山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

光兎(こうさぎ)山

2013-06-07 | 山行
2013年6月7日(金) 前夜、関越道黒埼SAで仮眠して翌朝、日本海東北道を走るが新潟空港IC~聖籠新発田ICが工事中で一般道に下ろされ村上へ。宮前から中束(なかまるけ)に入る手前に橋(藤沢川)を渡ると光兎山への看板があった。

舗装された林道を10分ほど進むと登山口があり、少し先に数台分の駐車スペースがあった。




登山口発(200m)7:25、天気は曇りで涼しい陽気に歩き始めの急登が気持ちよい。積雪で撓んだブナの林立する尾根を辿ると千刈との分岐(450m)だ、さらに30分ほどで小広い虚空蔵山(629m)で文化年間に彫られた丸い石碑があった。



薄暗いブナ林の尾根すじを辿るとまもなく観音峰(627m)で小さな社がある。その先に水場表示があるが240mも下の美味い水だそうだが帰りがシンドそう。

雷(いかづち)峰を過ぎると頭上や両脇が開けてきて目標の光兎の三角が迫ってくる。吊り尾根状の尾根筋には新緑の低木に混ざってヒメサユリやツツジが彩りを添える。





光兎山山頂は小広く、真ん中に小さな社があって二等三角点表示の標柱があった。残念ながら四囲には梅雨空の層積雲堤が取り巻き朝日連峰も飯豊連峰も見えなかったが、しかし、標高は低いものの豪雪に削がれた急峻な山腹が眺められた。



そこへ汗まみれのトレーナー姿の若者達が続々と駆け上がってくるではないか。聞けば
学校の年間行事で高校一学年70人強がこの山頂を目指しているのだとか。我々が3h少々のところなんと2hで駆け上がってきたのだとか。ちなみに村上市の中高一環高で、彼らは5年生とか。いや~ナントモな話しだ。ゆっくりもしていられず山頂が満杯になる前に往路を下り始めた。

中束・光兎登山口7:25…千刈分岐8:15…虚空蔵山8:445,55…観音峰9:10,15…水場右下…姥石10:18
…駒返10:46…光兎山10:53,11:30…観音峰12:49,55…千刈分岐13:35…登山口14:05 (歩6h30)

その晩は関川の高瀬温泉・あらかわ荘に泊まる。なんと光兎さん達のお出迎えだ。光兎山は関川の霊峰として祀られ温泉宿のシンボルになっており、しかも2Fの角部屋からは夕日にシャチ肌模様の杁差岳が荒川の向こうに望まれたので、万事由とした。





翌日、新発田・上赤谷の焼峰山を目指したのだが梅雨前線の雲堤が押し上げられて途中で雨に捕まってしまった。帰京日だったこともあり、ただちに往路下山したのだった。
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