山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

2007年 初秋の山 白峰三山

2008-01-23 | 山行
 5年振りに、北岳しかも三山縦走に今回、参加することは特別の意味がありました。その5年前はO先輩の還暦祝い山行と称して9月の二泊三日の山行に参加した。北岳頂上でセレモニーをやって皆でお祝いをした。O先輩は40年以上も南アルプスに通い続け、同山岳会の会員達にとって憧れの人でもあった。手術をしたこともあり喘いで八本歯を登っている姿を見て、自分もあそこまで歩けるだろうかと思っていた、そして自分の番では是非とも三山を歩くと決めていた。

 そして、その年の夏(7月生)が来た。独りでウジウジしていたところ、Iさんの計画が出てきた。だが、一泊二日で抜けることと健脚Iさんについていけるかで再び躊躇を。

9/15 前夜、新宿発21:00で中央道・双葉ICから増穂ICまで高速道、R52で奈良田着0:30広河原に向かうシャトルバスの5:30発までたっぷり休む。スーパー林道も昔のように自由に通れずあちこちで道路の修復をしている。ここ何年もまともに通れていない。だが快晴の広河原には昔のように大勢の登山者があふれていた。

吊り橋(6:40)で野呂川を渡る。大樺沢コースはなんと渋滞、今は左岸通しに歩けず対岸を巻き二俣(8:45,9:00)に到着する。このあとがいけない、渋滞も理由のひとつにはあるが、足が上がらず、息が切れ明らかに不摂生の賜物。八本歯コル11:05。北岳山頂12:15,25である。雲海の上に富士が頭を見せる3192mだった。北岳山荘に降り着いて(13:20)もまだ先がある。Iさんに背を押されるようにガスと寒い風のなか中白根山へ稜線を歩き始めた。いつもは、朝一番の気合いの入る間ノ岳へのアップダウンなのに気が滅入っている。間ノ岳(3189m)15:30着。視界が開けて農鳥小屋がはるか下に見えた。Iさんは飛ぶように駆け下りていった。

9/16  テントを撤収して6:00出発。朝焼け空に富士の周りにはレンズ状雲が飛び交う荒天に向かう空模様。農鳥岳7:20,35。下降点8:05、大門沢小屋10:00,25なんとこの若いIさんは、ここを是非登ってみたいだと、私は何度もここを降りたが登る気にはなれない。雨が降ったり止んだりする中、砂防ダム工事現場から林道歩きとなり発電所のバス停12:50。
そして雨上がり奈良田13:15に到着した。

農鳥岳へかけての3000mの稜線漫歩、浮遊する雲は多かったものの昔、歩いた稜線や谷が見渡され、また新たな感動を持つことができたのだった。

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