いている。ブナの太い幹の林立する登り。肩のスキー板が肩に食い込む。おまけに陽差しはまるで初夏で疲れた足に登りは辛い。30分ペースで喘ぎと樹間にら白い山腹が見えてきた。

ステップを切ってハイマツの斜面に上がると駒の広大な白い山頂が視界一杯に広がった10時30分。板をおろしてシールを貼り、もくもくとスキーを滑らす。ギラギラ光る5月の太陽に汗が噴き出るが、2000mの風は快い。山上ではスキーヤーがポール練習をしていた。駒の小屋は半分雪に潜っているが賑やかな顔が出入りしている。
さあ、頂上に向かう。

3度ほど大きくキックターンして登り切るとハイマツの途切れた黒土に三角点があった11時15分。中門岳の見える日当たりにポンチョを拡げご満悦。なんという眺めなんだ。ボンと正面に飯豊連峰が屏風のように見えていた。銀山湖が光り振り返れば燧岳が立ちはだかり、越後三山や会越の山々が。

2時間もこの光景を前にアイスミルクを舐めたりゴロゴロしていた。ようやく腰を上げたのは13時35分。スキーを履いてポール遊びの連中を横目にパラレルをきめて大斜面を滑り降り、モミツガを縫ってからブナ林に突っ込む。雑木と藪斜面を雪面を拾いながらようやく水路に降りた15時15分。林道をタラノメを摘みながら「いずみや」に急いだ。
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